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営業の定義の前に、マーケティングって?

マーケティングとか営業(セールス)って聞いて、思い浮かべるイメージってなんでしょう?人によって違うかもしれません。

その人の経験や、見てきたもの、習ってきたもの、いた場所、影響を受けた本や人、その他諸々の要因によって、バラバラだということを認識することから始めましょう。


教育心理学でいうところのレディネスですね。http://www.kensyu-select.net/dictionary/readiness
レディネス:学習や習得を行う場合に、学習者側に、学ぶために必要な条件や環境が整っている状態のことであり、特に子どもの教育に用いられる言葉です。 子どもの心身が発達し、学習する際の基本的な条件となる知識や経験などが形成されて、身体などができあがっているといった、学習者が学習活動に効果的に関わることができる心身の準備状態のことを示しています。 また、レディネスは学習の前提条件です。

私が尊敬する高広さんの「次世代コミュニケーションプランニング」

には、コンテクストが大事だと書かれてます。高広 伯彦 氏インタビュー:コミュニケーションプラニングに求められるのはコンテクストの見極め新しい広告、PRのあり方とは? https://www.sbbit.jp/article/cont1/25683

コンテクスト:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%83%86%E3%82%AF%E3%82%B9%E3%83%88 コンテクスト(英: Context)あるいはコンテキストとは、文脈や背景となる分野によってさまざまな用例がある言葉であるが、一般的に文脈(ぶんみゃく)と訳されることが多い。文脈により「脈絡」、「状況」、「前後関係」、「背景」などとも訳される

ここの定義がずれてる同士で話すと、軋轢を生みます。仕事をする上でも合わせておかないと、最初から躓きます。対顧客だけコンテクストを考えてればいいわけではなく、目の前に人がいるなら、全て大事だと思ってます。経験上、物事がうまくいかないケースはの最初の要因はしょっぱなからここがずれてるなと思うことが多いです。

改めて。皆さんはマーケティングと聞いて何を思い浮かべますか。私は、大学時代文学部だったのですが、経営学部マーケティング学科の友達にどんな勉強してるの?って聞いた際に、「リサーチ」と言われたので、マーケティングってのは、顧客ニーズをリサーチとか調査する事だと思ってました。

社会人になってからもSNSマーケティング、のような、〇〇マーケティングという言葉がバズったりしたので、何か仕掛けたり、宣伝したりすることがマーケティングなのかなとも思ってました。


宣伝会議さんのセミナーに通ったり、マーケティング関連の本を読むことで、だんだん整理されていったのですが、自分でもこんなに定義が変わるんだから、一言で言い表せないよなと思います。


でもWikipediaにはこうあります。

マーケティング:マーケティング(英: marketing)とは、企業などの組織が行うあらゆる活動のうち、「顧客が真に求める商品やサービスを作り、その情報を届け、顧客がその価値を効果的に得られるようにする」ための概念である。また顧客のニーズを解明し、顧客価値を生み出すための経営哲学、戦略、仕組み、プロセスを指す。


どうですか。定まってないですね。

概念であり、経営哲学であり、戦略であり、仕組みであり、プロセスであると。要は企業活動そのものですよね。それを〇〇マーケティングって自分で範囲を狭めちゃうって、ナンセンスだと思うんです。私はずっとBtoBのセールスをやってきたので、営業もしますし、その前段階でセミナーを開催したり、展示会に出展してリードを取ったり、なんでもやってたのですが、その行為全般のことだよなと、思ってます。

その会社が、どういうサービスで顧客に価値を届けるのか、どういう思いでやってるのかなどの背景、背骨がはっきりしないと、何をやっていいかわからないはずなのです。


話を戻します。あらゆる企業活動がマーケティングに該当するのであるなら、マーケティングとセールスというのは並列ではないと思ってます。(と言いつつ、自分の部署はセールス&マーケティング部なのですが。)

本当は並列ではなく、セールスというのはマーケティングという概念の中に包含されると思ってます。知らんけど。図にするとこんな感じ。

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なので、場合によってはセールス部門を置かなくても成り立つサービスもあるでしょう。展示会やデジタル施策がなくても成り立つ場合もあるかもしれません。商材によっては、セールスパーソンが、ひたすら売ってくる方がマッチする場合もあると思います。

広報宣伝、CM、広告などがマーケティングという人もいれば、市場調査などがマーケティングと考える人もいるだろうし、展示会とかセミナーやる事だったり、メールマーケティングとか、コンテンツマーケティングとかデジタル場で施策を打つのがマーケティングの人もいるだろうし、それに加えtoCやtoBでも違うし。もうカオスですね。

ですので、その商材やサービスの内容。会社の規模、成長度合いなどなどによって、最適な手法を考える事がとても大事なのです。(採用するときも気をつけないとな。。。)


物やサービスを売るからって、とりあえず「営業部隊を作って人数増やす!」とか、「ひたすらテレアポする!」とか、何も考えずやってると物は売れません。展示会に出て、その場で商談して受注に至るケースもあると思います。


何が言いたいかと言いますと、「マーケティングって一言で言い表せない」ですということ。さらに、その中の営業という行為についても同じなんです。ふう汗。次回細分化してお伝えします。

補足を追加しました。






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