見出し画像

【選挙ウォッチャー】 福井県知事選2019・分析レポート。

タイツ稲田とパンティ高木を輩出している、メガネと原発の街、福井県。ここでは完全に自民党同士の仲間割れが進んでおり、現職を倒すために、同じ自民党から安倍晋三総理や麻生太郎副総理が推す新人が勝負を挑む「保守分裂」の構図になっています。一応、共産党のオバサンも立候補していることには立候補しているのですが、事実上、西川一誠さんと杉本達治さんの一騎打ちとなっています。おそらく全国11道府県の知事選を全部見ているのは僕しかいないことでしょう。さまざまな保守分裂の選挙がある中で、福井県がどのような選挙になっているのかを丁寧に解説したいと思います。

西川 一誠 74 現 立憲・国民推薦
杉本 達治 56 新 自民・維新推薦
金元 幸枝 61 新 共産推薦

現職の西川一誠さんも、新人の杉本達治さんも、ともに自民党系の候補ということになります。あれだけ数々の問題があっても稲田朋美さん、高木毅さんが楽勝しているように、圧倒的な「保守王国」である福井県なので、いわゆるリベラルが勝つことは難しく、仮に立憲民主党が候補を出してきても当選することはできないことでしょう。なので、自民党内の自浄作用に期待するしかないのですが、これは福井県に自浄作用があるのかどうかが問われている選挙だと思います。余計に腐っているような気がしてなりません。


■ 候補者は臭くないが、まわりの政治家は臭い

西川一誠さんにも、杉本達治さんにも会ってみて、両方とも話を聞いてみた結果、両方とも臭くないという奇跡の展開を迎えました。「保守分裂」なんていう厄介なことが起こっているのですから、何らか利権がカラんでいて、臭いことになっているは間違いないと思うのですが、両候補とも臭くない。ということは何が臭いのか。これは候補者が臭いのではなく、候補者のまわりに集まっている政治家たちが臭いのではないかという結論に達しました。西川一誠さんに何か問題があったのかと言ったら、けっして問題があったわけではありません。多少は頭の固いジジィになっているかもしれませんが、それでも実績を見たら納得できるはずです。それでも知事を変えたいというのは、知事を変えて、もう少し柔軟に利権でウマウマできる手段を考えたいのだと思います。詳しく解説してまいります。


ここから先は

6,443字 / 23画像

¥ 320

いつもサポートをいただき、ありがとうございます。サポートいただいたお金は、衆院選の取材の赤字分の補填に使わせていただきます。