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第二回 もじかき練習帳 お題5[作品発表]
もじかき練習帳 お題5
お題5 以下の画像を文章で表現してください。
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広い店内には、ずらりとファッションアイテムが並んでいる。すぐ近くの靴はもちろん、奥に見える洋服までとにかく品揃えが良い。同じ型の服でも色違いがたくさんあるし、靴も多数のサイズを揃えているのか、箱が山積みになっている。
無数のライトに照らされる、数々の洋服と靴達。
開店前。日中の賑やかさからは想像もできない、しんと静まり返った店内で一人思う。
何かを求めて、今日もお客様達が立ち寄って、迷って、そのまま立ち去る人もいれば、新しいアイテムをゲットして足取り軽やかに帰る人もいる。
私はそんな人々を見るのがとても好きだ。
今日も、そんな1日が始まろうとしている。
おかあさぁん、届かなぁい!と叫ぶ声に目を向けると、子供服売り場に高く積まれた靴の箱に手を伸ばす幼子がいた。どれが欲しいの?と尋ねると恥ずかしそうにあれ、と指さす男の子。私が箱を渡すと、彼は両腕で必死に抱え込んで走って行くので、転ばないか心配になった。
見渡す限りの服服服。たくさんの服が私を出迎えてくれた。ショップのフロア一階分、全てが服や靴などの衣類で溢れかえっている。どれを手に取る以前に何処へ向かおうか迷ってしまいそうだ。一歩足を踏み出して、私は服の海に飛び込んだ。
新品の靴の匂いがする。出かける頻度が減ってから、服を買いにきたのはおよそ一年ぶりだった。流行りも最近の「かわいい」もわからず、私はただ立ちつくし、店の中をぐるりと見回す。
シンプルな作りの広いフロアに、色とりどり様々な服が並ぶ。整然としているように見えて、靴のディスプレイは乱雑に高く積まれた白い箱の上。商品の残り具合で、高さにバラつきがあり、高いもの程ちょこんと申し訳無さげに乗っているように見える。
手前には華やかでかわいらしいサンダルが最初に選んでくれと言わんばかりの豊富さと、これからこのサンダルに合わせられるワクワクさでドキンと、胸が高まった。女の子の夢が詰まったお洋服にはどの鞄、靴、アクセサリーが似合うのか、はたまた似合うものとの出会いに感謝。
白を基調とした店内に一歩足を踏み入れた途端、店員に声を掛けられて落ち着かない気持ちにさせられる。入り口付近に積み上げられた靴の箱や、ハンガーに吊るされた衣類が、買い手の到着を待ち侘びている。目にする物すべてが高級品に見えて、私は手を出さずに店内を一周した。商品ではなく天井に取り付けられたライトの角度に見入りながら歩く姿は奇異に映ったらしく、浴びせられる視線が痛い。
アウトレットモールの広い店内には、靴の入った白い箱が山と積まれている。「今日は買うぞ!」なんて意気込んできたのだけど、結局いつも大した買い物もしないまま帰ってしまい、「あぁ、やっぱりアレも買っておけばよかったな」なんて後悔するのだ。
大量生産されたのであろう靴の白い箱が、いくつも積まれている。人気なものは箱の数が少なくサイズも限られたものしか残っていないけれど、そうでは無いものは選び放題とも言える。それは、形も色もバラバラな沢山の種類の服も同じだろう。色んなファッションを楽しめるように、カラフルな洋服達が背の低いハンガーに掛けられ、その横には中を開けなければ何が入っているのかわからない白い箱が積まれていた。
この店ならば、全身のコーデが簡単だろうとやって来たが。いったい、この中のどれを着れば皆にオシャレだと思われるだろうか。
私は途方に暮れて店内をグルリと見渡す。ハンガーにかけられたかわいい服がズラリと陳列されているかと思えばそれに負けじと美しい靴が並ぶ。最初の内はキラキラした店内にはしゃいだが、だんだんと疲れてきた。もうこの夢のような状態から覚める頃合だろう。私はワンピースを1着、会計しに向かった。
来週末にある推しのライブに参戦するため、綺麗系からカジュアル系まで揃う大きなアパレルショップに服を買いに来た。
色とりどりのアウター、トップス、スカートにワンピース、靴だってパンプスからブーツまでサイズ違いで取り揃えてある。
なるべくお金は推しのグッズへと課金したいから、服はできるなら着回しが出来るのを選びたい。あれこれ試着しては見たものの……うん、今日のところは下見だけにしよう……。
まさに量販店。靴や服は在庫の全てを並べているようで、同じような商品が整然と並んでいる。さっきまで友人と一緒にいたハイブランドのお店とは全く違う。商品の質も扱いも、接客も、あらゆる面でブランド店の方がずっと上だ。……と、思っていたけれど。――新発見だ!こういうプチプラなお店でも、流行りのおしゃれな小物はあるし、試着は気軽にできる。安くても適度な肌触りで着まわしやすい服もある。うん、意外と気に入った。
あの人はどんな服が好きだったろうか、これなら着心地は悪くないだろうか。これどうかな?かわいいよ!と楽しそうな若者の横で、窓越しにしか会えない家族への服を選ぶ。
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