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こんなキャリアの考え方 ~外国人上司に学ぶ新しい選択肢

今の部署で働いて5年目。1-2年で異動することの多い私としてはかなり長くなりました。昨年は相当背伸びした業務をやり切った感もあり、そろそろ次のキャリアについて考えたい。

…と、いうことを目標設定面談で上司に相談してみました。彼はシンガポール在住のシンガポール人です。

「今は欠員も多いですから(定員9人のうち5人しかいません)部署のことをちゃんとやりますが、今年の後半以降で考えてみてもいいかなって…」と恐る恐る申し出る私に、「おおそうかそうか、部署がどうなるかなんて構わない、自分がやりたいことを優先させろ、ポジションが空いていたらすぐ異動しろ」とやけに乗り気で無責任なことを言い出しました。

「普通キャリアを考えるときに、AがいいかBがいいかと考えるだろうけど」と上司はノリノリでzoomの画面に図を描きだします。

「その先まで考えるんだ。Aのキャリアを選んだらその先にA2としてどんなキャリアがあるか。Bのキャリアを選んだらB2としてどんなキャリアがあるか」

「A2のキャリアは、もしかしたらBのキャリアからでもたどり着けるかもしれない。それだったら、将来の選択肢が多いBを選んだ方がいいんじゃないか。こんな風に先々まで見越して次のキャリアを選ぶ考え方もあるんだ」

初めて聞いた考え方に、へえ~と素直に感心しました。私は目標達成型のキャリアは辿っていませんが、折々に幾つかの可能性からの選択はしています。普段は目の前の選択肢のいい面・悪い面の比較をするだけでしたが、これは新たな視点。

私には持病があり、責任の重いキャリアアップは難しい。仕事にやりがいは求めず適当に流し、プライベートで楽しむことを主治医は望んでいます。…でも、重い責任は果たせなくても、何かもう少し新しいことはできないかな?とつい考えてしまいます。体調を崩したくない自制心と可能性を試したい好奇心の間でいつも揺れているのです。

私は彼のアドバイスをきっかけに、真剣に自分の今後について考え始めました。

#ビジネス #キャリア #女性のキャリア #キャリアプラン #部署異動 #シンガポール #外資系企業


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