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ヨーロッパの物価に死にかけたら 美味しくて安いポルトガルへ行こう      


ミラノ、ウディネ、ヴェネツィアを経由し
空港泊して早朝にポルトガルに到着した柴田。

ここリスボンで映画「にわのすなば」チームと合流して舞台挨拶に参加しつつ数日間過ごす予定だ。

とにかく眠くてふらふらの状態で着いちゃったからそのまま監督と、プロデューサーのゆみこさんと、チリに留学中の主演の新谷くんが泊まってるホテルに行って
皆が出かけるあいだそこで少し仮眠を取らせてもらうことになった。ありがたい。


自分が取ってたその日の宿は夕方にならないとチェックインできなかったから、そっちの部屋で休んでシャワーも借りれて…
海外でこのメンバーに会えること自体、ご褒美タイム。

前作から何年も定期的に会ってる監督夫婦と撮影でも舞台挨拶でもなんとなく川沿いで飲んでる時でもその場にいるキャストは
ファミリーというか…すごく気楽で安心感がある。

この滞在中や帰国後も何度もゆみこさんが「柴田さんにこれ食べさせてあげたい」とか「これあげたかったー」とか言っていて、
私や他のキャストが喜ぶことを考えてくれているキモチにほっこり☺️

その日は夜まで眠ってしまったとしても翌日からしっかり復活しよう、くらいに思っていたのに結局軽く仮眠しただけで出かけてしまった。
めちゃくちゃ晴れてたから!


晴れてるとどうしてもワクワクソワソワが勝って眠りずらい。。

ポルトガルに入ったのはなんとこれが初めて。
自分でも意外だけどヨーロッパにまだ入ってない国がある。だから尚更わくわくは大きい。

歩き始めてすぐわかったのは
エッグタルトはここ発祥だったんだなということと

物価がここの前にいたイタリアと比べたらがくんと下がる安さだということ、
シーフードが多いこと、
石を並べたような道がとてもすべること、
アフリカ人が多いこと、
思ってたより綺麗で治安も良さそうだなということ、
そしてサンフランシスコばりに坂道が多いということ。

寝不足おばさんでふらふらしながらのこの坂道すぎる町は本当に吐きそうになる。

眠っていないとあんなにも体力がないのはなんなんだろう。ひどい二日酔いみたいに、立っていられなくなって変な汗かいてくる。


チェックインできる時間になったので

リスボンの可愛い旧市街、港も近くて観光客の多い人気エリア
アルファマ地区にあるエアビーの宿に荷物を持っていった。

この地区でも、ドミトリーといっても4人だけのシェアルームで一泊2千円程度だから助かる。

もちろんニューシティーに12人部屋とか、
レビューが最低のところならまだまだ安いところも見つかるけど、
だからこそ、この寝不足でしんどいタイミングでは、なるべく静かに眠れそうな場所にしておいた。

そうしたくても、私の残高じゃ最低のドミトリーにしか泊まれない物価の高い街に着くときもあるから、ポルトガルでなら少しレベル上げといてもいいだろう。

ここでならこのレベルのとこに泊まっといてもまだ大丈夫だなとか、常にトランプゲームみたいにここで3を捨てるべきかエースを使うべきか…と考えながら進む私のカツカツ旅。

ここでまたポルトガルのエアビースタイルも知ることになる。

チェックイン方法が詳しく予約のページに載ってなくて、予約確定後にホストの電話番号をwhatsAppに登録してそこでチャットして初めてチェックインの仕方を送ってくる。
これだと二度手間だし返事を待つのもめんどくさいなぁと思うよね。

この時は、わりとすぐに返事が来たし私もインターネットあったから大丈夫だったんだけど、

このせいで、前に書いたマデイラ島でひどいめに合うことになったのを覚えてます?(このあとスコットランドで合流して一緒にマデイラ島に行くとになる友人が同じくエアビーからその島の宿を予約しておいてくれて、でもホストとやりとりしてなかったらしく、夜に到着したあとでwhatsApp登録しても返信がなく、結局正確な位置すらわからず宿に入れなかった。…あそこもポルトガル領)

とにかくこのとき私は無事チェックインできたんだけど、それもやたらとめんどくさい方法だった。

彼はこうやってワッツアップで動画を送ってきて、それは宿泊先のドアの前からスタートして、鍵がおいてある家までを実際に歩いた動画だった。笑

いや、鍵しまってあるのが別の家なら、せめてそっちの家の住所は先に書いとけよ!いったん到着させてから鍵取りにいかす順序なに?!なんで大きい荷物持ってこんな宝探しみたいなことしなきゃなんないんだよタコ!!


動画のスタート地点に向かっていたら、何故か私は鍵があるほうの家に先に着いた。

偶然そっち側から歩いてきたようで、動画で見覚えのあるドアを見つけて「あれ?ここじゃん」って2度見してそこに入って鍵をゲット。

そして、宿泊先へ、登る。
坂道だらけのリスボン、宿にいくまでにも急な上り坂と階段をいくつも登った。

ボストンバック一つで旅してる私も 
うへーぐへー暑いーげろー  
ってなってたけど、キャリーケース2つとか持ってるような旅行者は絶対あんなのあがりきらん。

ポルトガルにキャリーケースもって旅行くる人はタクシーで行けるホテルにするか、最寄駅からの道のりチェック必須。

ただ、到着した宿の前は登った甲斐もあって景色が綺麗で海と船がドーンと見える広場があった。

室内のベットからも
アルファマ地区がよく見える。もっと左側は海

近くの鐘のある塔にも登れて、チケットにワインかビールも含めるドリンク代も入ってた。

塔に登って景色を見て気持ち良い風を浴びながら白ワイン…

こりゃ気持ちいいや

そういえば、今回はイタリアでSIMを買っておいた。

これがなかった場合、宿のチェックインでもWi-Fiがあるうちに全てを聞いてスクショ撮っておくなり暗記しておくなりする必要があるし

待ち合わせにもいちいちWi-Fi探して面倒だから高かったけど買っといてよかった。
ポルトガルだけの旅行なら、ポルトガルで買った方が絶対安いだろうけど。

イタリアのは四千円近くした気がする。
イタリア国内では70GBも使えるし電話もヨーロッパ内なら100時間無料!っていうか含まれてるから、けっこうデカいけど
イタリアから出てしまうといきなり7GBしか使えなくなる。(そしてヨーロッパ以外では使えない)

前回モンテネグロやボスニアで、現地のローカルSIMは1週間のを200円くらいで買えることを知っちゃってるから、国の移動も多い私の旅ではそれがベストだし「ローカルのは?なんかあるでしょ?」と食い下がってしまうけど 見つからなかった。。


さて夕方頃になり また監督たちと合流!
リスボンで暮らす映画監督の鈴木さんという方とも合流して公園でビールをひっかけてから
地元のレストランに案内してもらう。

公園までの道のりも坂道だらけで
皆でゼーゼーいってた

公園はところどころにあって、そのどれもにミニキオスクみたいな座っていける軽いカフェバーみたいなのがついてて、そこだと1€でビールが売ってたりする😍
ビール飲みたくなったら公園が1番だね〜

レストランでは ポルトガルのどこのメニューにもあるグリーンワインで乾杯。
緑がかった色の白ワイン?微炭酸

名物の干し鱈料理や、チーズカツレツみたいなのや、豚肉の煮物みたいなのを食べてどれも美味しかった:)

パクチーとニンニクが効いた豚肉の生姜焼きみたいなのは、お店によってアサリとセロリが入ってる店も多かった!好き。


翌日、映画祭のパスをもらう為事務局に行った。

先に着いた監督夫婦から「中が豪華すぎて…!!」みたいな写メが届く中、
待ち合わせした新谷くんと到着。

外観も… 悪の結社みたい。😂

海外ドラマだとだいたいここで緑色の液体保管されてたり研究室からモンスター逃げ出したりするよね???

大きな映画祭なんだなぁ。
無事パスをゲットして、リスボンまで監督はチラシも持ってきていたので私はお腹に貼り付けて歩く広告になってみました。

しわくちゃ。



その日鈴木さんが案内してくれたランチに行ったらなんか色々納得した。

私がこのリスボンに到着するほんの2週間くらい前に沖縄で呼んでもらった飲み会にも旅人がいて、その人が「ポルトガルに行くならリスボンから飛行機でてるから」とオススメしてくれたのがアフリカのカーボベルデという島だった。

コロナ中にそこにいたために帰国できなくなってしばらくその島で閉じ込められたからもう島に友達だらけなんだそう。
そこが「おもてなしの島」って言われるくらい、文化というか人の考え方において特別な島らしくすごくいいから行ってきて!と。

もちろんその話を聞いて行く気満々になった私だったけど、調べると黄熱病ワクチンとか事前に打っておかないといけないのがいくつかあるらしく、
お金も時間ももう間に合わなかったので今回は諦めたのでした。

そしたら、見てください彼の胸元。CV。
カーボ、ベルデ…
そう、行こうと思っていた島の人たちが働くアフリカ料理の店だったのです。

現地には行けなかった分ここで少し触れられてラッキー!
街中にアフリカ系の人をたくさん見たときのように

ここの料理でも少しポルトガル寄りのアフリカ料理を感じて、リスボンの他の料理はアフリカ寄りのポルトガル料理って感じがしてて
ヨーロッパとアフリカのミックスな、交わりというか近さをここで感じた。

豆や豚肉やいろんなののごった煮みたいなのにチョリソが入ってる料理…ってゆみこさんが読んだポルトガルの本に書いてあったらしくリスボンいるあいだに食べようと話していたんだけど
まさにそれでしょうという料理が出てきて。

つまりポルトガル名物として書かれてるいくつかの料理はアフリカ料理でもあるんだな。
そしてこのお店ではずっと生演奏していて、ダンスに良さげな曲になると踊りたい人たちが立ち上がって前方がダンスフロアーと化す。

私も一緒に踊ろうと誘ってきた陽気なおじさんと踊る
123、123、とステップを教えてくれる
結局フリーで踊り出すノリノリの柴田

楽しいランチも日当たりが良くてエアコンが効いてなかったうえに踊ってしまい汗だくになった私はここでいったん皆さんとはバイバイして
泳ぎにビーチへ。

まだ4月の終わり 日差しは強いけど海は冷たかった。汗をかいた体にキーンと気持ちいい。
そして波がめちゃくちゃ力強くて、かなり浅瀬でもわりと大きな波がくる。

ボードを持ってる人も多くて、ビーチに来る途中ではサーフィンのショップもあった。

もし来月もリスボンにいることになったら毎日サーフィンに通うのも良さそうだな、
とかまだ見えない旅の先を想像しながら☺️

一度全身が濡れるとめちゃくちゃ涼しくなるよねー

リフレッシュしてまたお散歩🌞昼が長い!

坂道だらけの街にトラムはかかせないね
道が滑るから人がよく転んで救急車くる。地面に血ついてる😭😱
にんにく、セロリ、アサリ、豚肉、にんじん、パクチー、白ワイン、ってかんじ
なんで写したんだっけ
顔の怖い魚がたくさん売ってる
イカやタコも
路駐もぎっしり
いろんな料理を買って座れる市場のフードコートみたいなところも賑わってるけど観光客向けプライス
海のすぐそば
スーパーで買った干し鱈の揚げ物
宿から近めの大きい駅
古くて素敵な教会 
リスボンのさびれた…古い街のイメージこういうの期待してた☺️
ピンクストリート。想像通り風俗の通りだったみたいだけどその名残で今もストリップのお店やクラブが立ち並ぶ
ので夜は賑やかな通り。とある日の映画祭パーティーの会場もここのクラブだった
賑やかすぎる
地元のさくらんぼが漬けてある甘いお酒 カウチサーフィンで出会った人が奢ってくれた
皆OKしてたらたくさん集まった!


「にわのすなば」の舞台挨拶も無事終わり
数日間はあっというまにおわった。

新谷くんがスペイン語ペラペラだったからポルトガルでもほぼ通じてた。スペイン語とポルトガル語は似てる


ポルトガルは物価的に過ごしやすいし、
まだまだ田舎の方も開拓しがいがありそうで絶対戻ってこようと思いながらも
私は別の友人と待ち合わせをしちゃったので次の国へ移動。

エジンバラで合流すれば、
とりあえずヨーロッパ内での行き帰りの飛行機代は出してくれるらしく、そのうえウイスキー蒸留所巡りに一緒に行こうと言ってもらえているので、
数日間の宿泊費と食費の節約のためにもとりあえずそこには行っとかないと、今回はハナからほんとうに滞在費がないからな。


イギリスに行ったら東端にあるサファリにめちゃくちゃ行きたくて昔から狙っているんだけど…そこに行ける流れになるかはまだわからない。

とりあえずエジンバラには大好きなハリーポッターの世界が多いみたい楽しみ!

リスボン空港の中にある映画館みたいな売店


さてさて

行きましょうか魔法の町へ 🧙‍♀️



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