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完璧主義と自分軸

おはようございます、しましまです。

ひさしぶりにゆっくりと皆様のnoteを見る時間ができました。
世の中はお盆休みなんですね。
(夫婦ともお盆が関係ない仕事で実感が薄い💦)
みなさまの帰省のアレコレ話を共感しながら拝読してました。



今年はたぶん人生で一番気持ちが楽な帰省でした。

足の調子が悪い母に代わり
甥っ子の世話をするという名目があり
どうせうちの子どもも暇してると
まとめて一緒に相手するだけ、といえばそれだけのための帰省。

そこでね、ちょっと何かをするだけで母から異常に感謝されるんです。

そんなに「ありがとう」ばっか言わなくても、とか
そこまで申し訳なさそうにしなくても、とか。


昔なら
手伝っても「ちゃんとできてない!」など文句こそあれ
感謝なんて全然なかったので
逆にちょっと落ち着かないと感じたくらいです。

私としてはいい塩梅で付き合うことができました。


++++

うちの母、完璧主義だったんですよね。
人に頼ることも嫌い。

自分の基準があって、そこに達してなければ意味がない とか
できないならやらないほうがマシ とか
他人にも自分の中の完璧を求める とか。


ここでいう完璧主義は
いわゆる熟考や精度向上の上位互換ではありません。
ゼロイチ思考だったり
完璧の強要だったりということを指します。


自分の保護下にいる者(子どもや妹)にはちゃんとしてあげないと!
という(私からすると謎の)愛情深さから
ずけずけと人のフィールドに入ってきて
自分の完璧を押し付ける人でした。

孫を見せると喜ぶ人なので、
親孝行と自分に言い聞かせて帰省していたけれど
いっつも憂鬱でした。

u1さんのこれ、めっちゃ共感…


今回、私を頼らざるを得なくなった母。

自分の身体が思うように動かなくなり
自分の中の100%を自分で達成できなくなって
悪い完璧主義を少し手放してくれたように思います。

# とはいえ、あの感謝は
# 自分ができないという負い目からのもののような気がする。
# 感謝すればするほどしんどいんじゃないか?
# ここにも悪い完璧主義の悪影響が出てるんだろうなあ…。


年をとればとるほど
完璧主義はしんどいだろうなーって思います。
だってできないことが増えてくるんだもの。
できないからやらない方がマシ精神だと
そのうち生きていけなくなりそう。

そう思うと、老いによって
自分でできなくなってしまう未来は必ず訪れるのだから
こういう完璧主義は最初から持たないほうが幸せなのかもしれない。



なんで持っちゃったのでしょうね?


何かをやって、意味のないことはない。
動けば、些細でも必ず変化はあるもんなんです。

それを『ない』と言い切る。

私は、ちょっと他人軸的考え方な気がしてなりません。

つまり
100%完璧であればみんな不満や批判はないでしょ?
みんな認めてくれるよね
的な。

自己防衛からきてるんじゃないかと思うんです。



じゃあなぜそこまでして自己防衛するの?

と考えると

自己軸で生きてないことに尽きる気がして。


自分軸で生きてたら
ちょっとできない、ちょっと足りない程度の揺らぎで
自分が脅かされることはないはず。

他人から攻撃される隙を与えないために
完璧なものを作り上げる。
完璧でないなら作らない。
(無ければそもそも攻撃されないから)

そして、自分を守るために自分の完璧を人に押し付ける。

うん、しっくりくる。


そう思うと
母も自己肯定感の低い他人軸で生きてきた人なのかもと思えてきた。

思えるというか、確信に近い。
これを前提にするとアレの理由もコレの理由も
いろんなことが数珠繋ぎにわかった気がするかも…



そんな風に考えてると
ふと母にかけてあげたい言葉が浮かんできました。


すでに十分できてるよ


十分なんて言葉じゃ完璧には程遠い?

いやいや
生きてくうえで十分ならいいでしょう!

完璧主義に囚われてしまった人には
難しいかもしれない。
でも老いることで完璧主義を手放さざるをえなくなった
今の母になら伝わる気がします。


今日も心をラクに、自由に。
お互いに心地よい一日でありますように!



++++

追伸

でも物事は突き詰めれば突き詰めるほどその先が見えるモノ。
完璧からはどんどん遠くなるものなんだと実感します。

そもそも完璧は
ただそこに壁を建てて
その先を見えなくしているだけなんだと思う。

完璧は終わり。
それはつまらないなあと思ってしまう私ですが
終わりがないとスッキリしないという気持ちになるのもわかるw



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