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【選挙ウォッチャー】 高知県知事選2019・分析レポート。

今年の高知県知事選は、いつになくネット上の選挙民たちが盛り上がった選挙になりました。というのも、野党共同の統一候補ということで、松本顕治さんを推す声が非常に多く上がっていたからです。県知事選ということで、11月7日告示、11月24日投開票という長丁場だったのですが、新聞などでは「浜田」「松本」なので「ダウンタウン選挙」などと名付けられていました。浜田省司さんは自民・公明推薦、松本顕治さんは立憲民主党・国民民主党・共産党・社民党の野党統一候補。松本顕治さんは無所属になっていますが、共産党の出身です。NHKの出口調査によると、無党派層は半分に割れていたというので、浜田省司さんが組織力で勝ったと言えるような選挙なのですが、もっと深い話がこのレポートにはあります。

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浜田 省司 56 新 自民・公明推薦
松本 顕治 35 新 共産・社民推薦

一時は「NHKから国民を守る党」が女優の広末涼子さんを擁立させようと言い出し、立花孝志代表が動画越しにオファーを出していたのですが、当たり前すぎることに広末涼子さんが知事選に立候補することはありませんでした。そもそも政治家を目指していたわけでもあるまいし、広末涼子さんが知事をやることに何一つメリットがありません。ましてや自民党推薦で立候補するならともかく、NHKから国民を守る党というカルト政党です。大女優が頭の上にウンコを乗せて立候補するようなものですから、どこぞのキモメンが「いつか広末涼子さんと不倫するんだ!」と息巻くよりも可能性の低い話をしていました。


■ 高知県は、実に魅力的である

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僕は日本全国の知事選を取材することを目標としていますが、これまで訪れた街の中では、抜群に魅力的な街でした。なにより人が良いです。ムカつく奴がいません。どの陣営の事務所を訪れても親切&丁寧な対応で、高知県の川が綺麗な田舎で高速ネット回線を引いて籠りたいと思うぐらいに魅力的な場所でした。そして何より、尋常じゃなくメシがうまいです。どこにでもあるチェーン店より地元のメシ屋です。僕はスマホを片手にツイキャスをしながら街を歩いていますが、ご当地のおいしいメシを食べ歩くようなこともしてみたいと思いました。高知県の魅力がもっと伝わるといいぜよ!


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