『はたらく』ということ～みんながそれぞれ仲間同士～

『はたらく』ということ
について、

みなさんは
どんなイメージを持たれているのでしょうか？

わたし自身でいうと、

『はたらく』とは
『世界全体が動くために１人１人が何かの役割を担うこと』

だと思っています。

そのために、

『周りの人とお互い補い合いながら何かをしていくこと』

だとも考えています。

『世界全体』というと
大げさに聞こえるかもしれませんが、

同じ地球上に生きている以上、
どんな小さなことでも
『世界全体』に何らかの影響がある、

と考えているからです。

自分のしていることの、
経済的効果の有無、良し・悪し、上手・下手など
に関係なく、

その全てが作用して
『世界全体』が動いている。

だからこそ、

それぞれの不足はお互いに補っていけばいい。

そのように考えています。

ただ、
そう思えたのはごく最近。

以前までは、
『世界全体』への意識は薄く、

『自分の職場を上手く回すことが、
それの延長で社会の役に立っているかもしれない』

くらいにしか思っていませんでした。

毎日、
いかに職場で平穏に過ごすか。

それを第一に考えて、
できるだけトラブルが起きないように
頭をフル回転させていた日々。

トラブルが起きると、
自分が困るだけでなく、職場の人にも迷惑がかかる。

職場内の雰囲気も悪くなって、働きづらくなる。

だから、
何事も起きないように
常に注意するという緊張感。

今思えば、

自分を雁字搦がんじがめにして
動き回れないようにしていた

のでしょう。

トラブルが起きないように、ミスをしないようにと
自分と自分の職場のことだけ考えていた視点から
すこし距離を置いて、

『世界全体』という視点が見られるようになったのは、

フルタイムの会社員勤めを辞め、
自営業をすると決めてから。

自営業をしながら、
本業以外にも副業をしている現在。

自分のいる職場だけを見ていた過去
と違って、

『はたらく』場所が複数ある現状で、

自分のいる職場だけ（複数）を
見るのは難しいです。

けれど、

自営業を始めてから、

自分の周りだけでなく、
世界情勢や今まで知らなかった知識を得るにつれて、

誰がどこで何をしていても、
『世界全体』から見たら同じなのではないか、

と思うようになりました。

どういうことかというと、

『世界全体』から見れば
『世界は１つの集合体』。

その『世界』の中で
誰がどこでどのように『はたら』こうが、

それが『世界』へ何らかの作用を与えて、
『世界全体』が動いていく。

『世界全体』の中で全てが収まっている
ので、

その中の区切り
（どこで務めるのか、何をするのか、誰と『はたらく』のか、など）

はあってないようなもの。

だから、

わたしが本業で『はたら』こうが、
副業で『はたら』こうが、

『世界全体が動くための１つの役割を担うこと』をしている
のです。

そう考えるようになってからは、
『世界全体』から『はたらく』場所を見るようになりました。

『自分がこの職場でどうするのか』より、

『自分がここではたらくことがどう世界に作用するのか』と考え、

その職場だけでなく、
もっと広い範囲の人やモノに意識を向けて動ける
ようになりました。

そうなると、

細かいことは気にならなくなり、
間違えても、上手くできなくても、

それはそれでいい

と思えるようになりました。

１人でできないことや間違ってしまったときは

自分が誰かの手を借りたり、
逆に、
誰かの手伝いを自分がしたりすればいい。

自分だけで『はたらく』のではなく、
周りにいる全ての人と協力してやっていく。

なぜなら、

所属の会社が同じであろうがなかろうが、
会社員であろうが自営業であろうが、
ミスをしようがしまいが、

みんなが
『世界全体が動くためにはたら』いている
から、

『みんながそれぞれ仲間同士』

というわけです。

そういう視点に立ててからは、
生きることが随分と楽になりました。

何だか、
とりとめのない話になったのですが、

目の前のこと（トラブルやミスなど）を考えすぎるのではなく、
大きな視野で目の前のことを捉えていくと、

案外悩みだったことも悩みでなくなるな、

と思う今日この頃です。

結びに、

あなたの心が
ゆるゆると緩ゆるまっていきますように……。