世界の陰謀に巻き込まれた僕の物語。
現在、過去、未来、地球、宇宙、全ては繋がっている。
新しい世界への入り口に到達する為には、古い世界は終焉する。
希望が途絶えたその瞬間に、新し…
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世界の終わり と世界の始まり 第十六章 虹色のトンネル
僕たちは、虹色が渦のように動くトンネルの前で固唾を飲んだ。
ここに入っていくには相当な勇気が要る。
見たことのない世界に足を踏み出すというのは、崖から飛び降りるような気持ちだ。
けれど、ここに残るという選択肢が最悪なわけで、ここ以上の地獄はないだろう。
だから、促されるままに進むしかない。
この白い大男の助っ人たちからは、嫌なエネルギーは感じない。
むしろ愛のエネルギーと言えばしっくりくるような完
世界の終わりと世界の始まり 第十二章②ポリス
ポリスステーションに着いた僕たちに、ポリスたちが軽食を用意してくれた。
それをガツガツと食べている間、さっきパトカーを運転していた方のポリスが、横に座って、話しかけてきた。
君たちどこで誘拐されたんだい?
僕は、早くママたちに会いたい一心で、即答した。
「ニューヨークです。五番街の高級デパートメントの中で、、、」
ポリスは驚いた顔をした。
「ニューヨーク?!ここはワシントンDCだ。連れてこられ
世界の終わりと世界の始まり 第十二章①今いる世界
保護された僕たちは、パトカーの後部座席に座っていた。
助手席に座っていたもう一人のポリスが後ろを振り返り、優しい笑顔で話しかけてきた。
「君たちお腹空いてるでしょ?これでも食べるかい?」と言って、チョコレートを差し出した。
僕たちは、お腹がぺこぺこだったから、がっついてチョコレートを頬張った。
「軟禁されてたって?本当に怖い目にあったね。どんなところだったんだい?閉じ込められてたの?詳しく話してく