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会社ロゴを作るに当たって

こんにちは。(株)八重コンサルティング代表の鈴木智恵です。
ここ数年は林業や木材産業向けにITコンサルタントのような仕事を中心にしていますが、元々いろんな業種・業態向けにコンサルタントをしてきました。ここではその経験から、日々降りてくるアイデアやシェアすると誰かの役に立ちそうな内容を発信しています。
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会社を創業する前後に、会社名と合わせてロゴデザインについて思案する方は多いのではないでしょうか。今日はそんな時の参考になればと思い、私が昨年創業した株式会社八重コンサルティングという会社のロゴ制作と、ロゴに込めた想いについて書きます。

■ ロゴ制作のタイミング

会社登記にロゴは必要ありません。ホームページや名刺、封筒などを作る時までにロゴを決めておく必要があります。

パソコンを使える方なら自分で作ることもできますが、デザイナーさんに発注しても数万円程度です。修正を依頼する回数や、デザイナーさんの繁閑にもよりますが、数日~1週間もあれば作ってもらえます。

■ デザイナーさん選び

ご自身の中に明確なイメージがある場合は誰に頼んでも同じかもしれません。私は迷わずデザイナーさんに発注する道を選びました。会社のコンセプトや業務内容を言葉で伝えて、それをイメージ化してもらいたかったのと、デザインに関して全くの素人だったので。

ロゴデザインを得意とする知人もいなかったので、外注しました。

外注は、フリーランスの方から公募する「Lancers」というサイトを利用しました。依頼を登録したら、その日のうちに10件ほど提案が届きました。同じ依頼文なのに、デザイナーさんによって出来上がりの雰囲気は面白いほど違います。

(設定次第ですが)3日間くらい募集したら数十件になると思います。私はピンときた提案がすぐに頂けたので、依頼を出した当日に10件ほど提案が来た時点で即決しました。見比べて比較すると、ピンとくるものが分かりやすいのでありがたかったです。

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↑こちらが私の会社のロゴデザインです。(ちなみにトップの画像はイメージ写真です。)

■ 会社のイメージを伝える

ロゴを作る段階で会社のビジョンを端的・明解な言葉で表現できているのが理想です。でもまだ纏まっていないという場合は、どういうことを目指す会社だとか、重きを置く言葉(誠実、安心、楽しさ、などなど)、誰にどんなモノ・サービスを届けて、それは何を目的としている、というようなことをデザイナーさんに伝えて、ロゴデザインに載せてもらうのがよいです。

当然ですが、業種によってもイメージはあります。飲食業なのに妙に重厚なデザインだったり、コンサル業なのにポップな軽いデザインだったりすると、見る人に違和感を与えてしまいます。

もし自分のイメージがぼんやりとでもあるなら、それを伝えるとよいでしょう。私は「例えば五芒星のような幾何学的なデザインを希望」と依頼文に書いた気がします。採用したデザインは全然五芒星じゃなかったけど☆(笑)

ちなみに、私はロゴ作成を依頼した時点では会社のビジョンを明文化していませんでした。ロゴを選んだ時に、そのデザインから逆に自分がどういう世界を想い描いているのかが分かりました。

■ 会社のビジョン

参考までに、株式会社八重コンサルティングのビジョンを。

「美しい仕組みを創る」

「美しい」とは、無駄がなく、関係するすべての人に便益があるということ
「仕組み」とは、お客様の業務や日常のベース・土台となる部分のこと
「創る」とは、コンサルティング業でありながら提案のみに留まらず、お客様の業務や日常に根付いた状態にするということ

■ ロゴに込めた想い

ロゴは8つの円が重なった、花をモチーフとした幾何学デザインを採用しました。これは、ビジョンに掲げた「美しい仕組み」のイメージでもあり、またお客様をはじめ関係するすべての取引先を(自社から見て)四方八方に見立て、幾重にも善なる貢献をすることをイメージしています。色は誠実さ、明るさ、美しさを象徴しています。

■ 会社を創るに当たって

誤解を恐れずに書きますが、会社を創るに当たって、戦略、戦術、顧客セグメント、、、アレやコレや全部考え尽くしてからでないと登記しちゃダメ、なんてことはありません。会社名だって代表者だって、後から変えることはできます。(もちろんある程度は考えておかないと、資本金がいくらで足りるかとか決められないのですが。)

例えばコロナ禍のような予測困難なことが起きて業務内容を変更したり、お客様からの要望に応じて業態を変化させたり、創業後はいろんなことが起きます。だいたいは、予想した不安は起きずに、違う不測の事態が起きるものです。イメトレばかりで「いつか、いつか」と言っている間に、人生が終わってしまうかもしれません。

素直に「やりたい」と思える事があるのなら、不況だ、今は先が見えない、なんて言ってないで、自分の直感に従ってさっさと創業してしまうのがいいと思います。

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1つ目の会社を創業して9カ月。人にアレコレ言える立場では全くないのですが、創業以降の日々は新しい知識や経験が増える、楽しい毎日ですよ。ご参考まで。

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