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【自己紹介】#5_冨山絵(とみやま かい)

今回は、生物学を専攻する大学院修士1年生の冨山絵さんに自己紹介して頂きました!既に学会などでも発表の経験を積んでおり、研究の最前線で活動しています。生物の世界にのめり込んだ背景について、詳しく話してくれました。コミュニケーション能力も非常に高く、NESOのしっかり者です!


自己紹介

シーラカンスと2ショットの様子

プロフィール

・冨山 絵(とみやま かい)
・2001年2月1日 生まれ
・千葉大学理学部生物学科 卒業
・千葉大学大学院生物学コース 所属
中学・高校教員免許(理科)取得

初めまして。代表奥山と同じく、千葉大学大学院修士1年の冨山絵と申します。現在は出芽酵母を用いて、多様性とその機能について研究しています。
パン作りが好きで、休日によく取り組んでいます。最近はカレーパンを作りました!パンをふっくら膨らませるためにも、酵母が用いられていますよね。そう、気が付けば、平日も酵母、休日も酵母。面白くて美味しい、推し生物です。みなさんの推しはなんですか?

生い立ち

あまり意識はしていませんでしたが、自然や生物と戯れる機会は多くあったように思います。
就学前は少しだけワイルドな保育園に通っており、田植えや芋掘り、登山などを楽しんでいました。休みの日には母に連れられて近所の牧場に出向き、牛や豚を眺めることも。小学校に上がってからは、毎年のように弟とサマーキャンプに参加して川遊びやシュノーケルを体験しました。いつかの夏に参加したカブトムシ捕獲体験イベントでは、まさかのコーカサスオオカブトを捕獲!日本とは思えない経験でした。カブトムシ界最強のツノで虫カゴを突破され、リビングの椅子に張り付いていた「彼」を見つけたときの驚きは忘れられません。
今思えば、両親は無意識のうちにずっと生物学への伏線を張り続けてくれていたのかもしれませんね。そのせいか、高校時代の理科科目選択では、迷うことなく生物を選択しました。でも、同じようにワイルド経験をしてきた弟は文系学部へ進学したので、やっぱり生き物って遺伝環境だけでは図れないなあ、とも思うのです。

大学生活

研究の面白さ

「新しいモノや現象」を作り出せることが、研究の面白さだと感じています。たとえば、酵母について考えてみると。酵母を使って作られている食品を思い浮かべてみてください。パン、お酒、お味噌…。サプリメントなどにも用いられていますね。このような酵母を用いた食糧生産は、酵母の性質をよく理解して、その働きを的確に制御することで、成り立っています。これまでの酵母研究の積み重ねによって、これらの食品や生産システムが生み出されてきたのです。
小さな実験を重ねて、新たなシステムを構築して、偶然を必然へと変えていく。社会を少しずつ豊かにしていくような、研究のそんな側面に魅力を感じています。

おわりに

改めて、千葉大NESOに興味をもっていただきありがとうございます。このような活動に関心のある方は、もしかしたら既にご自身の興味の対象を明確に見つけていて、それに向かってひた走っているかもしれませんね。
私はこれまで、あまりそういう経験がありませんでした。好きなことはたくさんあるけれど、どれもそこそこ好き、くらい。でもだからこそ、まだ何者にでもなれるし、何にでも染まれると思っています。可能性は無限大なのです。そう思い始めたら、自分の周りに広がっているさまざまな世界がどれもチャンスに見えてきました。経験のないスポーツを始めたり、単身で旅行してみたりと、挑戦することに積極的になれました。
この活動も挑戦のひとつです。みなさんの世界を知って、それを吸収して、私自身も成長したいと考えています。ぜひ、好きなことがある方も、そうでない方も、視野を広くもって活動を楽しみましょう!どうぞよろしくお願いいたします。

最後まで読んでいただきありがとうございました。


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