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【選挙ウォッチャー】 板橋区長選2019・分析レポート。

板橋区長選は、2019年4月14日告示、4月21日投開票という日程で行われました。しっかり選挙ボードの写真こそ撮っていたものの、今日の今日まで寝かせてしまったので、まったく鮮度のないレポートになってしまったのですが、取材したものはちゃんと出そうということで、かなり遅くなりましたが、今日は板橋区長選のレポートをお届けいたします。

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坂本 健  59 現 自民・公明・国民民主党推薦
松島 道昌 64 新 立憲・共産・社民・自由・新社会党推薦

板橋区長選は、自民・公明推薦の現職に、立憲・共産・社民・自由・新社会党が推薦する野党共闘の新人が戦いを挑むという構造になりました。野党が力を合わせれば、自民党出身の現職に勝つことはできるのか。これは非常に興味深い選挙となりました。残念ながら、あんまり取材の時間がなかったために、候補者にお会いすることはできなかったのですが、板橋区は衆院選における「東京11区」のエリア。1996年からずっと下村博文さんが勝ち続けているところです。お金にもさまざまな問題があり、宗教ともズブズブだったりして、いろんな面で真っ黒な政治家が当選し続けている闇の深いエリア。野党共闘によって、どれくらい力を示せるのかという意味でも、この区長選は大変興味深いものがあるのです。


■ 子供たちが政治を変えた街

今、世界で話題になっているのが、17歳の環境活動家であるグレタ・トゥーンベリさんです。15歳の時から大人たちに環境問題を訴え、ノーベル賞にも推薦されました。世界では第2、第3のグレタさんが現れており、世界中で子供たちが立ち上がり、大人に訴えて政治を動かしつつあります。そして、この板橋区でも子供たちが「もっと公園で遊べるようにしてほしい」と訴え、地元の政治家たちを動かし、なんと、ボールなどを使って遊べる場所を確保するということが起こりました。ろくすっぽ仕事をしない政治家のケツを叩いているのは、まさかの「子供たち」だということです。子供たちの純粋な訴えを大人たちは無視できません。グレタ・トゥーンベリさんの環境に対する訴えも、世界の政治家たちが「ガキが何を言っているんだ」という態度で接していますが、日本でも既に各地で豪雨災害が起こっており、2019年は未曾有の大型台風の直撃を受け、住宅や農地が壊滅的な被害に遭いました。こうした復興がうまく進まない現状がありながら、安倍政権は予定通りに消費税を上げ、2020年に入ってからは世界恐慌を経験することになりました。だらしのない大人たちに比べて、子どもたちの方がずっと政治に対して先進的な見方をしていると言ってもいいかもしれません。仕事をしないジジィの政治家たちは、とっとと去るべきです。


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