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失われた都市【ポンペイ】に謎に2泊


ポンペイって、ヴェスヴィオ山の(この火山が多分ディズニーシーのあの山のモデルだよね?)噴火によって
一瞬で飲み込まれて消えて、1700年くらい時が止まっていたっていう
南イタリア屈指の大都市だったという場所。

噴火当時そこにいた人達も当然一瞬で飲み込まれて、長い年月が経って身体は消滅したけど、身体があったところはそのまま空洞になっていたから、そこに石膏かなんかを流し込むことでそこにあったはずの人の形や表情までもがわかる像が出来上がった…

ナポリに行くと言ったときにクロアチアのブラチ島でそんな話を聞かされて、YouTubeで皆でその噴火の再現やその像の動画を見た。 
聞きながら、形を蝋で作って固めてから中だけ溶かしてそこに金属を流し込んで指輪を作ったのを思い出していた。


せっかくそれを聞いたのでナポリからシチリアまでの南下中にポンペイのその博物館は見ておこうと思ってた。

でもその下のカプリ島やアマルフィにも寄りたいし、どうせなら海のすぐちかくの田舎町とかで泊まりたいし、、
ポンペイは少し立ち寄るくらいで考えてたんだけどナポリよりもアマルフィよりも宿の平均値段が安かったからとりあえずそこを拠点にすることにして一泊とった。

ビンゴって多分ビンゴしながらパーティする店😂の
すぐ近く


よく見ると前回の記事が二日酔いで始まり二日酔いで終わってたけど、なんせここに到着した日はひどかった。
二日酔いと寝不足と電車バス酔いがすべて来て、
変な汗かきながら吐きながらふらふらで到着して、博物館に行ってる場合じゃなくまず眠らせてくれって状況。

ナポリからの電車を朝に予約しちゃってたから乗り過ごしたくなくてこうなった。
お昼の12時前に到着したけど、まず仮眠させてくれって話したら快く受け入れて来れて、バタバタと清掃を終わらしてベットに案内してくれた。

単独のベッドが2つに、2段ベットが2つ入った女性専用の部屋。ナポリもここも外にハエと蚊がいすぎてほんとに困るけど、とりあえず部屋で寝てる間に悩まされることはなかった。良かった。。

2時くらいまで浅く眠るとだいぶ楽になって、博物館の閉館時間が気になるからもう行ってこようと思うまでに回復。

その宿から歩いて5分くらいでその施設。
受け付けで16€のチケットを買ってはいると遺跡を横に公園みたいなところをずーっと進んでいく。

飲み込まれた街がそのままあるから全て見回ろうとしたら大きすぎて。

浴場だった場所や、私はちゃんと見てなかったんだけど売春宿とか、その当時どれが何のための建物だったのかをちゃんと地図見たりオーディオ聞いてればわかるらしいから
行きたい場所を絞って見るのがいいかもしれない。


私は適当に歩き回って気になるところを見学しただけ。
あちこちに看板もあるから、そこをGoogle翻訳のカメラで読み取って「聴く」しながら歩くと見学しながら看板に書いてある説明が聞けるのでオーディオガイド風。

この柱や塀の当時の姿やそこにいた人達を想像しながら歩いて。

そこで生きてたら急に飲み込まれて体が消えて魂だけになって長いんだか短いんだかよくわからない年月のあとにこうやって全然知らない時代や国の人たちがここを歩いて、見て、ツアーしてるって、不思議だなぁ…
ってなぜか昔ここに暮らしていた魂サイドの気持ちになって自分達を俯瞰していた。

例の石膏ミイラみたいなのも建物内に見つけたんだけど

この人達も、プライベートな空間で過ごしていたら、なにがなんだかわからん間に消滅して型取られて姿を現されてこんなジロジロと見られて…

自分だったら
はずっ!…ちょっと。勘弁してもらっていい? え、この時めっちゃ気抜いてたんですけど私。めっちゃ股開いてるんだけど私。写真とか撮られて草!いや歯まで見えるねとかイイから!やめて!

ってなってると思う。。
悲しさだとか親子で固まっていて悲劇のうんぬん言う前にシュールすぎるだろと思ってしまった。こんなに時間をかけた壮大なネタはさすがに引くというか…すごいわ。


遺跡散歩をたっぷりした私は朝昼ろくに食べてなかったから(むしろ吐いていたし)夜は一食なら奮発して食べたいものを食べたろっ!
という気になり、シーフードの生パスタを食べた😍

スパゲッティではないけど、生!

魚介なうまみがパスタにもしっかり入っていて、んきゃー!ってなった。

生パスタはアルデンテというか、ほんとに生というかんじで、弾力のあるツルツルしたかんじではなくしっとりしたマジパンみたいな食感で、「これちゃんと茹でれてないんではなく?お湯の温度たりなかったんではなく??」とも思ったけど「生パスタ」こうゆうものなのかもしれないな、
って正解がわからないから気にしないことにした。笑

個人的には粉っぽいしっとりより、ツルツルもちもちのハードな弾力があるって意味での硬麺が好みだけど。
ここて辛いものを頼んでもってきてくれた唐辛子のパウダーはクロアチアで一生出てこなかった辛さのレベルは超えていて お❤️と。
南イタリア激辛さがしも期待できるぞこりゃ


次の日はカプリ島行きのフェリーを予約しちゃってたから、カプリ島手前のソレントに一泊とって早朝に荷物だけ預けてからカプリ島行くか?めんどくさいな。と思っていたら


前日のリッチガイが家に荷物置いて行っていいし鍵を渡すからいつ取りに戻っても、カプリ島のあと一泊眠っても、何日いても、こちらは問題ないよ!とか言ってくれて

カプリ島に渡るソレントとは反対方向でポンペイとナポリの間くらいの家だから悩ましいけど
その日の宿泊代浮くし...朝早く起きて荷物預けに行かなくてもそこ使うなら車で荷物受け取りに来てくれるって言うし...

そうさせてもらうことにして、この日はポンペイより下のソレントのほうからの夜景に連れて行ってもらった。笑

カプリ島から帰ってその人のパーティールームに一泊した翌日は、またブラブラカーの出発地のためにこのポンペイの女性寮に戻ってくることになった。

ブラブラカーがイタリアではあまりに少ないからダメ元で検索したんだけど、だいぶ南の方まで行く車が見つかったの!まさかの。
それならバスでちょこちょこ移動するより早いしラクだから、それならこのへんにもう一泊しても20日のパレルモに間に合いそうだなと。

しかも例の女性寮、二回目の宿泊のときに払ったお金はなんと、5€!

そこのオーナーなのか一回目のときにも対応してくれたおじさんが部屋に案内するなり「無料でぼくのプライベートルームに泊まってもいいよ」って言うからオイオイここはトルコかモロッコか?ホステルのオーナーがそんながっついてくるのか?と思って「なんで?いいよいいよ、こないだのベットで」って言ったけど、
なんか目が怪しげで
「とりあえずハグだけして良いか」って言うからなんなん早く行けやキモーーと思いつつ「はいはい」と軽くハグして部屋から追い出そうとしたけど「でも、とにかく、このベットは無料で使って良いから」ってまた言って出て行った。
「…なぜ????」

無料になったらラッキーだけど、絶対下心でこのまま拒否して明日帰ったら普通にお金取るんだろうな、
って思ってたんだけども

次の日、
本人がいなかったから「受付にいくら置いてけばいい?昨日ベット無料で良いって言ってたけど多分酔ってたんだよね? 結局何円にしてくれる?」て連絡したら
「酔ってない!ぼくは困ってる人を助けるのが好き!飲み物代で5€だけ置いて行って素敵な旅を!」
とか返ってきて。受付のイタリア語しか話せないおじいさんに電話代わってもらってもやはり5€でイイと言ってるて言われてそれだけ払ってグラッツェミッラ!👋

なんかキモがってごめん!と思いながら思いの外ゆっくりしてしまったポンペイをあとにした。

出発する朝、ブラブラカーのドライバーが遅れたおかげで少し時間ができて教会にも寄れたんだけど
めちゃくちゃ色彩も好きでアートすぎた😍BARも何件かあって綺麗な街^ - ^


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