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子育ての誘導と促進

森のようちえんを運営したり、日常的に子育てに向き合う中で、できるだけ子どもに寄り添いたいと考えています。

とはいえ、自分にも仕事ややりたいこと、やるべきことがあったりするので、全てにおいて寄り添うということはなかなか難しい。

そんな中でも、「子ども自身が自分からこう思った」という過程は踏んでおきたくて、「~しなさい」ではなくて、「~やらん?」、「これ、おもしろうそうよ~」、「ごはん食べたら、~やろう!」とできるだけ、興味をひきそうな声掛けをするようには心がけています。(なんちゃって自発性かもしれないけど)

森のようちえんでは、子どものペースでずーっと1つのところで遊ぶのもOKなのだけれど、あまりにもばらばらになりそうな時や、遊びが一区切りついた様子の時には、「あっちにも行ってみん?」と声をかけたりします。

こうした状況の中で考えるのは、私は今誘導しちゃったかな?ということ。

もちろん誘導にも、相手の意見を無視したものや、尊重したものがあると思うのだけれど、自分たちの都合を優先しすぎていないかということを振り返っています。

一方で、「あっちにも行ってみん?」という一言は、その子の世界や活動を広げることにもなるから、「促進」と捉えることもできる。

自分に余裕があってこそ寄り添えるのだけれど、あまりに「誘導」が強すぎると、教育者のコピーになってしまいかねません。

誘導の中でも、子どもたちが決められる範囲をどこまで確保するか?ということや、「誘導」と「促進」のバランスも大事になってくる。

そして何より、今自分が「誘導」しているのか、「促進」しているのかと意識的になることが大事なのかなーと、日々模索している今日この頃です。

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