宿題の答えを聞いてくる小学生の君へ

宿題の答えを聞いてくる小学生の君に向けて、このnoteを書きます。




…って、実際に子どもたちに伝えたいのですけど、小学生がこのnoteを読むとは思えないですね。汗

とりあえず、自分の考えをつらつら書いていこうと思います。


人に聞く前に自分で調べよう

子どもたちが宿題で、答えが一緒についていない担任の先生が作ったプリントをやっている時があります。

すると、うちの学童では「先生、この漢字わからないから教えて!」とか「この計算あってる?」と言って、答えを聞いてくる子が出てきます。


私が「漢字を教えて」と聞かれたときはだいたい、
「ランドセルに漢字ドリルあるでしょ。それ持ってきな。」って言ったり、
「本棚にこども漢字辞典あるからそれ見なよ」と言います。

すると子どもは「えぇーめんどくさい」って言って、別の先生に聞こうとします。


そういう子に「自分で調べられるときは、自分で調べるようにしよう」と言いたいです。

この先勉強していく上で、自分で調べる癖っていうのは、つけておいた方がいいと思います。


人に聞くっていうのは、すぐに答えが聞けるので楽なんですよね。
そうするとすぐ忘れちゃって、また人に聞かなきゃいけなくなる。

自分で辞書を引いたりドリル見たりしたことって、案外覚えているものです。
(まあ自分で調べても忘れちゃって何回も調べるときもありますが)

ただ、自分で調べられて自己解決できるなら、その方がいいです。
先生がいない間にも進められて「先生がいないからわかんなかった」状態がなくなります。


あと、人に聞くっていうのは「相手の時間を奪う」ことに繋がります。
まあ、これは小学生に言ってもわからないと思いますし、子どもの話を聞くことが私の仕事だと思うので「答えを聞かれて時間を奪われている」とは思わないですけどね。

でも、大人になって仕事するときに、自分でマニュアル見ればわかることを先輩に聞くのは、先輩の時間を奪ってるっていう意識を持つことが大事だと思います。




間違いは可視化したほうが記憶に残りやすいよ

計算があっているか聞いてくる子はだいたい、間違い回答をゼロにして全部正解の状態にして宿題を提出したいんですね。

間違っているのが恥ずかしいって思っているか、はたまた、全問正解で宿題を出したほうが成績が良くなるって考えているか、どっちかだと思います。

それで、間違っていることを指摘されると、自分の答えを消して先生に言われた答えを書きます。


それだと正直、自分が何がわかっていないかっていうのが、後で見たときにわからなくなります。

例えば、算数の文章問題を解くとき…
どの数字を使えばいいのか。
何算かわからなかったのか。
計算ミスしてたのか。
単位が違ってたのか。

その場しのぎで訂正したのって、また繰り返し間違うんです。
最悪の場合、テストで間違えてしまう。
それは非常にもったいないです。


なので、自分がした間違いは見えたほうがいいです。

一回、先生から赤ペンで「✗」をもらうことで、自分が間違いが見えたほうが印象に残ります。
「うわ、ここ間違えたー」って。間違えたところは、赤鉛筆で直す。

そうすることで同じような問題に出会ったとき、「ああこれあれだ。この前間違えたところだ」って言って、また間違えることはほぼなくなります。


だから、間違いを先生に聞く子、さらに間違いを消しゴムで消して直す子に伝えたいです。

「間違うことは何も悪くも恥ずかしくもないことだし、むしろ今間違いに気づけたから良かったね。
間違いは残しておいた方が、次間違えなくなるよ。
だから、間違えたところは残しておこう。」と。




届く…わけないよね

まあ、この話が小学生に届くわけもなく、届いたとしても小学生の心には響かないと思います。

いつかこういう内容を直接言えたらなぁと思っています。

ただ、小学生が納得するように噛み砕くには、まだまだ時間がかかりそうです。


そんなこんなで、今日もまた合ってるかどうかを聞かれるだけです。










まあ、まだ宿題を取り組むだけマシです。
答えを写す子は写しますし。
やらない子はやりませんから。

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