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【選挙ウォッチャー】 港区長選2020・分析レポート。

5月31日告示、6月7日投開票というスケジュールで港区長選が行われることになりました。選挙をやる前から決まっているような選挙だったのですが、NHKから国民を守る党の立花孝志が「ホリエモン新党」なるものを設立し、ここに候補者を擁立してきました。こんなことでもなければ、ただ選挙に弱そうなオジサンが現職に挑むだけの平和な選挙だったのに、僕の「重点監視区域」に指定されてしまいました。「ホリエモン新党」に名前を変えたところで供託金の没収を免れるようになるとは思えないのですが、落ち目のアホが藁をも掴む思いで、商標登録されている名前を政党に使い、承認欲求を満たすための選挙をしてくるのですから御愁傷様です。自分の本名と顔を晒し、あえて黒歴史を作る柏井茂達という人は、めちゃくちゃマヌケだと思います。

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武井 雅明 67 現 自民・公明・国民・都F・維新・社民推薦
大滝 実  71 新 元港区議(日本共産党)
菊池 正彦 67 新 元東京都議(生活の党系)
飯田 佳宏 47 新 会社役員(港区議選落選)
柏井 茂達 36 新 ホリエモン新党(実質N国)

この選挙は「選挙をやる前から決まっている」という選挙です。現職の武井雅昭さんは、自民・公明・国民・都民ファーストの会・維新・社民・連合東京の推薦を受けているため、無双状態です。日本共産党の大滝実さんは良い候補だと思いますが、残念ながら、なかなか太刀打ちはできないと思われます。菊池正彦さん、飯田佳宏さんの2人は選挙大好きオジサンで、これまでさまざまな選挙に立候補しては落選を繰り返しています。そして、ホリエモン新党から立候補している柏井茂達さんは、堀江貴文さんのオンラインサロンのメンバー出身で、最終的に「第2のNHKから国民を守る党」から立候補するぐらいの痛い奴です。自分からウンコをかぶりに行っている変態なので、供託金没収は免れないことでしょう。ちなみに、港区長選の供託金は100万円です。


■ 菊池正彦候補の主張

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菊池正彦さんは、1993年に日本新党の公認候補として東京都議選に立候補して当選。ところが、1997年には新進党から東京都議選に立候補して落選すると、2000年に港区長選に立候補して落選。2001年の東京都議選には自由党公認で立候補して落選。2004年の港区長選で落選。2005年には無所属で東京都議選に立候補して落選。2013年には生活の党から東京都議選に立候補して落選。このたび2020年の港区長選は3度目の挑戦となりますが、かなり厳しいものになることは間違いありません。ホームページはあったものの、SNSは選挙が始まったタイミングで開設されていて、フォロワーが20人。いつどこでどのような選挙運動を行うのかが全然わからず、選挙事務所は自宅っぽいし、電話番号が公開されていなかったので、どうせ供託金を没収されるかどうかの状況になりそうだということもあって、今回はポスターだけの紹介とさせていただくことにしました。羽田空港の新飛行ルートは撤回させると訴えています。


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