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やる気を自然に回復する方法

机に座って作業をしなければならない。
けれど集中できない、頭が考えることややるべきことを拒否している。
そんな時。

ついついベッドに寝転がって、スマホをいじる。気づいたら、タイムスリップしたかのような時間が過ぎている。あるいはそのまま眠ってしまう。
もしくは寝転がらずとも、PCでYouTubeを見始めてしまう。

そんなことが多かった。

「やらなきゃならないのに。自分で決めたことなのに。
なぜできない。なぜやらない。あーなんて自分はダメなんだ。」

やらなきゃならないことができない自分に意識が全集中する。
そうすると、余計に身体は拒否を起こす。「だってわからないもん!だって大変だもん!だって寝たいんだもん!」と拗ねてしまう。

そんな自分と付き合う方法を少し心得たという話。

その方法が、机に座ったまま別のことをすること。

思いつくとそんなに大したことでもないが、全く見当もつかない発想だった。意識は、やらねばと思っているところを凝視しているから、他のことが目に入らなかったのだと思う。「それ」をやる時間なのであり、他のことに使う時間ではなかったのだ。

最近集中力が切れた時に一番にやることは、本の内容をタイピングすること。人が書いたものを機械的に書き写していく。そうすると、ある種の瞑想状態に入るのか、気分が落ち着いて集中力が戻ってくる。休もう休もうと眠気を出す脳が覚めてくる。

あるいは、単純にその時読みたい本を読む。
小説ならその世界に入れる。少し小難しい哲学の本なら内容を理解するのに必死になって休みたい気持ちを忘れる。

そんな風に過ごしていると、自然とそろそろやるかという気持ちになる。なかなかならない時でも、例えば本を読んだ時間はそれはそれで自分の中で有意義である。

特段、本を読んだりタイピングすることがいいという話ではない。その場所(私の場合は机)から離れずにできる別のことをする。そしてその別のことに必要な条件は、ただぼーっと動画や映画やアニメを眺めるのではなく、何か多少の能動性を持つことである。読書、絵を描く、ロジックパズルの本、PCデータの整理etc。やってもやらなくても別にいいが、やれば小さくても体験として収穫になることである。あるいは、やならければならないことの中にすぐにできる単純作業があれば、先に手を付けてもいい。

もちろん、しばらくして本題をやるかとなっても集中力が続かないこともある。その時は、適度に作業から離れてまた別のことをやる。それを繰り返す。少しずつでも進んでくると、さぼろうとする心もあきらめてくれる。

怠けたい自分を否定しないが従いもしない。そうして、集中できないやる気が起きない自分から抜け出せず責め続けるループを断ち切る。

私自身まだ実験中だけれど、割とこれはいい方法じゃないかと思っている。

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