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イギリス映画とカルチャー

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キューブリック展@デザイン・ミュージアム 詳細レポその2

キューブリック展@デザイン・ミュージアム 詳細レポその2

キューブリックは、映画のためのストーリーをどこで見つけてくるのか?と聞かれて、「たいていの話を見つけるようにさ」と答えている。それはどういうことかとさらに聞かれると、「単なる運だよ(Sheer chance.)」。創造の友はセレンディピティというわけ。

たとえば『時計じかけのオレンジ』は、ジョン・バージェスの小説が原作だが、これはキューブリックの奥さんがバージェスファンだったので、いやいや読まさ

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キューブリック展@デザイン・ミュージアム 詳細レポその1

キューブリック展@デザイン・ミュージアム 詳細レポその1

スタンリー・キューブリックが映画を作る際に使ったノートや、衣装や、カチンコや、大道具などが、ついにロンドンにやってきた。

キューブリックはニューヨーク生まれだが、ロンドン北部の郊外のセント・アルバンスSt. Albansという所に居をかまえており、撮影はロンドンの街中や、ロンドンのパインウッド・スタジオPinewood Studioで行なっていた。なので本国凱旋、という所である。

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