施術が上手い人の特徴、下手な人の特徴。
セラピスト的なお話を少し。
数多の先輩方、新人セラピストを見てきて。もちろん人の数だけ『ここは真似したい!(真似したくない!)』があるんですが。
施術が下手な(上手くない)場合は、一見してわかる。施術者の丹田が受け手に近付かないのだ。
こうなると体重移動を使えていないので、いわゆる腕押しになってしまっている。体重移動を使わない圧は、「ギュンッ」と入ってしまうこともあるので受け手は痛く感じやすい。
もう一つ言うと体重移動で入れる圧は相手の筋肉に自然に入っていくので、受け手がリラックスしやすい。腕押しは、受け手に緊張を与え逆に筋肉をかたくさせてしまう。
体重移動は反復と、客観的に自分をみること。体重を支える拇指の筋肉が必要になる。
かわって、上手い人の特徴はわかりやすく述べることが中々出来なかった。施術が上手くなるほどにオリジナリティが出たり、手技も増えるので一見して、上手いのはわかるけど共通項が見出せない。
ようやく、最近わかりはじめた。先輩方をみて自分で施術もするので、これかなと。
それは、『相手の呼吸をみて合わせること』
リラクゼーションでは施術者によって手技の組み立てやリズムは全然違う。にも関わらず上手い施術者は全員受け手の呼吸を、胸からお腹(うつ伏せの場合は背面)の上下をみて感じ技を出す。圧を乗せる。
施術者と受け手の呼吸が合うと、互いのリズムを一つにするとリラックスがうまれる。
交感神経優位で浅い呼吸から、
副交感神経優位の深い呼吸へ。
毎日押していても施術はまだまだ奥が深いなと感じる。
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