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【選挙ウォッチャー】 西宮市議補選2022・分析レポート。

 3月20日告示、3月27日投票で、西宮市議補選が行われました。
 これは日本維新の会だった谷本豊さんが病気で辞職し、宮本一成さんが脳幹出血でお亡くなりになったことで、欠員2が生じたからです。今回、宮本一成さんの奥様である宮本恵子さんが立候補し、弔い選挙の構図になっていますが、西宮市長選と西宮市議補選2つをすべて掻っ攫うべく日本維新の会が候補者を擁立していますので、果たして「維新の全獲り」ということになるのかどうかが注目されています。
 個人的なことを言えば、N国党分派である「市民生活を守る会」が代表の服部修の嫁である服部芽久美を擁立しており、市川市議補選では佐直友樹の嫁、西宮市議補選では服部修の嫁が立候補しており、困ったことになっています。

浜口 仁士  49 元 日本維新の会
森 健人   30 新 日本維新の会
坂本 龍佑  29 新 自民党
宮本 恵子  42 新 無所属(立憲民主党推薦)
庄本 建次  64 新 日本共産党
服部 芽久美 27 新 市民生活を守る会(N国党分派)

 共産党の庄本建次さんこそ64歳ですが、自民党と市民生活を守る会が20代、日本維新の会が30代を擁立しており、全体的に若い人たちの戦いになっています。自民、無所属(立憲)、共産と乱立していますが、維新の勢力拡大を食い止めようという意識は感じられます。
 元N国党員の服部修の嫁である服部芽久美は、市川市議補選と同様、ステルスN国党と扱うこともできますが、服部修は立花孝志を批判して事実上の離党状態となっており、「国民主権党」と同様の「N国党分派」とカテゴライズしています。「N国党分派」も落選させるべき候補ではありますが、当選圏には程遠いので、あまり注意を呼び掛けておりません。


■ 服部芽久美候補の主張

ポスターには子供の顔写真が載っているが、モザイクは筆者がかけた

 服部芽久美は、かつてN国党公認で箕面市長選や東京都知事選などに立候補していた服部修の嫁です。地元で「たこ焼き屋」を経営しているようですが、あんまり繁盛しているようには思えません。それでも1歳、3歳、6歳の子どもを育てなければならないということで、このたび西宮市議選に立候補してきました。ここはN国党の河本圭司が上位当選を果たしており、ワンチャン、当選の可能性があると判断したようです。
 しかし、今回の西宮市議補選は、維新で2議席獲得を目指しており、自民党でさえ当選できるかどうかがギリギリの勝負になっています。そこに「コロナはただの風邪」の一点張りで立候補されても、当選の可能性はほとんどありません。
 それもこれも夫である服部修の影響だと思いますが、一時期、服部芽久美はN国党の衆院選候補者に名前を連ねていました。当時は立花孝志が「美男美女作戦」と銘打ち、ルックスの良い人だけを擁立する計画を立て、服部芽久美は「美女」の中に含まれていました。

相変わらず「コロナはただの風邪」の路線を貫く服部修夫妻

 最近は、ワクチン接種後の副反応や後遺症の問題がたびたびクローズアップされるようになってきたものの、その延長で「入学シーズンにはマスクを外しましょう」と言っているのですから、非科学的な分野に足を踏み入れています。
 とはいえ、今後、ワクチンの後遺症などが話題になるにつれ、こうした主張を掲げる政党や政治団体がもてはやされる可能性はゼロではなく、引き続き注意が必要です。なお、服部芽久美は「N国党分派」であり、扱いとしては「国民主権党」と同じなので、落選しても「連敗カウンター」には反映されないルールにしております。今のところ、N国党分派が議席を獲得する可能性はほとんどありませんので、生温かく見守るだけで大丈夫です。


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