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時には昔の

話を書いてみたいなと思いつつ。
しかし、noteではオフラインでお会いしている方も増えており、
赤裸々に語りすぎるのもいかがなものかと、指が止まる。


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メンヘラで。
厨二病を引きずり。
人を傷つけ。
勝手に傷つき。
まぁ、傷もつけられたな。
周囲に迷惑をかけ。
自暴自棄になるし。
寂しさを誰かに埋めてもらいたくて。
合コンに明け暮れ。
出会い系アプリを使い倒し。
ストレス発散のごとく快楽に溺れ。
どんな自分になりたいかも分からず、
エステや補正下着に金を使い。
相対評価で昇進する同期に嫉妬し。
36協定を守るために残業時間を改竄する。
30歳までに結婚したかったのに、
好きになるのはモテるチャラ男ばかり。
精神が不安定な中で行う決断ほど、恐ろしいものはない。
人生の悪行が全て身に返ってきた位にはどん底に落ち。
後ろ指も刺され、挙げ句の果てに体調を崩す。
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その昔好きだった人に「自分の軸がない」と言われ。
当時の上司に「目標が薄っぺらい」と怒鳴られ。
上記のことを母親に電話したら、
(悪意はないしその言葉に傷ついたりはしていないけど)
「確かに、それとなく物事はこなせるけど、何がしたいとか、
   どうなりたいとか、小さい時からなかったわよね。」と言われ。


なりたい職業はあったけど、それはまるで夢物語。
氷河期前に就職はしたは良いけど、
自分がやりたいこと、大切にしたい価値観なんて分からず。
社交的ではあったけど、自分があまり好き好んでない人にもいい顔ばかりして。
昔のあゆの曲を引用すれば
「イイヒト」って言われたって「ドウデモイイヒト」みたい
を体現してるような20代だった。


楽しいことも勿論たくさんあったし、笑いすぎていっぱいお腹も痛めた。
でも、鮮明に思い出されるのは、どうしてか苦い想い出ばかり。
人生って、そんなものなのかな。


だけど、苦い想い出がなかったら。
1つでも違う選択をしていたら。

占い師さんからのアドバイスを受けることもなかった。
twitterでコピーを投稿することもなかった。
noteを知ることもなかった。
生け花を始めることもなかった。
新しい友達が増え続けることもなかった。
旦那さんとも出会わなかった。

だから、結局苦い想い出も必要だったんだなと思う。



先月、気心知れたコピーライティングの同門の方と、
言葉の在り方、偽善や、人の心の黒い部分について熱く語り合った。
私が書くコピーやnoteは毒っ気がなくて、どちらかと言えば綺麗事ばかり。
偽善で、理想論で、人の心に全然寄り添えてない。

でも、話していく中で自分の考えや感情が整理されて。
一晩明け、現時点での解答が生まれた。

『私の発信する綺麗事は、今まで行ってきた過ちに対する、懺悔ではないか』


少しでも見捨てないでくれた、お世話になった方、
家族、神様、仏様、ご先祖様へ、
本当に自分勝手だけど、恩返しのつもりで。

これからも綺麗事を言い続けようと、昔の自分を振り返る度に、思うのです。



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読んでくださりありがとうございます!