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【選挙ウォッチャー】 町田市議選2022・分析レポート。

2月13日告示、2月20日投開票で、町田市議選が行われました。今回はオミクロン株による第6波が猛威を振るっているタイミングだったこともあり、選挙ボードの写真こそ撮りましたが、なるべく候補者たちの取材は控えることにしました。特殊な風呂屋さんにでも行って美女と濃厚接触した末に感染してしまったというなら、まだ「仕方がない」と思えるかもしれませんが、「コロナはただの風邪」と思っているイカれたアホのオッサンの飛沫で感染するのだけは絶対に納得がいきません。どうしてこんなクソのために命や後遺症をかけたロシアンルーレットをかまさなければならないのかという話になってくるので、取材は少々甘いですが、ある程度はこうなることも予想して、昨年のクリスマスの段階で取材してきたものがありますので、記事としてはそれなりに充実していると思います。

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ここは4年前に「NHKから国民を守る党」の公認で立候補した深沢宏文が当選を果たした実績があるため、「当選はチョロい」というイメージがついて、「つばさの党」の兼松賢一、「子供未来党」の新飯田塁が立候補してきました。もちろん、現職の深沢宏文も立候補してきましたので、N国党関係者が3人も立候補する形となりました。先日の川口市長選で「88連敗」となっていたN国党ですが、町田市長選に立候補している黒川敦彦と合わせて記録を「92連敗」に伸ばすかどうかが注目のポイントです。

先日は、水道橋博士にもInstagramでご紹介いただき、めちゃくちゃ嬉しかったんですが、N国党がどれくらい酷いのかは、この本を読めば誰でもすぐにわかります。なにげに「N国党」「日本維新の会」は共通点が多く、この本でも指摘しているところなのですが、お近くの本屋さんにも置かれていると思いますので、ぜひ手に取っていただければ幸いです。


■ 「子供未来党」の党首・新飯田塁、供託金没収

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昨年10月の衆院選で、自分たちで供託金600万円を用意したら、その後の政党交付金の分け前をもらえるという「諸派党構想」に参加した「子供の未来を守る党(子供未来党)」代表の新飯田塁。まさかのキリン柄で登場して、このたびダントツの最下位となる297票に沈み、なんと、30万円の供託金が没収されました。これだけ定数の多い選挙で供託金を没収されるというのは、よっぽどなんですが、新飯田塁が「ステルスN国党員」であることを知っている人はほとんどいないと思うので、純粋に投票してくれる人がいなかったのだと思います。ドブ板選挙を展開した「つばさの党」の兼松賢一が1581票を獲得しているところを見ると、単純に努力が足りなかったとも言え、人生の一発逆転とはなりませんでした。これから借金王のポンジー立花から配給される予定の政党交付金も滞ることになると思うので、うっかりN国党なんぞを信仰してしまったばっかりに、一体、どれだけのお金を溶かすのかが気になります。結局、「子供を守る」という大正義を掲げたものの、数百万円単位のお金をN国党や町田市議選にぶち込んでいるので、そのお金があったら、子どもに腹いっぱいメシを食わせてあげることができたのではないかと思わずにはいられません。


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