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私が教員の労働環境を改善したい理由[3人の恩師]

3人の恩師

私自身も先生に反攻したり、教室抜け出したりと私自身も手のかかる生徒だった。それでも先生方は強く愛情を持ち育ててくれた。公立学校の生徒も多様だが先生も多様だ。私の人生に影響を与えてくれた3人の恩師について紹介したい

[規律を大切にして、怒る事ができる先生]
小学1年と5年の担任は厳しいが愛情のある母親みたいな先生だった
群れるなと、1人でトイレに行けるようになれとよく言われた
教育とは、子供に自由を与える事だけではなく時には厳しさやルールも必要であることを学んだ。
体罰の撲滅や児童生徒の意見の尊重はとても大切である。ただ子供であるから沢山の失敗をする。時代の変化として怒ること制限する事がものすごく難しくなっているが、間違いを正してくれる存在はものすごく大切である。

[若い女性の先生]
中学2年と3年の担任は私が入学するのと同時に新卒採用として着任した
すこしギャルイ姉のような英語の先生
不登校になってしまった生徒への対応など、高齢の男性の教員が多い中で生徒とも同じ目線で対話できる学校内でも大切な存在だった。
教員を志望する学生が減っているのは周知の事実だが、女性の教採受験者数は男性に比べて急減している。

性別で全てを語れないとは思うが、女子生徒への対応など女性の教員でないと駄目な場面も多い。
私も当時関心があったLGBTQについて話をできたのはこの先生だけだった。また先生を身近なロールモデルとしてとらえる生徒も多く、若い女性の先生が減る事は女子生徒の可能性が減る事につながると懸念する。教師志望以前に進路や恋愛の話など、学べることは沢山ある。

[”昭和の先生”]
中学の美術の先生は私が中学を卒業したタイミングで定年を迎えたが、まだフルタイムで働いている。
美術部だったこともあり、今でも定期的に会いにいくほど大好きな先生だ
定年後も再任用で働いている先生は通っている高校にも沢山いる
基本的に知識も多く授業も面白い先生が多いが、
耳が悪くて生徒は筆談で先生に質問する、価値観がアップデートできていない、ICTが使えないなど対応に苦慮する事もある。
現在の教育現場は定年ギリギリや、再任用した教員に支えられている。だが年齢的な限界はいずれ来る訳で、持続的な状況では決してない。状況が改善されない限り70歳や80歳で教壇に立つ先生も増えてくるだろう。
私は人材の循環や体力、知識面の懸念から再任用で働く教員は一定の人数にするべきだと思っている。

出会い指導してくださったすべての先生に感謝している
当時の出来事についての先生からの視点や、
今の私の取り組んでいることなど話したい事は沢山ある
私はこの先も学校で学ぶすべての後輩が、
私のように素敵な先生に出会ってほしい
オンライン授業とか外部人材の活用などが進んでほしいと思う反面、毎日授業や指導をする教員が最も大切な存在であるという認識が薄れている気がして懸念している。

教職の人気が低迷するなかでも、保健体育が高倍率なことが教師のXで話題になっていた
職員室こそ多様な人が働ける職場であってほしいと切に願う

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