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【選挙ウォッチャー】 東京都議選2021・江戸川区選挙区レポート。

6月25日告示、7月4日投開票で、東京都議選が行われました。江戸川区は定数5に対して8人が立候補したのですが、泡沫候補はおらず、全員が有力候補だったので、そこそこの激戦となりました。注目は、都民ファーストの会が議席を守ることができるのか。鞍替えしてきた共産党が議席を守ることができるのか。大西英男先生の息子が議席を取れるのか。立憲民主党から立候補したインド出身の「よぎ」さんの当落など。地味に見どころがたくさんあるので、かなり面白いです。

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田之上 郁子 50 現 都民ファーストの会(都会文教副委長)
上田 令子  55 現 自由を守る会(政治団体代表)
宇田川 聡史 56 現 自民党(元会党幹事長)
竹平 智春  55 新 公明党(元区議)
原 純子   56 新 共産党(元党都常任委員)
大西 洋平  43 新 自民党(元区議)
よぎ     43 新 立憲民主党(元区議)
丸山 玲子  68 新 日本維新の会(元衆院議員秘書)

ここ最近、紹介するだけ文字数の無駄でしかないようなポンコツがたくさん立候補してくるような選挙区をお届けしていたので、文字数がかさんで大変だったのですが、久しぶりに「まともな選挙区」をお届けできそうです。小平市が無投票当選になっていて、島部選挙区は取材ができていないので、全40選挙区をお届けするわけですが、ひとまず東京23区のレポートはこれで終わりになります。


■ 丸山玲子候補の主張

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今回の東京都議選で、まったく通用しなかったのが「日本維新の会」です。東京16区は、自民党が大西英男さんで、立憲民主党だったのが初鹿明博さんなので、ワンチャン勝てそうな気がするということで、今度の衆院選では中津川博郷さんが日本維新の会から立候補するため、そのデータ取りのカカシとして擁立されたのが丸山玲子さんだと思っています。もともと中津川博郷さんの秘書なので、師匠のために尽くすマダムです。

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このコロナ禍に、新型コロナウイルス対策は何一つ掲げず、第一に語る公約が「身を切る改革で給与3割カット」で、その次が「犬猫殺処分ゼロ」なのです。しかも、「殺」という字を使わない配慮で、「さっ処分ゼロ」と書いています。そんなところだけは気を遣うのに、新型コロナウイルス対策は何も語らないのです。もはや人間より犬や猫の方が大事なババァだと言っても過言ではありません。最後に掲げている「共同親権」もヤバいです。夫婦の離婚で親に会えない子供の人権を守るとして、共同親権を主張しているわけですが、DVをしてくる親に会わせるわけにもいかないので、共同親権がルール化されるというのは非常に危険なのです。そういうことがわからないところが、いかにも「日本維新の会」の候補です。今回の東京都議選では最下位で落選しました。


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