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駐在中に大切にしたいこと Vol.4 駐在中に自分を差別化する方法

以前の投稿で駐在中に作り上げた新たな強みが、その後の自分の社内キャリアにおいて

✔私自身を差別化する要因となり、

✔時間制限付きで働くワーママの短時間での成果も支え

✔子連れ駐在を実現する原動力

なったという話を書きました。

その強みは駐在中に以下の方法で自分で探し出し、強みにしました。他の人が取り組んでいないニッチ領域で差別化に成功しました。

では、私が強みを探し出した方法を以下でお伝えします

Step1現状把握

まずはじめに現状を

✔自分自身

✔会社

✔駐在環境

の3つに分けて考えます。

もう少し具体的に言うと以下です。

駐在強み 第1ステップ

 ①自分の得意なこと、興味のある分野

今自分が得意なこと、できること、興味があること

ご自分の中を深掘りしていきます。ポイントは今仕事で使っていないことでも得意なこと、好きなことは書き出すこと。

客観的に見て何が得意かわからない場合は上司、同僚、家族、友人に聞いてみるのも手だと思います。

例)技術的知識、マーケティングスキル、業務標準/プロセス構築、語学力、コミュニケーション力、行動力、人脈構築、異文化理解 等

②会社のニーズ

これは2つの側面があります。

一つは人材、スキルに関してどういうニーズがあるかということ。

自分の出元部門で今後必要とされる、求められるスキル、人材。キャリアアップで異動希望や転職希望があれば異動先、転職先で必要とされるスキルや人材要件を書き出す。狙っている具体的なポストがあれば、それに関する詳細も入れた方がいいと思います

ここでは現在の人員リソース上不足している、もしくは将来的に退職等で不足するスキルというのも含まれます


もう一つは自分の出元もしくは将来の異動希望先の組織/業務の将来像を考えたときに必要とされることと実現力

多くの角度から見たいので、信頼できてその分野に詳しい何人かに「自分が希望するXXの仕事をするならどんなスキルが必要か」を聞くといいと思います。

組織や業務の将来像を見据え

例) ・将来自社/駐在先組織の生産量/販売量が増える事業計画だが、固定費を急増させず仕事を回すため今のうちに取り組んでおきたい

・海外の地域毎(欧州/中華圏/北米等)のサプライチェーン関わる連携を強化し顧客動向をベースとしたフロントローディングを加速させたい


自分の中の深掘りが多いですが、将来的なやりたいことについては上司や社内の有識者に今後の方向性に関する意見を貰って進めると偏りにくいと思います。

③駐在環境、環境のポテンシャル

環境を役立てるとどんなことができそうか、ということです。英語、人脈、別の地域での業界知識、経験等はよく出てくるところですが、もう少し具体的に深掘りしてどんなことができそうか、を考えてみると良いと思います。

ここも駐在経験者の意見を聞いてみると新たな発見があるかもしれません。

例)

海外拠点は日本より組織が小さい+英語が共通語→

日本より他拠点間で繋がり易い→

複数拠点共同/リージョン単位のプロジェクトができる可能性


海外拠点は組織が小さく営業~生産までの組織が繋がり易い→

→生産側の人間でも営業/顧客動向に直接触れる機会がある

→早い段階での情報取込とフロントローディングに展開できる可能性

これらを書き出したら、次に絞り込みです。

Step2 ターゲット領域の絞り込み

駐在強み 第2うステップ

①ニーズと駐在環境の共通点

ニーズのところで

 どんなスキルを持った人材が必要か

 将来的に取り組むべき業務のためにどんなスキルを持った人材が必要か

駐在環境のところで

 駐在環境だからこそ取り組めること

をそれぞれ洗い出しましたが、その共通点を探します。


ありますか?


ここが合わなければ会社が駐在させることはないので1つは絶対あります。

が1つと言わずできるだけ多く探してください。必要ならステップ1にもどって何度かやり直してみてください。


それが今の駐在環境でこそ磨ける将来的に売り込めるスキルです。


②自分の興味、得意なことを掛け合わせる

①の結果に自分の得意なこと、興味のある分野を掛け合わせます。

すると

自分の得意な分野、または興味がある分野 で

今の駐在環境でこそ磨けて、

将来売り込めるスキル

が見えてきます。

好きでも興味もないことを強みにしても将来的に面白くないので得意な分野、興味がある分野である、というのもポイント。


どうですか。見つけられましたか。


きっと見つけられたかと思います!


万が一共通点が見つからない場合

万が一共通点が見つからない場合、

見落としがないかStep1をもう一度やり直してみてください。

それでも見つからない場合

駐在環境や自分の得意、興味とニーズがあっていない可能性がありますので

その場合の対処についてはまた次回書きます。


まとめ

今回のまとめです。

駐在後の差別化へ向けた強みを磨くためにすること

✔現状把握

自分の得意なこと/興味、会社のニーズ、駐在環境のポテンシャルに分けそれぞれ書き出す

✔会社のニーズと駐在環境のポテンシャルと自分の得意なことの共通点を探す。→これが自分が興味を持てて、会社が求めて、今の駐在環境を活かせる=将来的な強みになる分野

駐在は概して忙しいので、与えられた範囲の仕事をやっていても任期は過ぎます。その時は恐らく海外での経験は詰めますが、周囲の予想の範囲での成長にしかならず将来的な差別化は正直難しいような気がします。

でも折角のチャレンジ機会を与えられたのであれば、将来的な自分の強みを構築できる機会になればより有意義な駐在生活を過ごせるのではないかと思います。

一緒に前に進みましょう


最後まで読んでくださりありがとうございます。

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