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【格安スマホ】UMIDIGI A9 PRO 【まだ買いではない】

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こんにちは。

谷塚総合研究所・ガジェット部の塚本です。

今日は「UMIDIGI A9 PRO」について。


去年の終わり頃から中国通販サイトで販売を開始していたUMIDIGIの最新スマホ A9 PRO。

私はフラッグシップのS5 PROを持っているので購入する気はなかったのですが、Amazonでの販売が開始されていたので注意喚起も含めて記事にしています。


UMIDIGIとは?

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UMIDIGI (深圳优米智能科技有限公司、优米手机、ユミディジ)は、中華人民共和国の広東省深圳市を拠点とする通信機器メーカーである 。
2018年までは「UMi」ブランドを名乗っていた。

いわゆる「中華の格安スマホ」ブランドで、その圧倒的な価格の安さから、Amazonで購入を検討する方が多い。

スマホ自体の特徴として、android OSがクリーンな状態で入っているので、とても使いやすい。
逆に、有名メーカーである「xiaomi」や「Huawei」なんかは、独自にカスタマイズされたOSを使用しているので、使用感にクセがある。

最大の売りは、そのコストパフォーマンスの高さだ。
同じ価格帯で比較するなら、SoC・メモリ容量・ストレージ容量・ハードウェア面でのカメラ性能・デザイン・最新技術の導入など、総合的に見て、他を圧倒する性能がある。

私は、現行のフラッグシップモデルである S5 PRO を購入したが、同価格帯スマホにおいて、メモリ・ストレージ・SoCの処理性能・有機ELディスプレイ・ノッチレスなど、とても多くの面で、同価格帯のスマホをぶち抜いている。

そして、実際の使用感においても、その性能差を体感できるレベル。

以前にもUMIDIGIスマホの記事を掲載しています。


スペック解説

では次に、実際のスペック面を見ていく。

SoCとメモリ

このパーツが、実際の使用において「いかにストレスなく動作することが出来るか?」を左右する。

UMIDIGI A9 PROに搭載されているSoCは、Media Tek社製の Helio P60 だ。

単純ではあるが、性能を比較できるAnTuTuベンチマークでのスコアは約17万点

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上記は、同SoCを搭載したUMIDIGI F1のスコア。

今まで、最新のiPhoneやandroidを使用していたユーザーであれば、たとえネットサーフィンであっても明らかな動作の遅延を感じるレベル。
「使えなくはないが、良いとは言えない」レベル。

あと4,000円だけ足して xiaomi Redmi Note 9sを購入したほうが幸せになれる。
こちらはAnTuTuベンチマーク27万点程度あり、ネットサーフィンであれば、全くストレスを感じない。

ゲーミング性能だが、「この価格帯で、まともにゲームが出来るとは思わないほうがいい」レベルです。

3万円とすこし高くはなりますが、先述の S5 PRO が、ゲーミングデバイスとしての最安スマホになるかと。

こちらのスマホであれば、AnTuTuベンチマーク28万点・ノッチレス・有機ELディスプレイ搭載なので、ゲーム用途には打ってつけです。
もちろん10万円前後の最新ハイスペック機には及びません。


カメラ性能

スマホにおけるカメラ性能は、画素数やカメラ数などのハードウェア的な要素より、アプリの開発におけるソフトウェアの要素が重要です。

その点、UMIDIGIスマホのカメラソフトウェアは、まだまだ使えない。といったもの。

同価格帯で販売されている Huawei P30 lite であれば、価格・性能も同等でありながら、最高品質レベルのカメラソフトウェアを有している。

ある程度、カメラも活用するユーザーであれば、P30 lite を迷わずおススメする。


外観

正直言って、UMIDIGIスマホの外観はとても美しい。
誰が見てもそれが格安スマホだと思うことはないだろう。

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今回のA9 PROの外観はiPhoneを踏襲したようなシンプルで無駄のないデザインだ。


その他

UMIDIGI A9 PROの特色と言えば何といっても「非接触体温計搭載」という点だろう。

うーん。ぶっちゃけ「余ってたので付けてみました」レベル。。
実用的ではないです。


メモリ6GB&ストレージ128GB
この価格帯のスマホであれば、4GB&64GBというのが主流である。
メモリもストレージも、これだけあれば性能充分です。
さすがUMIDIGI、ハード面でのコスパはずば抜けている。

対応バンドの豊富さ
格安スマホを使う際、失敗しやすいのが「バンド非対応」スマホの購入。
UMIDIGIスマホの良いところは、対応バンドが豊富なところ。

スクリーンショット (134)

どのキャリアで契約していても、バンド非対応ということはないですね。
安心して購入してください。

まとめ

ここまで、UMIDIGI A9 PRO のスペックを紹介してきましたが、現在Amazonでの販売価格は1万8969円となっています。

正直に言うと、このスマホがコスパの良いスマホと言える金額は14,000円未満です。
現在の価格ではライバルも多く、コスパが優れているとは決して言えません。

SoC性能が価格相応
ストレージ・メモリ性能は良い
カメラは使えない
外観はとても良い
クリーンOSなのでとても使いやすい
対応バンドが充実している

UMIDIGIスマホをおススメするのは、性能面で優れているのに圧倒的に安いからです。
ただ、現在の価格であればそれなりといった印象で、HuaweiやXiaomi、oppoに軍配が上がります。
有名他社スマホは独自の長所を持っていて、それがコスパの良さに繋がっています。

UMIDIGI A9 PRO も、中国通販では13,000円程度で販売されていたので、もう少し様子見すれば価格は落ちてくるかと思います。

現段階では、UMIDIGI A9 PRO を買うのは良くないです。


代替スマホ一覧

下記は、UMIDIGI A9 PROの購入を検討していた人に、現行でコスパの良いスマホです。

UMIDIGI S5 PRO は、現行のフラッグシップモデルとなっており、
SoCにMedia Tek Helio P90 を搭載していて、AnTuTuベンチマークで28万点程度の性能があります。
メモリ6GB、ストレージ256GBとなっており、必要十分。
ノッチレス・有機ELディスプレイ・画面内指紋認証とスペックモリモリ。
このスマホなら、ゲームだって出来ます。


基本性能はA9 PRO と大差ありませんが、なんといってもHuawei。
カメラ性能には雲泥の差があります。
そして、A9 PRO より圧倒的に軽いので、とても使いやすいです。


A73の魅力は、なんといってもその質感。
有機ELを搭載し、eSIM対応、カメラもグッド。
重量も軽く、コスパも良い。文句なしのスマホです。


価格が安くなれば、もちろん今までの UMIDIGI スマホ同様に、とてもコスパの良い一台です。

現状では、他社のライバル端末に及ばない。といった印象です。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。


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