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オペラ:ワーグナー《タンホイザー》、バイエルン州立オペラ Bayerische Staatsoper (12.05.24)
5月12日、バイエルン州立オペラのワーグナー《タンホイザー》を観ました。
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プログラム。
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このプロダクション、2017年秋の日本公演で観た方も多いと思います。
カーテンコールで。
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第一幕では集中して演出の意味を考えながら観ていたのですが、結局徒労に終わると思い、休憩では眠気覚ましのコーラと神経をおさめるチョコに手を出してしまいました。→
ところで、この日、ブルシェンシャフト(学生結社連合)の学生たちを10人以上見かけました。
確かにドイツのブルシェンシャフト(1815年結成)が1817年『ルターの宗教改革300年祭』をヴァルトブルクで行ったことは有名で、《タンホイザー》がヴァルトブルクを舞台にしていることを考えると、彼らが《タンホイザー》公演に集まっていても不思議はありません。
ちなみに1521年、ヴァルトブルクに匿われたルターはここで聖書の翻訳を始めました。
これに関し、「ルターは(初めて)聖書をラテン語からドイツ語へ翻訳した」という記述を目にしますが、これは正しくありません。
それまでに『ドイツ語』に翻訳された聖書は20ほどありましたし、正しく言うと
「ルターはギリシャ語とヘブライ語で書かれた聖書の原典をザクセンの官庁語に翻訳した」のです。
ザクセンの官庁語は当時広く理解されており、初版の3000部はすぐ売り切れたそうです。
2017年は『宗教改革から500年』で、さまざまな催しなどがありましたが、日本ではどうだったでしょう・・・
話を戻すと、しかし、ブルシェンシャフトのあの帽子とクロスボディ(と言ったら怒られるかもしれませんが)のクレールはやはり目立ちます。
現在、ブルシェンシャフトにもいろいろありますが、数日前、ドイツのテレビでブルシェンシャフトとAfD(ドイツのための選択肢)という極右政党の結びつきをとりあげていました。
FOTO:(c)Kishi
以下は劇場提供の写真です。© Wilfried Hösl
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これがよく訓練されていて、外れた矢は3本ほどでした。
大変な労力と時間を使い、そして安全への配慮は大変だったと思います。
その割に、肝心の意味は・・・
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ヴェーヌスは左の方でベールを被っています。
性的欲求って、それは肉体的であることは間違いないのですが、ここでは肉塊がグニャグニャと蠢いていてエロスを感じることはなく・・・こんなもののために罪に問われ赦しもなく命を落とすタンホイザーがすでにもう気の毒になってしまう。
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