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【選挙ウォッチャー】 衆院選2021・岐阜5区レポート。

10月19日告示、10月31日投開票で、衆院選が行われました。この岐阜5区は、ネトウヨ界で最も力を持つ人物の一人である自民党の古屋圭司さんを相手に、25歳の美女・今井瑠々さんが立候補し、かなり良い戦いを演じることになりました。若くて可愛い女性が自民党の古株に真っ向勝負しているということで、密かに大注目されていたのですが、美女のいる所に「ちだい」あり。もちろん、僕が岐阜5区を取材しないはずがありません。

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古屋 圭司 69 現 自民党
今井 瑠々 25 新 立憲民主党
小関 祥子 68 新 日本共産党
山田 良司 61 元 日本維新の会

ここは立憲民主党と共産党の選挙協力は実現せず、今井瑠々さんに票の上乗せはありませんでした。結論から言うと、共産党の小関祥子さんに入った票を足したところで、今井瑠々さんが古屋圭司さんを超えることはできなかったので、べつに選挙協力をしなくてもよかったということにはなってしまうのですが、惜敗率で言うと、何も持っていない新人にしては、非常に良い戦いになったと思いますので、これからもコツコツと活動を続けていけば、今井瑠々さんは強い可能性があります。


■ 小関祥子候補の主張

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小関祥子さんは、ガッツリと共産党のオバチャンです。格差と貧困の是正や原発ゼロ、リニア建設ストップを公約に掲げているのですが、これがいかにも共産党らしいところで「政権交代で」と書いてしまうので、なかなか支持が得られなかったと思います。今回の選挙のために半年前からTwitterを始めて、衆院選の後も更新を続けていますので、非常に若々しい感覚の持ち主ではあると思います。土岐市では7期にわたって市議を務め、水道料金を3回値下げしたり、保育料を27年間上げないように頑張って来た人です。地元に根差してずっと頑張って来た人ですが、もちろん、今回も票を取ることはできませんでした。理由は「共産党だから」です。


■ 山田良司候補の主張

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山田良司さんは、なぜ日本維新の会から立候補することになったのかが全然わからない人物です。普通に無所属で立候補したのでは注目してもらえないからなのかもしれませんが、その主張はまったく維新っぽくありません。最も訴えたいことは、東濃に最高裁を誘致すること。東京にある最高裁判所を東濃に持って来れば、最高裁に引っ張られて法律に関するさまざまなものが東濃に移転されて、この地が一気に発展するというのが山田良司さんの主張です。しかし、最も提訴が多く、裁判所が必要なのは「東京」です。最高裁が土岐市とか多治見市のあたりにあるのでは面倒臭くてしょうがない。わざわざ新幹線も止まらないような所に通うことになるわけですが、こんなことになったら弁護士費用に交通費などが上乗せされて、ますます大変なことになります。おそらく弁護士をはじめ、いろんな人が「東濃移転は勘弁してほしい」と言うのではないでしょうか。そもそも最高裁判所を移転させるというなら、司法関係者の意見を聞いた方がいいです。みんなが東濃が良いと言っているのなら実現の可能性もありますが、関係者が反対してしまうのではプロジェクトが前に進みません。

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こんなに主張していることがマヌケなのに、なんと、山田良司さんは元職です。1991年から1995年までは下呂町議になり、2004年から2008年は初代の下呂市長になりました。2009年には民主党公認の比例ブロックに名前を連ね、政権交代が実現するほどの強い追い風で当選。ところが、その後は2016年に下呂市長選に立候補するも落選。今年、岐阜5区から日本維新の会の公認で立候補しましたが、完全にオワコンな人というイメージになっていたため、供託金が没収されるレベルで落選となってしまいました。

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どう考えても山田良司さんの思想一つで最高裁を東濃に持って来ることはできないので、わけのわからん主張をしているアホのオッサンとして扱われてしまったため、9921票しか獲得できずに、まったく勝負にならず。しかし、それでも長らく地元で市民のために頑張って来た小関祥子さんより票を取っているのですから、はっきり言って、イカれています。これも維新の追い風ということでしょうか。


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