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【選挙ウォッチャー】 衆院選2021・神奈川1区レポート。

10月19日公示、10月31日投開票で、衆院選が行われました。今回ご紹介する神奈川1区は、まさに「コロナの時代」を象徴するような選挙区となっており、我らが松本純パイセンが緊急事態宣言中に銀座の高級クラブで飲んでいたことが発覚し、自民党を離党。無所属で戦わなければならなくなったため、「負ければ比例復活なし」という厳しい状況に追い込まれてしまいました。完全に自業自得なんですが、松本純パイセンのことを高井崇志先生のように好きになれないのは、僕が銀座の高級クラブなんかに行かないからです。

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松本 純  71 現 無所属
篠原 豪  46 現 立憲民主党
浅川 義治 53 新 日本維新の会

悲しいことに、松本純パイセンは御年71歳のため、仮に自民党に復党できたとしても、次の選挙が4年後だとすると御年75歳。自民党のオリジナルルールにより、「73歳以上に比例復活なし」となっているため、一番大切な恩恵を受けられないということになってしまいます。あとで詳しく解説しますが、松本純パイセンは自民党に復党しかけたのですが、勝てない老いぼれ銀座野郎を立てるぐらいなら、ちゃんと勝てる候補を立てた方がいいという神奈川県連の突き上げにより、この話は白紙に戻され、松本純パイセンの引退は近いのではないかと噂されています。


■ 浅川義治候補の主張

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どこからどう見ても、まったく強そうには見えなかったのですが、比例・南関東ブロックで維新が3議席も獲得してしまったばっかりに、まったく強そうには見えない浅川義治さんが当選してしまいました。無所属の松本純パイセンの方がたくさん票をもらっていたのに、自民党公認じゃないから落選してしまい、浅川義治さんは半分くらいしか票を取れていなかったのに当選しています。これが「比例復活」の闇です。ポスターを見ても、そんなに強そうには見えないのですが、これでも票を取れるということは「維新」の勢いだということになるのではないでしょうか。ちなみに、選挙公約は「浅川八策」というもので、第一に掲げているのが「新型コロナウイルスの分類を2類から5類に変えることで、コロナの自宅療養死者ゼロにする」と言っているので、簡単に言うと、「猛烈なアホ」ということになります。さらに、エネルギー問題には「脱原発からの核融合発電」と言っているので、ますます突き抜けた「猛烈なアホ」ということになります。小惑星の衝突から横須賀への核攻撃まで「想定外を想定する政治家」であることをアピールしていましたが、単純にアホなだけではないかと思わずにはいられません。このレベルの人が「維新」だという理由で国会議員になってしまっているのが、今の日本です。緊急事態宣言中に銀座の高級クラブで飲んでいる奴もずいぶんキテるけど、それ以上に「バカが議員になる」のだけは避けなければなりません。浅川義治さんは、なかなかの猛者です。


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