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W杯日本チームの何がすごいってこれがすごい【ヤマシタのおたより#51】

W杯のドイツ戦が、昨夜終わった。

日本は逆転勝利。
この記事が出る頃にはもう2戦目が終わっているのでホットな話題ではないかもしれないが、気にせず書いていこうと思う。

先に断っておくと、私は試合を見ていない。
その日の帰宅は0時を回っていたからだ。
でも、なんだかすごいことが起こったらしい、という情報は得ていたので、テレビをつけてみた。

ダイジェストがやっていて、それも途中だったけど、見始めてみた。

実を言うと私は、サッカーに明るくない。

どうしていきなり手でコートにボールを投げ込むのかいまだ分かっていないし、専門用語もいまいち理解できていない。
(でも、丸山桂里奈さんもオフサイドの意味が分かっていなかったらしいので、セーフ)

体育の時間、ボールを蹴ればあさっての方向にしか飛ばず、トラックを一周するドリブルメニューでは、先生に「うん、山下、OK!戻っといで!」と、半周もしないうちに呼び戻されていた。

「やる気は分かってるからな!」と、フォローまでされていた。

そんな私なので、試合やダイジェストを見ても「うぉ~!!すご~い!!」としか言えない。

まず、ボールにちゃんと足が当たるのがすごいし、あんなに飛ぶのがすごい。なのになんかくるくる回ってボールとお友達になっていて、私からするとサッカー選手は、もう異次元の皆さまだ。

では、タイトルにある「W杯日本チームの何がすごいってこれがすごい」とは何を指すのか…もちろん、先に述べたような低レベルなものではない。

それは。

”選手自身が、「勝つ」と信じ続けて試合に臨んだこと”。

今回の対戦相手、ドイツは格上。
なんなら優勝候補。

初戦でそんな相手と当たって(しまって)。
私の周りでも「厳しい相手に当ったなあ」「引き分けでもすごいんじゃない?」「見るのどうしようかなあ、つらくなりそう」といった具合の気持ちでいる人が多かった。

きっと選手たちのなかにも、「なんで初戦でドイツやねん」と思った方もいると思う。

でも、彼らは「勝つ」と信じぬいた。
私は、だから勝てたんだと思う。

ダイジェストをちょびっとしか見ていないのに何を偉そうに、と思われるかもしれないけれど、試合中の選手の表情や雰囲気を見て、彼らは、なにより気持ちが強かったんだと感じたのだ。

あの地で、これだけの大舞台で、数パーセントでも、いや0.1パーセントでも「勝てないかも」と思えば、それが一気に隙に繋がるのではないか。

私は、彼らが、「勝つ」と強く思って、そこに少しの疑いもなく、自分たちが勝つことを信じて試合に挑んだんだと思った。

そして、試合中、どうなっても、劣勢に立たされても、それを変えなかった。
その「強く信じる気持ち」が、ものすごいなと思った。

信じるって、本当は難しい。
本当に、心底、ゆるぎなく信じて疑わないって、そうそうできない。

特にスポーツにおいては、どうしてもこれまでの実績という揺るがない情報が邪魔をする。(水泳部だったのでなんとなく気持ちが分かる)

でも、彼らはそれを、やり遂げた。

諦めない、怯まない、揺るがない。

この強い気持ちが、奇跡と呼ばれる結果をもたらしたのだと思う。
(なので、彼らにとっては奇跡でさえないと思う)

サッカーのことは、よく分からない。
けれど選手たちを見て、心底、すごいなと感じた。

感心、というと偉そうだけれども、ほんとうに、感心した。

と同時に、これはとても汎用性のある学びだと思った。

部活、習い事、受験、仕事…
結果が伴う事柄、自分が結果にこだわりたいと思う事柄すべてにおいて、言えることだと思うのだ。

もちろん、これまでも「気持ちが大事」とは言われていたけれど、こんなにしっかりと、結果を伴って見せてくれたのは、大きい。

気持ちで負けない。

これをやりきって、結果を出した、日本チームの皆さまに、惜しみない拍手と、心からの敬意を。

さて、私も頑張りますか!


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