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【選挙ウォッチャー】 八潮市議選2021・分析レポート。

8月29日告示、9月5日投開票で、埼玉県の八潮市議選が行われました。定数21に対して29人が立候補する大激戦となったのですが、「東京DEEP案内」「住みたくない街ランキング1位」という不名誉な称号を与えたのはダテではなく、「コロナはただの風邪」のカルト候補がステルスで立候補し、うっかり上位当選してしまうぐらいにはヤバい選挙でした。近年稀に見る怪しい選挙となっており、これを超えるカオスな選挙はもう見られないのではないかと思うぐらいです。

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まず最初にお断りしておかなければならないのは、僕のレポートは1000文字10円、写真1枚10円という明朗会計で金額が決まっています。内容の薄いレポートは安く、内容の濃いレポートは高いという、非常にわかりやすいシステムになっているのですが、それで言うと、今回の八潮市議選はモッツァレラチーズをチーズフォンデュの中に漬け込んだぐらいに濃厚なことになっているので、かつてないほどの高額なレポートに仕上がってしまいました。どこかのつまらない劇団がお届けする演劇よりは面白いことになっていると思いますので、品質は保証します。最悪の最悪、返金システムもありますので、万が一の時にはご利用ください。


■ ピエロ野郎の弟子は圧倒的な落選

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千葉県知事選に立候補したN国信者のピエロ男・河合悠祐が設立した「愛の力党(正式名称はもっと長いが、面倒臭いので省略)」の副党首をしているのが橋本卓磨さんです。八潮市議選に落下傘で立候補するにあたり、それなりに選挙を研究し、しっかり下準備をしてきたようなのですが、ちっとも票を取れず、大日本ラブドール党の兵頭喜貴さんの次に票を取れずに終わりました。本人は「どうしてこんなに票が取れなかったのか」と反省している様子でしたが、こんなものは「愛の力党から立候補しているから」以外にありません。これで党首の河合悠祐は今度の衆院選で、N国党の諸派党構想に乗っかって埼玉3区から立候補し、またパチキレた政見放送を流そうと言うのです。普通に考えてほしいのですが、ラブドールのオッチャンと立花孝志だったら、立花孝志の方が100万倍ヤバいです。ラブドールのオッチャンは立花孝志に影響されて「フジテレビをぶっ壊す!」と言いながら立候補してきましたが、選挙カーにラブドールを乗せて街頭演説しているだけなのですから、さほど害はありません。92票しか取れずに落選しているので、議員でもありませんから、税金を無駄にしていることもありません。どちらかと言えば、八潮市に30万円の供託金を没収されて、追加で納税しているに等しいので、市民にとっては、楽しませてくれた上に30万円を納めてくれているのですから、こんなにありがたい話はありません。しかし、立花孝志には年間1億6000万円なりの税金が振り込まれ、それを「立花孝志への貸付金」という形で処理をして、僕たちの血税がどこかに消えています。そんなクソと軽々しく手を組むピエロの格好をしているバカと一緒に活動している赤ジャケットの男です。どう考えても、オマエに投票しないだろ!

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おそらく橋本卓磨さんが「選挙のお手本」にしているのは「N国党」なのだと思います。前々から駅頭に立って活動し、毎日赤いジャケットを着て覚えてもらう作戦を展開したのだと思いますが、人はそんなことで投票してくれません。なぜ、その昔のN国党が票を集め、今回で言えば「コロナはただの風邪」の大島愛音さんが当選できたのか。それは「やってくれそうな雰囲気があったから」の一言に尽きます。赤いジャケットの奴が毎日のように駅頭に立っていたところで、何をしてくれるのかが全然わからないので、応援のしようがないのです。そもそも新庁舎の話を凍結すると言われても、ワクワクする話ではありません。学校給食を改革すると言っても、自分の子どもが小学校に通っていて被害に遭ったので立ち上がったというならストーリーに説得力がありますが、落下傘でやってきた若者が言っているのです。説得力はさほどありません。

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襟元には、ブルーリボンバッヂに、SDGsマークに、八潮市のゆるキャラである「ハッピーこまちゃん」と、情報の大渋滞です。こんなにいっぱいつけちゃったら、単なるファッションにしか見えず、何か信念があるようにも見えないのです。だいたい、本当に「ハッピーこまちゃん」を使って八潮市の小松菜の値段が上がるように頑張ろうという意志はあるのでしょうか。そういう一つ一つの軽さが信頼されないのです。党首も含め、政治家になりたいというなら、「市民のために何をできるのか」を本気で突き詰め、本気で政治家を目指してもらわないといけません。顔を白塗りにしてクソみたいなYouTubeの宣伝をしている場合ではないのです。めちゃくちゃ基本的な話ですが、「きちんと市民のために働く政治家」であれば、ピエロ野郎であろうと、ラブドール愛好家だろうと、批判の対象にはならないのです。

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これも重要なことなので書いておきますが、橋本卓磨さんの応援には、反社会的カルト集団であるN国党の川口市議・塩田和久が入っていました。「愛の力党」の党首である河合悠祐が、今度の衆院選でN国党から立候補するぐらいなので、この期に及んで「N国党」を肯定している人間、もっと酷いことに「N国党の公認候補」なのですが、いまや「愛の力党」「準N国」なので、同じように「反社会的カルト政党」だとみなされてもおかしくないのです。これからどこに行ってもN国党とほぼ同等に扱われることになるわけですから、今後、どこに行っても当選は厳しいでしょう。ちなみに、塩田和久と直接話をしたのですが、塩田和久は「結果を出せていないので、さまざまご批判があることは真摯に受け止める」と言っていました。しかし、N国党が批判されているのは、NHK問題で結果を出していないからではありません。オマエの友達の大橋昌信も含め、どいつもこいつもろくすっぽ仕事をしていない「税金の無駄遣い野郎集団」にして、国政政党とは思えないようなバカさ加減で、社会に迷惑をかけまくる存在だからです。存在そのものが害悪であり、そのカルト集団の構成員が塩田和久なのです。「もう議員の道もありゃしないけど、これからどうするんだ」と聞いたのですが、今でも頑張ればどうにかなると思っている節があり、自分の置かれている立場をあんまり真剣に考えていないのだということがわかりました。こんなことなら離党したNER(国場雄大)の方がよっぽど賢いです。

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今のところ、僕の中で橋本卓磨さんは「社交的なアホ」という位置付けなので、「愛の力党」の副党首であっても呼び捨てにすることなく、あえて「橋本卓磨さん」と敬称をつけていますが、このままだと「敬称をつけるのがもったいない」となる日は近い気がします。ちなみに、僕がどうして「社交的なアホ」と位置付けたのかと言ったら、党首の河合悠祐とは千葉県知事選の時に「立花孝志のように訴えてやってもいいんやで、ちだい君」とホザいてきたので中指を立てているのですが、そんなゴリゴリの僕に「集合写真を撮ってください」と言ってきたのが橋本卓磨さんだからです。上尾市議選の取材をしている時に、アホのN国信者が「チラシを配り終わりました!」と報告してきたのと同じ光景です。あまりにアホなんで、しっかりいい感じの写真を撮ってやりましたけれども、誰に話しかけているのかも分からないようなアホは、そりゃ265票です。


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