群馬ビリヤニ ラインナップ6選
ビリヤニ、それは一度口に入れるとスパイス天国に連れて行かれ、味覚と嗅覚を幸せで包んでくれる魔法のご飯のことである。
インドの米料理として紹介されがちなビリヤニは、もともと中東で食べられていたスパイシーな炊き込みご飯がイスラムの伝播とともに南アジア圏に広まっていき進化した料理だ。
最近はビリヤニ人気も高まり、日本人向けの南インド料理店を中心にメニューの中で見かけることが多くなった印象である。(どっかの本での受け売り)
そんなビリヤニはもちろん群馬でも食べることができる。
東京の有名店に負けず劣らない愛すべきインド料理店及び南アジア系料理を出すお店が、たくさんあるのだ。
群馬の美味しいビリヤニを6つ紹介したいと思う。レッツゴー!
1 イエロームング(太田市)
いきなりマニアックなビリヤニを紹介させて頂こう。
ビリヤニというと、日本のインド料理店であるのは大抵チキンかマトン(羊肉)である。
でもチキンやマトン以外のビリヤニを出すお店もある。それがここイエロームングだ。太田駅北口を出て徒歩5分、407号選沿いにあるお店。
この日出されたのはチキンやマトンではなく、鹿だった。
鹿、、、。🦌
どんな味がするんだろうと思いながら食べたが、臭みもなく柔らかくて美味しかった。
イエロームングのビリヤニは、色んなお肉を使ってるのが印象的だ。
チキン、ポーク、ビーフ、ラム、マトン、、、、。
ポーク‼︎
パキスタン系のお店ではポークは出ないでしょうから貴重だね。
パキスタンはイスラム教だから豚肉は食べない。ポークビリヤニは出るところは少なそうだ。
このお店には、奇抜なビリヤニを密かに期待している。(鹿以外には)まだびっくりするようなのはないな。猪とかヤギとかフィッシュの日があったら、どんなに忙しくても飛んで行くだろうなぁ。たぶん。
イエロームングでビリヤニが出るのは毎週水曜日。ビリヤニを食べるのは宗教もあってか金曜日って人が多い中で、他と差別化するために敢えて水曜日にしたらしい。
水曜日、奇抜なビリヤニを密かに期待しながら、Instagramで今日のメニューの写真が投稿されるのを待とう。
待つわ。いくらでも待つわ。(byあみん 1983年)
2 サラームカレー(伊勢崎市)
伊勢崎駅北口を出て車で数分くらいのところにあるパキスタン系のカレー屋さん。
サラームカレーでビリヤニを食べた日、本当はカブリプラオというビリヤニとは違う米料理を食べようとしたのだが、注文してみたら
「アー、ごめんなさい、それ、あの、………Friday」
と言われてしまった。
なぜ英語(笑)他の会話は日本語で言ってくれてたので金曜日くらい言えそう気がしたが、金曜日は言えなかったらしい。
クッソー。その日はWednesdayだったよー。
仕方なくビリヤニを食べることにした。
写真じゃ分かりづらいけど、結構量多い。ボリューミー。
最初食べられるか不安だったけど美味しくてペロリだった。
ご飯の中に骨付きチキンが2つ入ってて、スパイシーでとてもうまい。
カブリプラオが食べられなかったのは残念だけど、満足して帰ることができた。💓
シュクリヤ(ウルドゥー語 ありがとう)💓
3 インド食堂チャラカラ(前橋市)
群馬インド料理と言ったらココ、みたいな感じはある。
アジアハンターという会社でインド食器を売ったり、国内外でインド料理を食べまくった経験をお持ちの小林真樹さんという方がいる。インド料理好き界隈ではめちゃくちゃ有名なお方だ。
その小林真樹さんのInstagramを見ていると、わりと頻繁にこのお店が出てくる。
店内ではソロ女性も結構見かける。
行きやすいお店だ。
チャラカラは南インド料理を出す店で、ミールス(南インドの定食)やカレープレートを出している。週末にビリヤニがあるそう。
実はナンを出すようなオーソドックスなインド料理店でもメニュー表の端っこにビリヤニと書いてあることが多い。でもビリヤニという本来手間のかかる料理を即席で出すため、あまり本格的でなさそうなものもチラホラ見られる。
本格的なビリヤニ、且つ入りやすい店というのは稀有だ。重宝しよう。
4 カーリーテーブル(桐生市)
写真に一部カーリーテーブルで買った食べ物じゃないものが写っている。
館林にあるカフェプラーナというカレー屋さんもイベント出展(OTA CITY MARKET)していてサモサ(インド風揚げ餃子)が売ってたから一個買ってビリヤニと一緒に食べてた。
それはさておき、このビリヤニもまた美味しかった。
インディカ米のパラパラ感が良い。
いや、本当にすみません、これ半年くらい前だからあんま思い出せないな、、、。(笑)
食って満足して帰った気がする。
どんな味だったか復習しにいくか。
カーリーテーブルは普段はミールスという南インドの定食を出しているけど、たまにビリヤニも出しているらしい。
5 オリーブカフェ(太田市)
ここからは日本人向けのお店ではなく、外国人向けのお店で出てくるビリヤニをご紹介する。
太田駅から西に3kmほど離れたところの小学校前の建物の1階に、怪しげな飲食店がある。いや怪しげとか言ったら失礼だけど。(笑)
ごめんなさい。インド料理好きじゃなかったら絶対に入ってない。
お店の近くには工場がある。そこで働いているであろう(たぶん)色黒の南アジア系の人たちが、店の周辺には多く住んでいるようである。お店の周辺を車で通ると必ず1人以上、インド人かパキスタン人かバングラデシュ人かわからないが南アジア系の人が歩いたりチャリを漕いでいるところを見かける。
日本人にはちょっと入りにくいお店。
でも個人的には好きな店だ。入りにくさを克服すれば美味しいビリヤニがある。
外国人向けだから辛いのかなと思ったけれど、ここはそんなに辛くない。
パウダースパイスのみならず、固形のスパイス(ホールスパイスというらしい)も目立つ。
ホールスパイスは噛んだ瞬間濃い味が口の中に広がる。
バスマティライスを使っているが、パラパラといより、ふわふわしている。(説明下手か!)
チャーハンくらいのフワフワした食べ応え。
酸っぱくて辛いチャトニー(スパイスと野菜の調味料)での味変もイケる。
外国人が多いから外国人がビリヤニを食っている姿を見れる。もちろん手で食べてる人もいる。なかなか器用だよなぁ。
日本人にとって、おにぎりみたいに塊の米を手で持つことはあっても、皿に盛られた米を掴む機会はなかなかない。いや、ない。
無駄がない手食を見るとその目新しさに感心して眺めていたくなる。
6 パクカレーレストラン(伊勢崎市)
これは本当に辛かった🔥
パクカレーレストランは知る人ぞ知る伊勢崎市の工場が並ぶ地域にあるパキスタン料理店だ。
オリーブカフェ同様、こちらのお店も日本人が入りにくい雰囲気がぷんぷんしている。店内に入ってみると店員もお客さんも外国人だけで、日本人女性が1人でくるのは珍しいのだろうか、ジロジロ見られた。
ランチの混みそうな時間帯を避けたのにも関わらず、お客さんが多くて居心地が悪かったのでテイクアウトにした。
家に帰っていざオープン。
部屋の中にスパイスの香りが広がる。
食べ終わって嗅ぐとクッセェだろうけど、腹ペコの時嗅ぐとすごい幸せなキモチになるのよ。
食べてみると、結構辛い。
食べ進めるほどに辛さが増していく。
日本人に媚びない容赦ないスパイス加減。いいぞ、もっと来い。私は好きだ。
マトンは羊肉なのだが、臭みがあるというのがよくわからない。チキンに比べれば硬いし、独特な味がする。それを臭みというのか。(?)
ゴツゴツした骨付きでケモノ感がある。
嫌いじゃないがチキンの方が好きかもしれない。
そう思って食べ終える頃にはビリヤニの辛さで舌と唇がピリピリしていた。
刺激的なビリヤニとの出会いだった。
はい、お店の紹介はこれで終わり。
実は、ビリヤニって見た目あんまりインパクトがないので最初興味がわかなかった。
ビリヤニを食べようと決意して店に来たけど、他の料理に目移りしてしまい結局ビリヤニを選ばずに帰ったこともある。
だがしかし、今は逆だ。
一度食べたら虜になってしまう。
本格的なビリヤニがある店に行くと真っ先に注文している自分がいる。
それほど偉大な食べ物だ。
食わず嫌いが勿体無い食べ物ランキングTOP3に入るだろう。(私の中のランキング)
2022年に日本公開されたインド映画『RRR』の中で主人公たちが複数人で食事をしているシーンがある。
そももそ『RRR』をご存知か⁇インド好きになる登竜門なので是非観てほしい作品よ。
あそこのシーンで食べられている米料理は一体なんなのか。ビリヤニなのか、違うのか、色々意見が分かれているらしい。あれがビリヤニかどうかは置いといて、あのシーンを見るとビリヤニが食べたくなってくる。
サァ行こう、スパイス天国ビリヤニWORLD in GUNMAへ。🍚🐎
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