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【選挙ウォッチャー】 衆院選2021・千葉13区レポート。

 10月19日公示、10月31日投開票で、衆院選が行われました。
 千葉13区は、緊急事態宣言が発令されている最中に「パパ活」に明け暮れていた白須賀貴樹パイセンが選出されていた選挙区で、あんなにイメージが悪いのだから、今さら自民党から誰かを出してきても、立憲民主党の宮川伸さんが勝つのだろうと思っていました。 
 ところが、この「千葉13区」という土地は、ビックリするほどの保守地盤となっており、政権交代が起こった2009年を除き、すべての選挙で自民党が安定した得票数で勝っていました。あれだけ「パパ活」に明け暮れていても、自民党は強かったとしか言いようがありません。

松本 尚  59 新 自民党
宮川 伸  51 現 立憲民主党
清水 聖士 60 新 日本維新の会

  立憲民主党は、主に北関東ブロックと南関東ブロックで死体の山を築いています。要するに、関東地方で壊滅的に負けているということです。千葉13区も、あんな不祥事があったのだから、本当だったら立憲民主党の候補が勝っていないとおかしいのに、ほとんど差を詰められていないのです。
 これは鎌ヶ谷市や印西市、白井市や富里市などで、立憲民主党がほとんど活動できていないことを示していると思います。


■ 清水聖士候補の主張

 今回、いきなり鎌ヶ谷市長を辞職して、国政選挙に打って出てきた清水聖士さんは、思ったほど勝負になりませんでした。おそらく、もっと良い勝負ができて、比例復活もあり得ると考えていたと思いますが、やっぱり自民党がめちゃくちゃ強かったということです。このコロナ禍に「すべては身を切る改革から」と言われても、その身を切るのは「国民」なんだから困ってします。
 維新を支持するどころか、自分から維新の公認候補になってしまうような人が市長をやっていたというのですから、これまでの鎌ヶ谷市の市政運営は大丈夫だったのかと心配になります。

 ワクチン接種が遅れて問題になっている真っ最中に「コロナ対策に一定の目途が立った」と言って辞職してしまった清水聖士さん。その後の鎌ヶ谷市は「女性市長」が誕生し、今のところ、特段の大きな不満はないようです。


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