それまでの生活🕊️

施設に入所する前の生活。

私の家族は、その頃母親と妹の3人。
父親は、2歳ごろに離婚したと聞いています。
記憶が曖昧なので、細かくは覚えていません。

私の中では、自分の毎日をただ生きていたので、
あまり周りと比較する事なく、
幸せだとか不幸だとかは、
その頃はあまり、感じていませんでした。

ただ、今の生活が自分の人生で、
周りにいるお母さんと妹が大好きで、
お母さんが連れて来る男の人に
少し気を遣いながら、でも気に入って貰えるように毎日を過ごしていました。

少し、裕福ではないのかな?
お母さんが生活大変そうだな。
夜の仕事で帰って来ないな。寂しいな。
そんな感情はあったように思います。


今思うと、保護する対象になるのかも知れません。

母親は私達生活の為に、
夜の仕事で働き夜母親がいない事は、日常茶飯事。
母は、朝から昼まで寝ていて、お酒やタバコが大好きでした。

お金を数えている場面も何度も見たり、
お風呂のないアパートで生活し、
台所でお風呂に入ったり、銭湯に行った記憶もあります。

普段から彼氏なのか、男の人が寝泊まりしている場面も多く、『お父さんと呼んでね』と何人かの男性に対して、言われた事もありました。

それでも、自分の一番好きな人は、
お母さんと妹でした。

だからこそ、児童養護施設に入所した時、
必ず元の生活に戻れるし、戻りたい。
寂しいと思っていました。

きっと、母親も不器用ながらに、
1番大切なのは、私達姉妹とそして、自分自身だったはずです。

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