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地域に開放される図工室〜コミュニティスクールの取り組み〜

2023年1月5日。西宮市立大社小学校図工室にて
コミュニティスクール主催のアート教室が開催されました。参加してくれたのは小学校1年生から中学1年生の子どもたちと親御様、先生たちです。

不登校の子どもたちへの支援を兼ねた図工室開放。

「開かれた学校」というビジョンに向かうための新たな一歩です。地域の方々と教師による学校教育の創意工夫はこんなところでも発揮されています。

第1回アート教室。

筆者は今年度、このコミュニティスクールの講師として携わらせていただくことになりました。
保護者の方々による華やかな手作り広告に胸をはずませながら、図工室へ入場!

はじめに、モビールの発明で知られる
アレクサンダー•カルダーについて紙芝居を読みました。
カルダーの当時の制作風景を動画で鑑賞しました。アトリエを訪れた少年に、彼は優しく語りかけます。

「紙、針金、木材。どんな素材もモビールになるんだ。素材は独立して揺れ動き、見る人を楽しませてくれるんだよ。」

戦禍のアーティストとして人々の心に平和の灯を届け続けたカルダーの生き様を鑑た後、
みんなで手を動かしていきました。

新年最初、究極のセラピー題材。
安心材料を見つけた子ども達は
想い想いにお気に入りの道具や
素材に向かっていきました。

色と形が仲介すると、
緊張で強張った表情も柔らかくなり、
会話がはずみます。

小集団空間での1人びとりの内面対話。

今日のような取り組みがもっともっと
地域に広がっていけば幸せです。

       大人の図工塾管理人 米光智恵


【関連動画】
アレクサンダー•カルダーとゆらゆらモビール
https://youtu.be/fu2K7R0pqLg


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朱宮嘉久さんに聞きました。(ニシマグより)
西宮人vol.10 YOSHIHISA SHUMIYA |PEOPLE |西宮の人と人を繋ぐWebメディア「ニシマグ」
大社小学校地区のコミュニティスクール推進員として、地域、学校、保護者(PTA)を繋ぐ立場で活躍される朱宮(しゅみや)さん

https://nishimag.com/people/38389/

【カルダーの紙芝居フォトギャラリー】

【自己紹介】

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