指揮研修生としてのレッスンがはじまりました。
コントラバス奏者、吹奏楽指導者、指揮者の井口信之輔です。
コントラバスを弾いたり、教えたり、アマチュア吹奏楽団やオーケストラの指揮・指導をしたり高校音楽科のコントラバスの講師をしたりしています。
さて、昨日から東京音楽大学の指揮研修生としてのレッスンがはじまりました。
9月から3月まで仕事の合間を縫って、大学に通い指揮法を勉強してきます。
今回の記事のアイキャッチ画像はサイゼリアのプリンです。
いつもサイゼに作業をしにくるとデザートで迷いX(Twitter)やインスタグラムで何を食べるかアンケートをとっています。
今回はイタリアンプリンになりました。
ご協力ありがとうございました。
東京音大再び!
東京音楽大学には、指揮研修講座という指揮を学ぶ講座があり、東京音大の作曲指揮専攻の先生方のレッスンを受けられることができます。
半期ごとの更新で、僕は昨年の春に受講しその後も継続を考えていましたが、ちょうどコロナ禍が明けて演奏関連の仕事が戻ってくる時期で、生活を立て直してる途中だったのと、今の活動スタイルだと希望している時間に調整をつけるのが難しかったため一旦、終了としていました。
そのあとは、通えるタイミングを狙っていたのですが、今年から少し働き方も変わり固定の曜日に空きを作れる可能性が出てきたので、半ば強引ですがスケジュールをこじ開け学びに行くことを決めました。
コロナ禍に生まれた空いた時間は今もうないので、仕事と学びの両立は大変だと覚悟はしていますが、それでも飛び込みたいと思える環境なのでこれからが楽しみです。
早寝早起き、よく食べよく寝る。
譜読みに追われたときだけ夜更かし。
きっと、これがこの半年間は走り抜ける秘訣です。
仕事と学びの両立の仕方
仕事をしながら大学の講座に通って学ぶって、たしかにめちゃくちゃ忙しくなるし大変なんですけど、それを超える充実感があって、その先には今よりも成長した自分の姿があって、それらを日常に還元することで一緒に音楽をやっている人たちが喜んでくれるなら、迷わずGo!だなと思います。
で、仕事と学びの両立って大変じゃない?と聞かれるのですが、上に書いたように大変です。
でも、この心地よい疾走感で駆け抜けたり、ときに追われている方が僕は調子が良く、昨日も今回は本当に大学への到着がギリギリになるので、電車の遅延や天候などで多少の遅れがあっても大丈夫なようにスケジュールは組んでいますが、まずは駅から大学までのタイムを測ってみました。
遊び半分ですが、このタイムがあと2分くらい縮まれば、休憩前の受講生の方のレッスンを少し聴講できるかもしれなかったり、準備に少し余裕ができたりします。
諸先輩方、池袋駅から東京音大B館までの最速ルートがあれば教えてください。
僕はお墓の横を通り神社を通り抜けています。
遊び半分ですが、タイムを縮めていきたいと思います。
仕事と学びの両立〜強引に予定を空ける
今回、指揮研修講座に通うと決めやったのがコレ。
前回はコロナ禍に生まれた時間を使っていたのですが、今はそうも行かないのでメモ帳に一週間のスケジュールを書き出して、以下のことを書いていきます。
希望する曜日
希望する時間帯
希望する時間の前にいる現場からの交通手段
前後3本の電車の乗り換えと到着予定
既に予定があり講座に行けない日にち
まず、希望する(受講できる)曜日を書き、次に時間帯(レッスンの枠)を書きます。
そしてキャンパスの場所と、その時間に間に合う交通手段はあるかを書いていきます。
例えば、今の僕であれば木曜日の19時からレッスンがあり、前は18時まで品川区にいるので最寄り駅18:17発の電車に乗れば池袋に19:35に到着します。
一本早いと最高で、19:28分に池袋に到着するけど、その場合は前の仕事の徒歩15分の移動を10分に縮める必要があるのでここは気合と根性です。
大学は雑司ケ谷の方が近いですが、最寄駅からだと遠くなるので池袋ルートで通います。
こんな感じで、現実的に間に合うかどうかも含め前後数本の電車の時間を調べていきます。
遅れてしまったりすると迷惑をかけてしまうので、ここでダメらな諦めです。
ここまで書いたら、既に仕事でレッスンを受けられない日にちも上げておきます。前期、後期とレッスン回数は決まっているので、できたら全部受けたいですよね。
でも、仕事との両立となると全て空けるのは難しい可能性もあるので、そこは割り切って各曜日ごとにレッスンに行けない日を書いていきます。
僕も今回3回ほどレッスンをお休みしないといけない日がありましたが、なんとそのうちの1回は講座の休講日と被りました。
神様ありがとう!
そんな感じで希望が通るかもわからない中で下準備をしてたらまさかの希望通りの日になりました。
諦めないことって大事ですね。
仕事と学びの両立〜勉強の時間を作る
学ぶことを決めたら、次は勉強時間の作り方。
僕の場合、移動時間と夜です。
最近は電車移動が多いので、電車の中でスコアを開いて音源を聴いたり小声でボソボソ言いながらフレーズを歌ったりしています。コロナ禍はマスクをしていたので多少の声は聞こえなかったと思いますが、今はそうでないので静かにしています。
今、週一で茨城県に通っているのですが、片道約2時間半の移動時間は絶好の機会です。
車と違って乗ってれば着くので、譜読みセットと付箋を持ち歩き作業していたら秒で着きます。
机に向かって勉強するのは夜とかですが、マンションの地下駐車場で車を入れる機会が動いているのを待っているとき、車の窓に映る自分の姿を見ながら手を動かしてたら肩と腕の位置が前よりしっくりきていることに気がついたり、合間合間を使ってやっています。
いわゆる、一気に練習するより毎日10分とかの練習が大事みたいな感じですね。
仕事が午後の日もありますが、家の用事をしてると午前中は終わるので基本は夜や移動中が主になります。
音大生の頃を思い出す心地よさ
僕は不器用なタイプであんまり効率良くはできませんが、音大生の頃に朝早く大学に行き練習して学校の門が閉まるときに帰宅するようなあの感じの社会人バージョンみたいな感じが心地よいです。
大人になると、つい効率を考えてしまったり、合理的に物事を考えがちで自分の気づいたらそうした思考になってるときもありますが、なんかあの音大生だった頃にがむしゃらにムチャクチャに音楽と向き合ってた頃を思い出させてくれる心地よさがあります。
多分、それが「レッスンやばい!」に感じる懐かしさと心地よさで、はじめてMacBookを手にしてスタバで作業してた頃に感じたアレに近いものがあるような気がします。
あとは、声をかけてくださる方々の顔がぱっと浮かんで、より良い時間を提供したいという思いがこうして火をつけてくれるのかと思います。
半年間、頑張ってきます!
と、いうことで忙しい中で半年間の研修講座がスタートしたので、たくさん学んできたいと思います。昨日もレッスンのビデオを撮って見返したら反省点だらけだったのですが、これから半年たくさん勉強していろんな場所に還元していきたいと思います。
昨日はレッスンで棒の動きが大き過ぎるというアドバイスをいただき、指揮棒の先にフイルムケースをさし指揮の練習をすれば良い練習になるかも!大きな動きをするとケースが飛んでいってしまうと思うと考えました。
大人になって思うのが、こうしたときに冷静に「いや、それ意味あんの?普通に鏡見て練習すれば良いくない?」と否定的に物事を捉えてしまう自分が出てくることがあるのですが、「たしかに!面白そうだからやってみよーぜ!フイルムケースなければ森永ラムネのケースは?」って柔軟に、何か楽しむような感覚で物事に向き合える後者のような思考が大切なんだなと思いました。
帰りにローソンで買ったラムネがあるので、このあと食べて練習しようと思います。
コーヒーとの相性が結構いいのでおすすめです。
いただいたお気持ちは、コントラバス研究室BASSROOMの発展に使わせていただきます!