【あなたの魂は細部に宿る】長編といえども手を抜かず、細部まで磨こう!(2017年11月号特集)
プロットで100枚書き、それを文章にしていくときは、これまであとまわしにしてきた文章表現について熟考していく。長編といえども手を抜かず、細部まで磨こう!
下手だから迷う。うまくても迷う。 言葉―つで手が止まることがある。「脇目も振らず」と書いたあと、「夢中で」「無心で」「もっぱら」どれがいいか迷う。
「必死に」「一心不乱に」「粉骨砕身して」もある。比喩を使えば、「取りつかれたように」「せきたてられるように」「突き動かされるように」「駆り立てられるように」と無数にあって、