同僚にも秘密してたハック本の紹介 ~脱奴隷~
「SOFT SKILLS ソフトウェア開発者の人生マニュアル」
この本は「ソフトウェア」の話はほぼ出てこない。
変わりに「開発者」の生活や人生について書いてある。
初めは「人生マニュアルなんて大袈裟だな」と思ったが、読むとその意味が分かった。
この本は超優良級だが、同僚に転職されたら困るため、しばらくは紹介せず秘密にしてた。
(自分がフリーランスになってからやっと広めた)
Kindleセール期間で50%OFFになったので、取り上げてみる。
■ 以下のような人にオススメ
・今まで技術追究に徹し、そのため交渉術や転職市場も知らずに不当な待遇に甘んじている人
・無能な同僚や上司より低賃金や不当な評価でモヤモヤしてる人
・会社でやりがい搾取されてる人
・感情論ではなく、具体的な助言付きで背中を押して欲しい人
■ 奴隷慣れから脱却させてくれた
私は新卒で小規模開発会社に就職し、30歳前後でやっと年収260万円超える待遇に不満を感じていたが、改善できずに健康と人生を浪費しながら不満とストレスだけが溜まっていた。
(そして多くのプログラマーは私と同じ境遇だと思う)
そして技術者やサービス提供者として、どれほど生産性や可読性やテスト、保守性、チーム開発力やマネジメント論、実行スピードや製品、ユーザーの満足度の向上だけを考える日々だった。
この本は会社依存で不幸慣れして奴隷の鎖自慢ばかりの、転職市場を何も知らない私の視点を広げてくれた。
技術書とは全く別者で、全ての技術者は一度目を通して欲しい。
■ 内容
「キャリア形成」「社交術、給与交渉」「フリーランス」「健康」「恋愛」など、改善したいがデリケート過ぎて誰にも相談できなかい悩みが本書では書かれている。
そして、様々な面で境遇の改善へ一歩踏み出す勇気を与えてくれる。
■ その他の内容
キャリアや人生観だけでなく、スキルや健康、プロジェクトへの考えも一緒に紹介されいる。
気になる項目だけを拾って読むのも良いが、個人的には全ての項目が読みやすく分かりやすいため、全てに目を通すことをオススメする。
■ 他の本と比べて
よくあるチーム開発やアジャイル開発を抽象的な説明で文量をかさ増しする、なんてことは無く、具体的で非常に読みやすいのでオススメだ。
似たような良本には「ザ・ゴール」「カイゼンジャーニー」「エンジニアリング組織論への招待 不確実性に向き合う」があるが、これらは組織改善の特色が強い。
今回紹介した本は、読者自身の、開発者と同時にビジネスマンとしての視点とその人生観や生活力を改善するためにある。
そのため、オススメの一冊を選ぶなら私は圧倒的にこの本をオススメする。
■ 後発本のほうは?
後発本として、「CAREER SKILLS ソフトウェア開発者の完全キャリアガイド」がある。
こちらも超良本だが、まずは『SOFT SKILLS ソフトウェア開発者の人生マニュアル』のほうが個人的には読みやすく、技術者の根底に大事なものが詰められてると感じた。
この後発本は、先に人生マニュアルを読んだ後が良いと思う。
(※ちなみに私は、真っ先に「IT分野の女性」の項目を読んだ…)
■ 最後に
現在Kindleで半額セール中なので、レビューさせていただきました。
終わり。
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