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エンジニアリングのキャリアパス:専門化 vs. 幅広いスキル

「最近何してるん?」とか、
「どんな仕事してるのか、さっぱりわからん」と、

実家で父に会うたびに言われ続けています…

現在、「ITアドバイザー」という肩書を名乗っています。

たしかによくわからんか…笑

ITに関する仕事は多岐にわたっているので、肩書をきいても、実際にどのような業界や分野で、どのような仕事をしているのか、よくわからないことが多いと感じます。

最近は、ゴリゴリとプログラムを書く機会は減りました。
でも、プログラムを含め、動くものを作ることは大好きです。

プログラムを書く機会が減った今でも、IT屋さんであり、ITエンジニアの端くれだと自負しています。

IT屋さんの中では、とことん専門化に進む人と、幅広いスキルを目指す人と、その両方をしっかりバランスとってる人と、様々な人がいるように感じます。

エンジニアのキャリアパスは専門化?幅広いスキル?どちらが正解?

キャリアを重ねるにつれて、エンジニアにとってのキャリアパスは、専門化を進めるべきか?幅広いスキルを磨くべきか?悩む場面が出てくることでしょう。

これは、多くのITエンジニアにとって重要な問題とも言えます。

正直言って、どちらかが正解とは言い難いです。実際には、どちらのアプローチもそれぞれの状況や個々人の目標に合わせて選択されるべきです。

自分自身の目標、興味、市場の需要、および将来のキャリア目標に応じて異なります。

多くの場合、専門化と幅広いスキルの両方を組み合わせることが最も有益な方法となることでしょう。

ここからは、あなた自身のキャリアパスにとって、専門化?幅広いスキル?どちらが正解なのか、あなた自身が考えられるヒントとなるようなポイントを解説します。

エンジニアが専門化するメリット

まずは、エンジニアが専門化するメリットについて考えてみましょう。

深い専門知識が得られる

特定の技術領域や分野に特化することで、エンジニアはその分野における深い専門知識を獲得することができます。そうすることで、新しい技術やトレンドに対する理解が深まり、問題解決や革新的なアプローチの開発に繋がる場合があります。

プロジェクトでのリーダーシップをとれる

特定の分野での深い知識を持つと、プロジェクトでのリーダーシップの役割を果たす機会が得られます。専門家としての見識や洞察力は、プロジェクトの成功に向けた意思決定や戦略立案において重要な要素となるため、プロジェクト内でのキーパーソンになれる可能性があります。

高い需要と給与水準を得られる

特定の技術分野における専門家は、市場において高い需要があります。そのため、その専門分野におけるエンジニアは、高い給与水準や将来のキャリアの成長の可能性が高まることがあります。

専門分野でのキャリア成長が望める

専門化は、個々のキャリア成長において重要な要素です。深い専門知識の獲得は、エンジニアが専門家としての地位を確立し、その分野での尊敬と信頼を獲得する手助けとなります。

業界のリーダーシップへの道が開ける

特定の分野における専門家は、その分野のリーダーシップのポジションに到達する可能性が高まります。そのため、技術的なリーダーシップや業界全体への影響力を持つことができるようになります。
これらのメリットを考慮すると、適切な専門化はエンジニアのキャリアにおいて重要な要素であり、専門的な成長と成功に大きく貢献することができることがわかります。

エンジニアが専門化するデメリット

メリットがある一方で、エンジニアが専門化する際には、デメリットもあります。

市場の変化へ適応性に制限が生まれる

急速に変化するテクノロジー業界において、特定の分野に過度に特化すると、新しい技術やトレンドに対応する柔軟性が制限される可能性があります。これにより、新しい市場ニーズや要件に対応することが困難になることがあります。

プロジェクト選択に制限が生まれる

過度な専門化は、エンジニアが参加できるプロジェクトの範囲を制限する可能性があります。特定の専門分野に焦点を当てることで、他の領域や多様なプロジェクトへの参加機会が制限される可能性があります。

技術の統合の困難さが生じる

複数の技術領域にわたる深い知識を持たない場合、異なる技術間の統合や複雑なシステムの開発において、課題が生じる可能性があります。このような場合、他の専門家との協力やチームワークが必要となります。

市場の需要が変化した時のリスクがある

専門化は、市場の需要の変化によってリスクを伴うことがあります。特定の分野での需要が急速に減少する場合、その専門家は新たな機会を見つけるために追加のスキルを獲得する必要が生じることがあります。

専門化のトンネル効果が生まれる

専門分野に過度に特化すると、その分野以外の知識やスキルの獲得が疎かになる可能性があります。このことは、他の分野でのキャリアチャンスを逃す可能性を高めることがあります。
専門化するメリット・デメリットにも関連しますが、次は、エンジニアが幅広いスキルを得るメリット・デメリットについてもみていきたいと思います。

エンジニアが幅広いスキルを得るメリット

まずは、幅広いスキルを得るメリットです。

柔軟なキャリアパスを持てる

幅広いスキルを持つエンジニアは、異なる技術領域や業界での役割を果たす機会が広がります。これにより、キャリアパスにおける柔軟性が高まり、多様なプロジェクトや業務に参加することができます。

市場の変化へ迅速な対応ができる

急速に変化するテクノロジー業界においては、幅広いスキルを持つことは市場の変化に迅速に適応するための重要な要素となります。新しい技術やトレンドに対応できる能力は、エンジニアに競争力を与えます。

多様なプロジェクトへの参加機会が得られる

幅広いスキルを持つエンジニアは、様々な種類のプロジェクトに参加する機会を得ることができます。これにより、新しいチャレンジに取り組むことができるだけでなく、さまざまな技術や業務に関する知識を広げることができます。

クロスフィールドでのコラボレーション機会に恵まれる

幅広いスキルを持つエンジニアは、異なる専門分野の専門家と効果的に協力することができます。これにより、異なる視点やアプローチからの知識共有が促進され、革新的な解決策やプロジェクトの実現が可能となります。

キャリアが多角化できる

幅広いスキルを持つことは、エンジニアのキャリアを多角的に発展させることができる重要な要素です。異なる技術や分野における経験や知識は、エンジニアがリーダーシップや管理の役割を果たすための基盤を築く手助けとなります。

エンジニアが幅広いスキルを得るデメリット

一方で、デメリットもみてみましょう。

深い専門知識の欠如してしまう

幅広いスキルを追求することで、特定の分野における深い専門知識を獲得する機会が制限される可能性があります。このため、特定の技術や分野において競争力を保つことが難しくなる場合があります。

プロジェクトへの深い関与が難しくなる

幅広いスキルを持つエンジニアは、特定のプロジェクトに深く関与する機会が制限される場合があります。これにより、プロジェクトに対する専門的な洞察力や深い理解を欠く可能性があります。

給与や単価が低くなる恐れがある

幅広いスキルを持つエンジニアは、特定の分野における専門家よりも給与水準が低い場合があります。深い専門知識を持つエンジニアは、その分野での高い需要に基づいて高い給与を得ることができる一方、幅広いスキルを持つエンジニアは、専門家としての評価が下がる可能性があります。

市場の専門性への需要

特定の分野における専門家への需要が高まる中で、幅広いスキルを持つエンジニアは、市場での専門家としての需要に対応することが難しくなる可能性があります。すると、特定の分野における競争力を維持することが難しくなる場合があります。

時間とリソースが不足してしまう

幅広いスキルを獲得するためには、時間とリソースをさまざまな分野に分散させる必要があります。このため、特定の分野における深い専門知識の獲得に費やすことができる時間やリソースが減少する可能性があります。
専門化と幅広いスキル、どちらについても、メリットとデメリットがあることが分かりました。
では、そのどちらのメリットも得られるように、うまくバランスを取った適切なスキルセットを獲得するにはどうしたらよいでしょうか?

適切なスキルセットの獲得するためのポイント

専門化と幅広いスキルの良いところ取りをして、適切なスキルセットを獲得するにはどうしたらよいのでしょう?

基礎的な幅広いスキルを習得する

まず専門化に取り組む前に、幅広い基礎知識とスキルを獲得することが重要です。これには、プログラミング言語、データベース管理、ネットワーキング、セキュリティなど、IT分野全般にわたる基礎的なスキルが含まれます。

専門分野を選択する

基礎的な幅広い知識やスキルを得た後、自身の興味や市場の需要を考慮して専門化する分野を選択します。将来の市場の需要や成長の見通しを考慮し、深い専門知識を獲得する分野を慎重に選択すると良いでしょう。

新しい技術やトレンドへ関心を持つ

専門化を追求する一方で、常に新しい技術やトレンドに関心を持ち、それらについて学習する習慣を身につけます。これにより、専門化の一貫性を保ちながらも、業界全体の動向に対応できる能力が向上します。

様々なプロジェクトへ参加する

幅広いスキルを身につけるためには、多様なプロジェクトに参加することが重要です。異なる分野や技術領域のプロジェクトに参加することで、新しいスキルや知識を獲得し、自身の能力を拡大することができます。

継続的な学習と成長を意識する

常に学習を続け、自身のスキルセットを更新し続けることが重要です。オンラインコースや専門書、業界イベントへの参加など、積極的な学習の習慣を身につけることで、専門化と幅広いスキルの両方を維持することができます。

市場の動向と予測を掴む

市場の動向と予測を掴むためには、定期的な業界レポートや市場調査の分析が不可欠です。業界の主要なプレーヤーや競合他社の動向、新興技術の台頭など、市場をリードする要因を把握しましょう。また、業界イベントやセミナーに参加することで、トレンドや市場のニーズを理解する機会を得ることができます。

将来のトレンドへ対応できるようにする

新しい技術やプラットフォームに関する情報収集を継続的に行い、そのトレンドに対応できるようなスキルや知識の習得を心がけましょう。特に、人工知能、ブロックチェーン、クラウドテクノロジーなど、急速に進化する分野に焦点を当てることが重要です。

キャリアの長期的な視野を持つ

自身の目標や興味を明確にし、その目標を達成するための計画を立てることが必要です。自身の強みや弱みを正確に把握し、それに基づいて継続的なスキルアップやキャリアの進展を図りましょう。さらに、業界の変化や新しい機会を見極めるために、専門家やメンターとのコネクションを構築し、定期的なキャリアプランの見直しを行うことも大切です。

僕の場合

参考になるかどうかわかりませんが、僕の場合は、程よくバランスが取れてる方だと思います。
大学生の時にハマったインターネットをきっかけに、SEに興味を持ち、文系でもSEとして採用してくれる会社を中心に就職活動をしました。
その結果、新卒で、銀行のシステム子会社に入社し、1年目はインフラ担当の部署、2年目以降はアプリケーション開発を担当する部署に配属されました。
汎用機、UNIX機、Windows機などさまざまなプラットフォームで稼働するシステムを担当しました。
預金、外国為替、SWIFTなどさまざまな銀行業務のアプリケーションを担当しました。
PL/I、アセンブラ、C言語、Java、Windowsバッチ、UNIX K-shell、パッケージソフトのカスタマイズなど、さまざまなもので銀行システムの機能を提供しました。
チームリーダーもやりました。プロジェクトマネージャもやりました。
銀行システムという比較的専門化された分野で、さまざまなプロジェクトでさまざまな経験をさせていただき、幅広い知識とスキルを得ることができました。
その13年勤めた会社の経験を活かし、監査法人のアドバイザリー部門のコンサルとして転職しました。
銀行を中心とする金融機関をはじめ、さまざまな業種のクライアントのプロジェクトを経験しました。
残念ながら、体調を壊し、後ろ向きなきっかけででしたが、個人事業主として独立して今に至ります。
会社員時代より、関わるプロジェクトの大きさは変わってしまいましたが、これまで経験した全ての知識やスキルを活かしつつ、トレンドなどをふまえ、将来に向けたIT利活用に携わっています。
自己紹介記事でも簡単に触れてるので、良かったら読んでみてください。
(note内のリンク:https://note.com/chiaki99/n/n3c1e27967316)

ITエンジニアを含むIT関連に従事している人たちにとって、キャリアパスは悩ましいものです。

上司や先輩、同僚などに相談できれば良いのですが、そうじゃない場合や、内容もあると思います。

そんな時には、人材サービス会社を活用してみてはいかがでしょうか?

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