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大企業⇄スタートアップのラウンドキャリア3つのメリット

転職市場が活性化し、大企業からスタートアップにチャレンジする人も増えてきました。

一方で、大企業とスタートアップを行き来する方もごく稀におられます。

私はこれを「ラウンドキャリア」と呼んでいます。

※Round=往復、行き来の意味からきています

スタートアップ界隈が好きで渡り歩く人や、大企業間を渡り歩く人が比較的多い中、大企業とスタートアップを行き来する人はまだまだマイノリティではないでしょうか。

私はこのラウンドキャリアのうちの1人で、大企業→スタートアップ→大企業と、大企業に出戻ってきました。そして、まだ分かりませんが何かの機会があればスタートアップに転職するかもしれません。そうすれば2周目突入です。(家族には、またスタートアップ?と言われそうですが)

これは特に意図したキャリア形成ではないのですが、結果的に3社目は大企業を選ぶことになり、今は仕事内容も給与も充実した毎日を送っています。

そこで、大企業に出戻ってきて感じた、ラウンドのメリットを3つお伝えしたいと思います。

仕事のキャッチアップが早くなった

スタートアップは、大企業では考えられないビジネススピードで物事が動きます。決まるのも早ければ変わるのも早いし、ダメな時に元に戻すのも早いです。爆速の社風についていくためには、仕事をゆっくり覚えている暇はありません。

自分からメンバーに図々しく聞きに行き、スキルの高い人の真似をして、視座の高い人とできるだけ多くコミュニケーションを取る。

これを何度も繰り返すことで自社と顧客のビジネス全体像の把握を加速させられます。

この感覚が肌に染み込んでいれば、大企業に出戻ってもすぐに行動に移せると思います。同じ大企業入社でも、新卒入社時とは全く違う解像度で物事が見えてきます。

効果的に報連相ができるようになった

「報連相が大事」とは良く言いますが、これは社員数やビジネスの規模に全く関係なく全人類の必須項目です。たとえ家族間でも、報連相を怠ると後々トラブルに繋がることは皆さん経験済みだと思います。

新卒入社の頃はよく「報連相が少ない」と上司に怒られましたが、スタートアップでは報連相しないとそもそもビジネスが前に進まないので、「報連相しない」という選択肢がありません。エンジニアも含めて出来るだけ多くのメンバーに共有します。営業が現場で拾ってくる情報はそれだけビジネスに重要なのです。

大企業に戻ってからも、この感覚は叩き込まれたままです。お陰で新卒の頃あんなに怒られていた私でも、今では周囲の報連相の少なさが気になるレベルにまでなりました。

セルフマネジメントに磨きがかかった

大企業でも当然自己管理は求めれ、逐一自分の目標に対する進捗を振り返るよう言われておりました。そうでなければ、今の仕事のスピードが速いのか遅れているのかが検証できないからです。

スタートアップは最たるもので、自分の活動進捗を見てくれる人は当然いません。お客さんに架電するのもアポを取るのも全て自己責任です。売り上げが立たない日々を過ごすと自分の人件費が無駄になるので、血眼になって商談を進めます。

スタートアップでの自走経験があるからこそ、現在も顧客情報の整理や行動計画はタイムリーに行うことができるのかと思います。

最後に

以上、大企業に出戻ってきて感じた、ラウンドキャリアのメリットをご紹介しました。少なくとも私自身は、今の大企業では「過去の大企業+スタートアップ」の経験を最大限に活かしていると思います。まだまだ書ききれない内容が沢山あるので、またの機会に公表していこうと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました!


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