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【選挙ウォッチャー】 れいわ新選組代表選2022・分析レポート。

 12月8日告示、12月18日投票で、「れいわ新選組」にとって初となる代表選が行われ、現代表の山本太郎さんを含む3陣営が立候補しました。これまで「れいわ新選組」は、「山本太郎個人商店」と揶揄されることも多く、どちらかと言えば、「山本太郎となかまたち」という感じの政党として認識されていました。しかし、こうして代表選を行うことで、自分たちが民主的な政党であることをアピールすると同時に、「山本太郎個人商店」というイメージを払拭したいと考えていたのではないかと思います。
 山本太郎さんは、大のサプライズ好きです。サプライズをすることによって話題性を作り出し、人々に見てもらう。今回の代表選も、しっかりサプライズを用意し、ある程度の話題を作り出すことに成功しました。が、これで政党が大きくなるかと言われると、かなり怪しいところがあります。

① 山本 太郎 48 現 党代表
② 大石 晃子 45 新 党政策審議会長
② 櫛渕 万里 55 新 党副幹事長
③ 古谷 経衡 40 新 作家

 直近の「れいわ新選組」の支持率は0.6%前後です。
 やはり参院選の頃は支持率が上がりましたが、話題性がなくなり、れいわ新選組の支持率は国民民主党を下回るくらいになりました。参政党やNHK党も支持率は下がっていますが、これだけ不祥事が相次いでも自民党の支持率に大きな変化はなく、微妙に伸びていたりする調査もあるほどです。
 こうした状況を打開するためにも、代表選を行うことで人々の目を向けたいという思惑があったと思いますが、投票日の12月18日は、M-1グランプリの優勝、カタールW杯の優勝が決まる日でもあり、れいわ新選組の代表選が大きな話題になることはありませんでした。ネット民の一部が知っている程度で、どうせ山本太郎さんが新代表になるというストーリーに新鮮味もなく、支持率を上げるという意味では不発に終わったのではないかと思います。
 一方で、来年4月に統一地方選を控え、姫路市議選の「やはたオカン」をはじめ、たくさんの候補を擁立する計画であるということを考えると、党員の引き締めという点では効果があったかもしれません。


■ ネット民の関心は「参政党vsNHK党」

 初めて国政の議席を獲得したのが2019年の参院選ということで、何かと「N国党」と並べられることが多い「れいわ新選組」ですが、今、ネット民たちの関心は、「参政党vsNHK党」というカルトとウンコの戦いです。
 実は、れいわ新選組の中にも陰謀論を信じてしまう痛い人がいることにはいるのですが、れいわ新選組と参政党やNHK党との決定的な違いは、政党としては陰謀論を語っていないということです。
 れいわ新選組の街宣では、有権者にマイクを持たせることがお約束になっていますが、必ず質問されるのが「コロナ陰謀論」です。そのたびに、山本太郎さんや大石晃子さんは丁寧に否定しており、支持者に「陰謀論には落ちないように」と優しく釘を刺しています。
 そういった観点から、『チダイズム』では「れいわ新選組」を現段階ではカルト政党とは位置付けておらず、マルチ商法の肯定などの問題発言はありましたが、ヌルッと見守る新興政党として、たまに追いかける程度になっています。


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