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【選挙ウォッチャー】 茨城県議選2018・日立市選挙区レポート。

今回の茨城県議選と東海第二原発の再稼働問題は切っても切れないものがあり、県庁所在地の水戸市を見ても、立憲民主党の玉造順一さん、共産党の江尻加那さんなど、堂々と東海第二原発の再稼働に反対する議員たちが登場しています。そんな中、注目の選挙区となっているのが東海第二原発が立地している東海村と、日立製作所を中心に「原子力帝国」となっている日立市です。なにしろ、立候補している人たちが日立製作所の社員だったりするわけで、日立製作所は政治にもガッツリと入り込んでいると言えます。

福地 源一郎 70 現 自民党
村本 修司  51 新 公明党
斎藤 英彰  58 現 国民民主党
高安 博明  53 新 国民民主党
千葉 達夫  36 新 共産党

見れば見るほど面白い構図になっていると思います。最も熱心にネットを活用して訴えていたのが36歳の千葉達夫さんですが、前回の選挙ではほとんど票を取れていなかった共産党の人でした。日立市の定数は4に減ってしまったので、この中から落選するのは1名。国民民主党は「茨城県民フォーラム」に名前を変えて立候補していますが、国民民主党が2人も立候補しているというのは非常に面白い現象です。全員が何らかの政党のバックアップを受けて立候補していることになり、政局を追いかけている人たちにとっても面白い選挙区と言えるのではないでしょうか。


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