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【選挙ウォッチャー】 政治家女子48党・動向チェック(#7)。

 ついに、この日がやってまいりました。
 3月22日の参政党の記者会見で、神谷宗幣事務局長が旧NHK党(政治家女子48党)を東京地検に刑事告訴したというのです。
 すぐさま尊師・立花孝志がアホのN国信者の皆さん向けに、大西ライオンばりに「心配ないさー!」をしていたのですが、めっちゃ動揺しており、また眠れなくなって、深夜に犬を連れて徘徊することになるのではないかと思います。
 ちなみに、「心配ないさー!」をする理由は、すぐにそう言わないと、11億円を貸している債権者の皆さんが次々に「金返せ!」と言ってきてしまうので、段ボールでできたライオンを被る勢いで、必死にアピールしているというわけです。


■ 東京地検に告訴する意味

 通常、何か被害があった時には所轄の警察署に行き、被害届を提出し、やがて事件化してもらうという手続きを踏みますが、今回、参政党は警視庁ではなく、いきなり東京地検に告訴状を提出してきました。
 実は、本当にNHK党による度重なる妨害行為を事件化してもらおうと思ったら、警視庁ではなく、東京地検に持って行った方が確実です。というのも、どのような妨害があったのかを、参政党の関係者や支持者の方々がきちんと映像などで記録に残しており、もちろん、僕もしっかり記録に残していますので、今から警察が調べるより、圧倒的に証拠が残っている状態にあります。
 もし警視庁に相談してしまうと、警察が証拠を集め、「これで起訴できるかもしれない」という状態に持って行って、初めて「書類送検」をすることになります。この「書類送検」というのは、書類を東京地検に送ることになるわけですが、どのみち東京地検に送るなら、最初から東京地検に告訴した方が早いということになります。
 ただ、やはり警察署に相談するよりも、東京地検に相談する方がハードルが高く、よほど完璧に証拠が揃っていないと受理してもらえませんが、今回の威力業務妨害はガッツリと証拠が残りまくっているため、あとは東京地検から警視庁に「裏取りをヨロシク!」ということで、裏付けの捜査をしてもらうだけなので、起訴に向かって一直線です。
 立花孝志としては、今、これ以上の刑事的なリスクを背負いたくないでしょうから、川上量生さんの対談の時のように、土下座で許してもらえるなら土下座したい気持ちでいっぱいでしょうが、あんなに妨害しまくって、西東京市議選では落選に至り、さらには党勢が少しずつ衰えていることもありますので、絶対に許さないことでしょう。


■ 刑事告訴状は受理されるのか

 とりあえず東京地検に刑事告訴状を提出済ということなので、あとは刑事告訴状を受理してもらえるかどうかが最大の焦点となり、僕は受理してもらえる可能性が高いのではないかと考えています。
 素人の意見なんてアテにならないと考える人がいるかもしれませんが、僕も地検に刑事告訴状を持って行ったことがあり、僕でさえ受理まではしてもらえたことからして、この妨害行為が刑事事件として受け取られる可能性は高いと見ています。
 東京地検に受理されるということは、すなわち「書類送検が完了した」と同じ意味を持ちますので、かねてから警視庁が妨害行為に関心を示していたこともありますし、黒川敦彦らが行った桜木町駅での妨害行為には50人ほどの警察官が動員されていたと聞きますし、NHK党が組織的に犯行に及んでいた証拠は「討伐隊」のオープンチャットに残っていますが、そのオープンチャットの書き込みは、既に警視庁にログを取られているのではないかと思っています。
 皆さんが、この『チダイズム』の価値をどのように評価してくれるかは知りませんが、ある時から僕は明確に「妨害行為に誰が加担しているのか」を記録するようになりました。
 おそらく妨害行為の様子は、参政党の関係者や支持者が証拠となる映像を撮影していると思いますが、どこの誰が参加しているのかを紐づける資料が必要だろうということで、参加者を記録することにしました。これは警察や検察の方々が検証しやすくするための工作です。

 僕は「『NHKから国民を守る党』とは何だったのか?」という本を書いているぐらいに、NHK党(現・政治家女子48党)に精通しており、誰が参加していたのかを示す資料は、ある程度の信憑性を持っていただけるのではないかと思います。
 NHK党の内情に詳しいジャーナリストである僕が、誰が参加していたのかということを顔と名前を紐付けて記事にすることが、刑事告訴を受理してもらうためのアシストになるのではないかと考えていました。なので、この妨害行為の首謀者である黒川敦彦はもちろん、片岡将志、丸吉孝文、菊竹進といったメンバーが何をしたのかを第三者の立場で、克明に記録していたというわけです。
 また、実行犯のみならず、この組織的な活動をYouTubeにアップするための撮影をしていた「つばさの党」の事務局長・落合均、幹事長の根本良輔らが参加していたことも、しっかり記録しています。現職の朝霞市議である外山麻貴も例外ではありません。
 政治に対する抗議だという建前はあるものの、「討伐隊」のオープンチャットを見れば、彼らが「妨害を目的にしていたこと」が明らかになると思いますし、「妨害を楽しんでいたこと」も明らかになると思います。普通に抗議しているうちに過激になってしまったのではなく、最初から過激に抗議することを楽しんでいたことも悪質さを示しています。
 これがただの抗議活動ではないと認められれば、威力業務妨害や選挙の自由妨害罪に問われることになり、ワンチャン、黒川敦彦の公民権が停止される可能性もゼロではありません。公民権が停止されれば、立候補はもちろんのこと、党の仕事に関わることもできなくなるため、最高の展開を迎えることになります。


■ 東谷義和は逃げきれない可能性が高い

 今回の逮捕状請求を受け、東谷義和は「日本に帰らない」と明言しています。これはつまり、「海外を逃亡します」という宣言ですが、現状、東谷義和が逃げ切れる可能性は極めて低いのではないかと考えています。
 まず、東谷義和はパスポートを失い、このまま海外で逃げ続けるということは「不法滞在」となります。「不法滞在」は、どの国でも警察や入管が取り締まることができ、強制送還されることになれば、当然、逮捕は免れないことになります。
 ただし、東谷義和はUAEの「ゴールデンビザ」なるものを取得しているため、このビザの期限が切れるまでは逮捕されないのではないかと考えているようで、実際、現地でもそのように囁かれているとみられます。東谷義和はパスポートの返納を迫られたことを、そこまで恐れていないのではないかということです。少なくともビザの期限までは逮捕されないということが分かれば、その間に次なる手を考えればいいということになり、ドバイに居る限りは安心ということになります。とはいえ、パスポートがない以上、他の国に行くことはできないので、東谷義和はUAEの中に閉じ込められることになり、あとは結婚するなどして、国籍を取得する努力をするのではないかと考えられます。
 東谷義和の行動を見る限り、「パスポートが切れてもビザが切れるまでは逮捕されない」と考えているようで、居場所を追跡されないように、ドバイの中で引っ越しをしたようです。本格的に逃亡するのであれば、ドバイを捨ててICPOの手が及ばない地域に行かなければなりませんが、そこまではしていないことから察するに、「ドバイに居る限りは安全」だと考えているのではないかということです。
 ただ、居場所については、すぐに特定されるだろうと思います。というのも、東谷義和は単独で行動しているわけではなく、ドバイにいる仲間と行動していることが多く、「大所帯」だからです。一人で逃げるなら自由に放浪できますが、大所帯となると機動性が悪く、逃亡の難易度は上がります。
 東谷義和は英語が堪能ではなく、単独では行動しておらず、大所帯となっています。仲間とともに行動するため、かなり目立ち、東谷義和の性格から内紛は日常茶飯事で、仲間が警察にタレ込めば一瞬で終わります。
 また、東谷義和は「ガシル」などを運営しており、常に「発信」をしなければなりません。通常、海外に逃亡する場合は、居場所を特定されることがないように、なるべく「発信」を避けることになりますが、「ガシル」が閉鎖されるかどうかは不明で、「発信」を続けてしまうと、居場所のヒントが続々と発信されることになり、特定につながります。
 今回、国会議員になってしまったことで、東谷義和の連絡先を知ることになった人が多いということも、東谷義和の逃亡を難しくします。東谷義和が逃亡するためには、これまでの携帯電話をすべて捨て、居場所を特定させないための工夫が必要ですが、既に東谷義和の周辺にいる関係者と思われるLINEなどのやり取りが流出していることからしても、東谷義和の情報はけっこう筒抜けなのではないかと推測されるのです。
 あとは、ゴールデンビザを取得していても、ICPOの協力のもと、UAEの警察に東谷義和を拘束して強制送還してくれるかどうかということになるわけですが、このあたりは僕も詳しくないし、専門家らしき人の意見も割れていて、どちらになるのかは分からないのですが、フィリピンのルフィの事件以降、日本の警察は「海外の逃げ得」を許さない姿勢になってきたことは事実です。どんな詐欺をしても名誉毀損をしても、ドバイに逃げれば逮捕されないなんて前例を作れば、凶悪犯がどんどんドバイに逃げることになりかねないので、そこはさすがに逮捕するのではないかと思いますが、何をやってもうまくいかなくなってきている今の日本が、果たして東谷義和を逮捕できるのかどうか。少なくとも年内に逮捕されなければ、この国はもう終わっているということになります。


■ 立花孝志や黒川敦彦も共犯である

 今回、東谷義和を「常習的脅迫」で刑事告訴した一人は、綾野剛さんであることがわかりました。綾野剛さんを脅迫していたのは、東谷義和だけではなく、立花孝志や黒川敦彦も同じです。最も深刻な動きをしていたのが東谷義和とはいえ、その「常習的脅迫」に加担していた立花孝志や黒川敦彦は共犯ではないかと思います。
 今は東谷義和だけに逮捕状が請求され、容疑者となっていますが、本当は東谷義和だけでなく、立花孝志や黒川敦彦の責任も問われなければならないはずです。ここに証拠をまとめておきました。

 立花孝志や黒川敦彦が言い逃れをできないのは、これが「参院選」の選挙の中で「党ぐるみ」で行われていたことです。当時から黒川敦彦は幹事長という立場で、立花孝志は代表という立場にあり、ともに「選挙戦略の一環として東谷義和の常習的脅迫を利用していた」ということは無視できない事実です。


■ 立花孝志の刑が確定した

 よりによって、このタイミングなのがギャグでしかありませんが、3月22日付で、政治家女子48党の尊師・立花孝志の不正競争防止法違反、威力業務妨害、脅迫罪の3つの刑事事件の判決が確定し、正式に「懲役2年6ヶ月、執行猶予4年」とありました。
 今、尊師・立花孝志は「執行猶予中の身」です。なので、頬っぺたを出しながらチョンチョンと指差して「殴ってみろよ」と煽っても、殴った瞬間に刑務所行きが確定してしまう運命を背負っています。
 そもそも尊師・立花孝志が、何一つ犯罪をしないで執行猶予を乗り切れるとは思いませんが、正式に執行猶予中の身となったことで、尊師を刑務所送りにするのが「参政党」になる可能性が出てきました。こんなマヌケな話はありません。
 あれだけ「神谷宗幣被告」などと罵ってきたのに、自分こそ本物の「刑事被告人」だった立花孝志は、参政党を煽りまくったことが原因で刑事告訴をされてしまい、受理された瞬間に刑務所行きが確定してしまうという悲惨な状況です。人生をかけた壮大なギャグとしか言いようがありません。
 こうなれば、あとは尊師・立花孝志のアホ加減をコーヒーでもしばきながら眺めていればいいだけになり、警察や検察の皆さんに頑張ってもらうだけになります。これから参政党を妨害活動をすればするほど、立花孝志が塀の向こう側にジリジリと追い詰められることになりますので、むしろ妨害を歓迎してあげてもいいぐらいだと思います。


■ 政治家女子48党が政治資金パーティー

政治資金パーティーの開催を発表した黒川敦彦(引用元リンク

 尊師・立花孝志のギャグは、まだまだ止まりません。
 東谷義和が除名され、逮捕状が請求されたあげく、国際指名手配をされることになったわけですが、このタイミングで立花孝志は党首を降り、大津綾香を新たな党首に任命し、11億円の借金の責任から逃れることになりました。
 これにより、党の方針が大きく変わり、これまでは「寄付に頼らない」をウリにしてきたのに、このたび「政治資金パーティー」を開催することにしたというので、いよいよ「寄付」が解禁されることになりました。今はもう党首ではないので、方針は大津綾香に一任しているということで、政治資金パーティーを開催することにしたのだと思いますが、たくさんの女性たちを集めることで、それに釣られるアホでモテないオッサンたちをカモにしようと考えているようです。
 しかし、1回の政治資金パーティーで億単位の資金を集めたという伝説を持つ「参政党」と異なり、「政治家女子48党」は、まったくお金が集まらないのではないかと見ています。その理由は、「政治家女子48党」に魅力がまったくないことに加え、参政党と違って、支持者たちが「うだつの上がらない社会の敗残者たち」なので、寄付するほどのお金を持っていないということが挙げられます。
 かつて11億円も借金できたのは、単純に「投資」だったからであり、尊師・立花孝志には政治資金パーティーのノウハウがなく、アイドルにお金をかけてしまうアホでモテないクソニートのオッサンたちから搾り取るとしても、せいぜい数万円程度で、そんな人が1000人や2000人いるわけではないので、お布施できる金額がそれほど多くないというのが実情です。
 また、もう一つ朗報と言えるのは、この政治資金パーティーが行われる日程です。3月24日に募集を開始して、4月2日に政治資金パーティーを開催するというのですが、この短期間で「高田馬場に集まれ」と言われて集まれる奴は、よっぽど暇です。よっぽど暇だということは、すなわち、うだつの上がらない人生を過ごしているということなので、高額チケットが売れることはないのだと思います。ましてや、この会場はキャパが100人程度なので、1人3万円だったとしても300万円にしかならず、会場費やら何やらに50万円くらいかかったら、結局、250万円くらいしか集められないという性質のものです。僕にとっては250万円あったら、かなり取材ができる貴重なお金ではありますが、「政治家女子48党」の散財ぶりからすれば、一夜にしてなくなってしまうお金だと思います。つまり、ポンジ・スキームで「おかわり借金」をする以外に方法がないというのが、「政治家女子48党」の運命なのです。


■ 選挙ウォッチャーの分析&考察

政治家女子48党を壊滅に導く死神幹事長の黒川敦彦

 統一地方選を前に、ものすごい勢いで壊滅しようとしている「政治家女子48党」ですが、壊滅に向かう政党をさらに加速させているのは、黒川敦彦だと思います。

 この本でも指摘していますが、政治家女子48党は、尊師・立花孝志が収監された瞬間に金銭トラブルが発生し、立ち行かなくなって崩壊することになると思います。大きな社会問題になると思いますし、崩壊する時には陰謀論に基づくテロに似た行為が起こるのではないかと危惧します。
 引き続き、この危険な政党については、しっかりマークしていきたいと思います。今後ともご支援の程、よろしくお願いいたします。

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