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情報:ホールや劇場での費用について。バイエルン州立オペラ(ミュンヘン・ナツィオナールテアター)の場合

肌寒く天気が悪い日が続いていたのですが、やっと初夏の気候になってきました。
上記写真は昨日、バイエルン州立オペラのワーグナー《タンホイザー》公演が行われたナツィオナールテアターです。
《タンホイザー》は休憩を入れて約5時間、日曜日のこの日は17時開始でした。

公演については別途書く予定ですが、ここでは劇場内での費用について。

先日はミュンヘン・イザールフィルハルモニーについて投稿しました。→

まずバイエルン州立オペラのチケットはドイツの他の劇場に比べて高く、最高席243ユーロです。円安なので1€=168円とすると、4万円を超えます。
ただ、上演演目によっても違いがあり、アボ(定期会員)や若者用をはじめ数々の割引もあります。

昨夜の《タンホイザー》の最高席は218€=36000円。
実はこの《タンホイザー》、2017年の同劇場の来日公演で日本でも上演されたプロダクションでした。調べたら、この時、日本での最高席が65,000 円でした。
日本はキリル・ペトレンコの指揮でした(昨日はセバスティアン・ヴァイグレ指揮)。
タンホイザー役は同じくクラウス・フローリアン・フォークト。

プログラム販売スタンド。

ピンクのプログラム(配役表付き)は8€ = 1300円
配役表のみだと1€ = 168 円
一番右は来シーズンのシーズン・プログラムで、これは2,50 € = 420円ですが、中は上演予定入りの日記帳としても使うことができます。

バー・カフェ・レストランの料金表。

白アスパラガスの美味しい季節。白アスパラガスの特別メニューがありました。

(日本と違い)コーラはちゃんとあります(3,80 € = 640円)!
しかし、正直言って、コーラの3,80 €は高い。

ちなみに、私は外出するときはいつも、バッグにミネラルウォーターを入れているので、特に飲み物を買う必要はないのですが、しかし、昨日は一幕が終わって、あの演出と音楽作りでは眠くなると考え、コーラに手を出してしまいました。
それに、演出と美術は眠くなるか、いらつくかなので、神経をおさめようと買ったチョコレート菓子(長さ12cmくらいのキットカット)が3€ =500 円。
円に換算しないでユーロで考えても・・・高い!

とはいえ、昨今のインフレには、どこか慣れてしまいました。

コロナのロックダウン時にスーパーと薬局、花屋以外はすべて閉まっていたことを考えれば・・・オペラやコンサートに行ったり、旅行に行けるのは当たり前のことではないのです。
そして、また、いつ、どのような形で制限が起きるかわからない。

なにより、お金がすべてではないし・・・。

FOTO:(c)Kishi

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