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【選挙ウォッチャー】 柏崎市長選2020・分析レポート。

11月8日告示、11月15日投開票で、日本の未来を大きく左右しかねない非常に重要な選挙が行われました。柏崎市長選や刈羽村長選の現実は、無料レポートもリリースされておりますので、お金を払ってまで読みたくないという人は、せめて無料レポートだけでも読んでいただければと思っております。世の中には、トランプを支持する日本人もいるし、新自由主義に何の疑問も持たない貧乏人もいます。そういったことで言えば、福島第一原発事故が起こってなお、まだ「原発は必要だ」と言ってしまう人たちがいることは不思議なことではないのですが、もし柏崎刈羽原発で事故が起こった時には、この人たちにも責任を取ってもらうべきだと、僕は考えています。

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桜井 雅浩 58 現 原発推進(2期目を目指す)
近藤 正道 73 新 原発反対(元参議院議員)

僕の原点は、福島第一原発事故です。僕はそれまで原発の仕組みも理解していなかったし、原発にネガティブなイメージはほとんどなく、放送作家時代は東京電力やJ-POWERの番組を担当していたほどです。しかし、福島第一原発事故が起こって、世の中の仕組みがよくわかり、当時は民主党政権でしたが、いかに政治がポンコツなのかを知ることになりました。以来、僕は放送作家を辞め、サラリーマンを経験し、やがて「選挙ウォッチャー」という仕事に目覚めました。政治や選挙に興味がないのは、政治や選挙の話はタブーだとされているからで、そうではない世の中になった時に、世の中がもう少し良くなるかもしれない。僕がこうして取材をしてレポートをお届けしているのは、すべて「福島第一原発事故」がキッカケです。あれだけの事故が起こってなお、まだ原発が必要だと言っている人たちは、相当なマヌケだと思っていますので、アホから「偏っている」と言われるかもしれませんが、現実を直視すれば、答えはわかるはずです。語られない不都合にも、しっかり目を向けましょう。


■ 柏崎市長選さえ誰も見ない現実

福島第一原発事故が起こってから10年も経っていないにもかかわらず、多くの日本人が「原発」に対して無関心です。かつては国会議事堂前や首相官邸前が「原発の再稼働反対」ということで埋め尽くされたのに、今は東京電力が管轄する「柏崎刈羽原発」の再稼働をめぐる重要な選挙が行われているにもかかわらず、あの時に「再稼働反対」の声を上げていた人たちでさえも柏崎市長選が行われることを知らないと思うのです。これは非常に忌々しき事態です。いくら新型コロナウイルスのせいで、日本の経済がボロボロになり始めているとはいえ、あの時に原発の再稼働問題に強い関心を持っていた人たちも離れてしまっている現実。わずか10年も経たないうちに、こんなことになっているのですから、日本の政治がどんどんクソになっていくのは当たり前だと思うのです。ほんの少しでいいから、柏崎市長選がどうなったのかを知っていただきたい。日本は今、福島第一原発事故の反省を何一つしないまま、再稼働に向かって突き進んでいます。


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