【広告展覧会・10の視点】 第二章 超現実を、あなたに。
化粧品の広告販促表現は薬事(現薬機法)による制約を受ける。けれども、いやだからこそ、化粧品のクリエイティブにはこれだけ多様で優れた“非直接的” コピー/ビジュアルが花開いたのではないか。
イメージ訴求、百花繚乱。商品メッセージはいったん純度の高いイメージへと圧縮され、脳に到達したのちに解凍される。現実的すぎるありきたりなイメージは訴求力が弱いし、奇をてらっただけの脱現実では商品の本質が正しく伝わらない。そのギリギリ手前、超現実にこそ正解はある。卓越した超現実クリエイティブは美