会いにいく図工室
『会いにいく図工室〜お家訪問アートの記録〜』
近年、学校に行かない選択をしているお子さんが増えたことを受け、地域アトリエなどをお借りして少人数での創作支援を開始しました。
2年前までは5名から7名が制作しやすい人数だと考えていました。
しかし、もっともニーズが高まっているのは
マンツーマンの支援だということを親御さんたちとの交わりを通して知りました。
しばらく家から出ていないお子さんの場合、
先ず玄関から一歩踏み出すまでに相当なエネルギーが必要です。
外に出たとたん、光や音、街の匂い、人の視線に敏感に反応し小一時間経たないうちに疲れてしまいます。
感覚が散る。
散った感覚をよい頃合いに納めるまで休む。
この繰り返しです。
スモールステップで、その子その子にあった色と形、音などをカスタマイズし表出を支援するためには、こちらからお家に会いに行くスタイルが一番早いだろうと考えていた時、支援を求めているご家族様と出会うことが出来ました。
お家訪問アートからちょうど1年が経ちました。
当初はAちゃんの表出を支援することを目的としていましたが、私の方がAちゃんの世界観に引き込まれています。日々新しい発見があります。
静かな空間だけれども、とてもハートの熱いAちゃんとの大切な大切な時間が流れています。
※コミュニティスクールの取り組みも合わせてご覧ください。
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【Aちゃんとの創作アルバム】
筆者プロフィール
公式Webサイト『こころでアート』
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