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北インド・ジャイプール 〜 要塞から臨むピンクシティ

1月。
インドの祝日に有給休暇をプラスして、バンガロールから飛行機でジャイプールへ!

アグラより楽しめた気がします。

ここではジャイプールと、
アグラ含む4泊5日の纏めを綴ります。

前半のアグラはこちらです。

旅程

Day 1 アグラ観光
11:10 BLR発13:40 AGR着
Taj Mahar観光
Agra Fort観光
Tajiview泊

Day 2 アグラ観光
Fatehpur Sikri観光
Tajiview泊

Day 3 ジャイプール観光
9:00 Idgah bus station発
14:30 Jaipur着
Jantar Mantar観光
City Palace観光
Hawa Mahal観光
Flute Butique Hotel泊

Day 4 ジャイプール観光
Amber Fort観光
Jaigahr Fort観光
Flute Butique Hotel泊

Day 5 ジャイプール観光
Amagarh Fort トレッキング
Galta ji temple観光
18:30 JAI発 21:05 BLR着

費用(4泊5日)

ジャイプールは、アダールカード(インド版マイナンバーカード)を提示して、インド人料金で入場できました。

でも、ゾウのタクシーが高かったので、外国人料金で入場したアグラと大差はありませんでした。

一方、移動はバスやメトロにしたので安めでした。
なお飲食費は含みません。

アグラ
飛行機(BLR to AGR) 8,054ルピー
ホテル(Tajview2泊) 17,835ルピー
観光(入場料3ヶ所) 1,860ルピー
交通費(タクシー,リキシャ,バス) 875ルピー
バス(ジャイプール行) 187ルピー
小計 28,811ルピー

ジャイプール
ホテル(flute hotel2泊)  8,959ルピー
観光(入場料6ヶ所) 1,900ルピー
交通費(バス,メトロ,リキシャ) 584ルピー
飛行機(JAI to BLR) 8,950ルピー
小計 20,393ルピー
合計 51,004ルピー

ホテル

ホテルにチェックイン。
倍以上したアグラのTajviewとは雲泥の差。
でもインドで1泊4500ルピーは安くないです。
いつもこの価格帯で満足していたので、今回の2000ルピークラスのボロさ&汚さにガッカリ。
寝るだけの宿となりました。

2泊で8,959ルピー
お湯はぬるい、暖房効かない、音楽はうるさい、受付はお節介、等々

帰りの飛行機で隣りになった人から、
観光地&週末だからじゃない?
と言われて確認すると、
確かに平日は2000ルピー台でした。

Day 3

ジャンタル・マンタル

Olaでリキシャを呼び、
シティー・パレスへ。

でも、なかなかリキシャが来ない。
ホテルの人に支援してもらってようやく見つけたけど、OTP(ワンタイムパスワード)を聞かない。

私の電話番号は知っていたけど、
車のナンバーは違ったし、
ドライバーの評価もこなかったので
Olaを通していなかったのかも。

パレス付近では門を入るのに大渋滞。
あと1時間で閉まっちゃう!
途中で降りて急いで入ったら、
そこはシティーパレスではなかった。

しかもココは他とセットで安くなる場所だったのに、単品で買っちゃった!

これを見れば、セット価格や閉園時間も気づけたのに!

入ったら激混み!
外国人も一杯。
南インドと活気や雰囲気が違うなぁ。

シティー・パレス

意気消沈して、明日のために
シティーパレスの場所を確認。

するとなんと目の前!
なんてそそっかしいと言うか、
周り見ずと言うか…

でも前回の反省を活かして、
ジャイガル要塞とセットか確認し、
100ルピープラスしてセットで購入!

凄い綺麗〜
デザインも素敵!

風の宮殿

せっかくだから外から見るだけ!
と思って行ったらまだ開いている。

また来るの面倒いな〜
って思って入ることに。

既にジャンタル・マンタルを単品で購入しており、セットで購入するか一瞬迷う。

でも沢山見て元取ろうとするよりも、
見たい所をその都度単品で購入する事にしました。

翌朝快晴!綺麗でした

調子に乗って3箇所周ったら
すっかり日が暮れてしまった。

帰ろうとすると凄い渋滞。
Olaでリキシャがつかまらない。

すると200ルピーで交渉してくる
リキシャワラー達が寄ってくる。
(Olaは110ルピー)

携帯のバッテリーも無くなってきたので、150ルピーで交渉成立。

しかしリキシャが途中で、
「どっち行けばいい?」
って停車する。

英語が分からず他人に場所を聞いていたので、あまり信用できなかったが、
「場所わかったって言ったじゃん!
 わかってなかったの?
 バッテリー切れて私もわからない!」
とリキシャを降りました。

近くの店に駆け込み、チップ払って
充電させてもらいました。

ご飯食べてくれればいい、
と言った感じでしたが、
全く食べる気分ではなかったので
金だけ支払う事にしました。

Olaでドライバーが決まったので
充電を終えて道で待っていると、
さっきのリキシャワラーが寄って来た。

「50ルピーで良い」
って冗談じゃない!
こっちは電池数%だし方向音痴だし
道案内しながら乗る気は無い!

でも新たなドライバーから
電話は来るけど、会話が通じない。

私はひたすら
「レストラン前で手を振って待っているからね〜」
と手を振っていると、
車からイケメンがこちらを見てる。

「何やってんの?」
と話しかけられて事情を説明すると、
車でスマホを充電させてくれて、
会話の通じないリキシャを断ってくれた。
で、チャイでも飲みながら店で充電しようと言われた。

断ると、
「距離を取ってはダメ」
と言われた。

インドは貧富の差が大きいから
インド人で一括りにしたらダメだ
と言うことらしい。

「友達だから助ける。
 充電数%でまた途中で
 電源無くなったらどうする?
 わかった?」

「知らない人についていっちゃダメ」
的なセオリーを忠実に守っていたが、
日本との交換留学生だったそうで、
日本語で説得された。
もうNoとは言えない。

20%充電された。
チャイはご馳走しようとカウンターへ行ったら、既に支払い済。

スマホで地図を見るとホテルまで徒歩25分だった。

「歩けるから大丈夫!」
と最後まで距離を置こうとするが、
ホテルまで車で送って下さった。

Olaでリキシャがつかまらない、
リキシャワラーと会話が通じない、
リキシャワラーが強気の価格を提示する、
支払い時に倍額を請求してくる、
等々嫌気がさしていただけに、
ちょっと複雑な心境だった。

これまでも色々な人と出会ったが、
通訳してくれたり
ご馳走してくれたり
助けてくれる良い人も沢山いた。

「インドってさ〜」
と一括りにはできない。
非常に多様性に富んだ国だと実感した。

Day 4

アンベール城

翌朝、ゾウのタクシーに乗るぞ!
と張り切って6:30にホテルを出発。

でも受付で、
「この時間はメトロはやってない」
「そんな所バスじゃ行けない」
「リキシャがいい」
「8:30に仕事を終えたら連れてってあげる」
と足止めされる。

昨日リキシャを何度かキャンセルしたせいか、
「次回の料金に50ルピー上乗せします」
とOlaからメッセージが来ていたので、
リキシャに乗りたくなかった。

実際メトロは早朝から動いていることが後でわかったけど、
バスにしたのが大間違いだった。

朝7時前にホテルを出たのに
偽シティーパレスに到着。ココからリキシャで200ルピーで風の宮殿まで行く。早朝のリキシャ寒〜い!

シティーパレスではなくて、
ハワマハル(風の宮殿)に行きたい
と言えば良かったかなと後悔。

風の宮殿からアンベール城までのバスはわかりやすく、スムーズに到着。

初めからメトロで行けば良かった!
あのホテルの受付のお節介親父め!

気を取り直してゾウのタクシーに。
間にあって良かった。
ココは完全に外国人しかいない。

そりゃそうだ。
1100ルピーって私の1週間の食費。
(酒除く)

ガイドの押し売り(500ルピー)や
写真撮影(2000ルピー)も集ってくる。

まもなく城に近づくと、
ゾウ使いにチップを請求された。

10ルピー出すと
「これじゃゾウのバナナが買えません。」
と返却され、
「バナナ安いじゃん。」
と言い返したら
「ゾウは沢山食べます。」
と。

そんなの1100ルピーから払ってよ!!
と思いながら、
ゾウの上では逃げ場がない。
せっかく良い気分だった所で
雰囲気を壊したくなかったから
100ルピー出したら大喜びw

チップやお布施で額面指定されたり、
足りないってガッカリされると、
ホント困ってしまう。

降りたら早速写真屋が
写真を買わないか?
と押し売りに来る。

最終的に1000ルピーまで下がり、
いくらなら買うんだ?
と迫ってくる。

残念ながら、データなら良いけど
紙なら100ルピーでも不要。

ジャイガル要塞

アグラ城から通じるトンネルを発見したら偶然行けました。

途中、見張りが何人かいて、
「ジャガイル要塞に行ける?」
と確認しました。

きっと皆車で行くから、
標識がないのかな、と。
行きは0人。
帰りも1人しか見なかったです。
(帰りはこのトンネルは通れません)

でも、できればこのトンネルから歩いて、アンベール城を臨む感動を味わって欲しいです。

Day 5

ガルタでトレッキング

ジャイプール3日目の最終日。

ガルタゲート行きのバスを待つが、
なかなか来ない。
雨も降っている。

色々な人に声かけたが、
「あっちだ」
「こっちだ」
「待ってれば来る」
と言われる。

同じく待っている人に声をかけたら
「オートで行けば?」
と提案されるが、
「ボッタクられるからヤダ!」
と言ったら、
リキシャを止めて価格交渉してくれた。

風の宮殿からガルタゲートまで20ルピー!
現地人なら10ルピーくらいかもしれないが、ありがたい。
10分もせずに到着。
やはりリキシャは便利だな〜

帰りもバスがなかなか来なかった。
リキシャワラーが
「100ルピー」
「50ルピー」
って言ってくる。

やっぱりねぇ。
外国人はそこから交渉開始だよね…
「行きは20ルピーだったんだけど!」
と言い続けたら、6人目で交渉成立。

でも、支払い時に目を合わすこともなく、不機嫌そうだった。
外国人は現地人と同等価格で乗せないポリシーなんだと思う。

無事、ガルタ・ゲート到着。
そこからしばし歩いて坂を登る。

坂の途中でもピンクシティが間近で臨める!

坂を登り切ると小さな寺があり、
そこを右手へ向かってしまった。

最終日はスマホの充電保持の為、
電源を切っていたが、地図を見ると
アマガー要塞があるらしい。

道も整備されているし、時間も十分あったのでそのまま進むことに。

しかし、要塞へ辿り着けない。

どうやって要塞に行くのか周囲に聞いても、FortがPhotoに聞こえるらしく会話が通じない。
(こんなすれ違いばかり…)

すると、
要塞に住んでいると言う人が登場し
「こっちだ。」
と道なき道を案内する。

それ、誰も分からないでしょ。

インドの僻地ではGoogle mapも役立たない。

「普通バイクで来るのに、
 君はForest Girlだね!」
と言われ、
森ではなく山好きで、
女子の年齢ではないけど、
「トレッキングが好きだから!」
と応えた。

鍵が閉まっているので待たされました
鍵とってくるから持ってて
と言われたお湯は重かった。

ジャイプールはピンクシティーと言われ、旧市街はその通りと思う。

でも、ココからジャイプールの街全体を眺めると、改めて要塞に囲まれた街だと実感する。

「プル」は「城壁に囲まれた町」を意味している。
地球の歩き方 インド 2020-2021

ガルタゲートから坂を登りきった所でも十分良い景色が臨めますが、
この要塞まで来て、色々話が聞けて良かったです!

ガルタ寺院

本命のガルタ寺院は大したことなく、
シティーパレスと同じ料金を支払ってはるばる行く所ではなかった…

寺は裸足が原則だが、
雨でビショビショ(滑りそう)。

しかも、寺の前で足だけでなく腕や顔や髪の毛まで洗っている女性を見て、ちょっと後退りしてしまい
寺には入りませんでした。

飛行機

雨も降っていたので
午前中で観光を終えて早々帰路に。

しかし、帰りのバスでも一悶着。
バスの行き先が表示されていなかったので、空港に行くか聞くと
「come, come」と言う。
バスに同乗する青年にも確認したが、
わからないと言う。

チケット買ったら空港行きになってなかったので再び確認すると、空港へ行くと言う。

再びさっきの青年が
「空港行きはこれじゃない。」
って、さっきアンタに確認した時、分かんないって言ったじゃん!

と言うことで、雨の中1kmも歩くことになったのでした。
(ちゃんと行き先が表示されているバスに乗るべきだった)

6時間前に到着
ジャイプール国際空港は意外と広い
ジャイプールもバンガロールも空港は大混雑!

早すぎてセキュリティを通過できなかったので、インスタグラムやNoteを更新して待ちました。

今回の旅が濃すぎて、
6時間があっという間でした。

飛行機は往復ともIndigo。
さすが。定刻前離発着!

しかも、今回往復共350ルピーで前方有料席にしたので、周囲はマナーの良い富裕層が多い感じでした。

隣に座った女性がルイ・ヴィトンのバックを床に置いていたので、
「え〜!ヴィトン直置きっ!?」
って話しかけたら、
「タダのバックじゃない」
と。
すごい、私には真似できない…

まとめ

北インドのアグラやジャイプールは
世界中から観光客が訪れる観光地。

ボッタクリや押し売りは当たり前。
しかもかなりしつこいし悪どい。

でも、それは私が外国人が住みやすい南インドのバンガロールに住み、毎週末バス旅をして慣れてきたから感じるのかもしれません。

名所を車で訪れ、
写真撮り、
相場を知らずか知っていても、
相手の言い値の満額出していれば
ひどいとは思わないかもしれません。

でも、相手のペースでガイドされ、
名所で証拠写真を撮る旅は好きじゃない。

とは言え、
ヒンディー語がわからない外国人が、英語もままならないリキシャワラーやバス運転手などと英語でコミュニケーションして、欧米と同じの感覚で気ままに旅できるほど、北インドは甘くはなかったです。

バンガロール着!やっぱりココの気候は最高

番外編(お酒)

地元の酒50ルピー。美味しくない…
ウォッカ80ルピー。強すぎる(40度)

インド〜ひとり暮らし・ひとり旅〜
Instagramで公開中!

日本人に馴染みの薄いインド。ガイドブックに掲載されないような観光地や食レポをInstagramに公開中〜乞うご期待!

https://instagram.com/chifuku102?igshid=YmMyMTA2M2Y=

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