やりたいことを言葉にして伝えるために必要なこと
二年前、会社員だった私は第二子の妊娠がわかり、働き方を見直そうと決意しました。
そこからめぐりめぐって、イラストレーターとして開業し、イラスト制作のお仕事をいただいたり、地域で似顔絵屋さんとして出店し5ヶ月ほどで、約150名以上の似顔絵を描かせていただいたりするようになりました。
自分でも驚きの展開が何度もありました。
なぜ、そんな驚きの展開が起きるのか?
その答えを考えてみると、ことあるごとにやりたいことを言葉にして人に伝えていたことがひとつの理由ではないかと思いました。
やりたいことを、まずは、紙に書き出してみよう!
やりたいことを実現するために、まずは、言語化することが大切だといろんなところで言われています。
本当にその通りだと思います。
でも、紙に書き出したからって、それがいとも簡単に、するっと現実になる…わけないんです。
紙に書いたやりたいことは、何もしなければ、紙に書かれたまま。
私も何百回、何千回、何万回とやりたいことを紙に書いてきました。
でも、一番大事なのは、書き出した後、行動に移せるか。
そのことに長い間、気づいていませんでした。
普通に考えれば、当たり前のことなのにね。
人目につく場所にやりたいことを書く
ただただ、自分の手帳やノートに書き出していただけでは何も変わりませんでした。私の場合。
書き出しただけで満足してしまっていた私ですが、ある時から、その書き出す場所が変化しました。
思い切ってやりたいことをこのnoteに書くようになったんです。
一番、目立つのはこの記事。
でも、そのほかにも、ことあるごとに、あぁこういう風になれたらいいなぁ、こんなことしたいなぁと思うことをいろんな記事に書くようになりました。
そうすると、ノートや手帳に書いていた時とは、全く違う現象が起きました。
それは、人からの反応があること。
あちゃ〜っ!見られちゃったら、もう、引っ込めません。笑
じゃあ、やらなきゃね。ってなりました。私の場合。
書くことに慣れたら、話してみる
noteやXなどのSNSに書いて、反応をもらうことで、自分自身のやりたいことを言葉にすることへの抵抗が少しずつなくなっていきました。
それまでは、そうは言ってもできるかどうかわからないしできなかったら恥ずかしいし…って書いて投稿することにもドキドキしていました。
でも、前の記事にも書きましたが、恥はかき捨ててで、失敗もすべてネタになると思えば、まずはこんなことやってみたいって言うことぐらい大したことないと思うようになりました。
それに、自分で書いたことは自分でよーく覚えているけれど、他人は私が過去に書いたことなんて、言われなきゃ思い出さない。いや、言われても思い出せないです。
だから、大丈夫。
そうやって言語化を繰り返していくうちに、リアルの場でもここぞと言うときに、やりたいことを人に話せるようになりました。
なかなか改まって、「今、私はこんなことがやりたいです!」なんて誰かに言う機会はなかなかありません。
でも、「今、こんなことやってて、こんなことができるようになったらいいな〜と思ってるんだ」なんて話ができそうな機会はふとした時に訪れます。
ありませんか?
美容室やマッサージ屋さんなど、「お仕事何されてるんですか?」とか「お休み何されてたんですか?」って聞かれること。
オンラインスクールでWebデザインを学んでいた頃の私は、そんな質問を受けてもはぐらかして適当に答えるだけでした。
でも、実際は、家で仕事がしたいから、子どもが寝た後、パソコンに向かって勉強して、夫が休みの日は数時間部屋にこもって勉強させてもらったり…そんなことをしていました。
あの時、その事実を言えたら、もしかして未来は変わっていたかもなぁなんて、今では思ったりします。
そんな自分のこと、ましてや、できるかどうかわからないようなやりたいことを、なかなか人に話せなかった私が、半年前に「イラストレーターで開業して、絵を描く仕事をやっていきたいんです」と通っていた整骨院で話したことで、似顔絵屋さんの出店がスタートしました。
そこで、勇気を出して話せたのは、日頃からnoteや SNS、オンラインコミュニティの仲間内で、自分のやりたいことを言葉にしていたからだと思います。
心の中に準備して、テキストのやり取りであっても人に届ける言葉として外に出す練習をしていたから、ふとした時に、口に出して話すことができたんではないかと思います。
それ以降は、出店した先で出会う方にも、今、こんな活動をしていて、こんなことをやっていきたいと思っていて…という話をするようになりました。
それによって、次のイベント出店が決まったり、横のつながりが広がったり、思いもしない驚きの展開が生まれているのだと思います。
やりたいことを言葉にすることは、案外、簡単なことだと思います。
でも、一番大事なのは、それを誰かに伝えること。知ってもらうこと。
そこには、とてつもない勇気が必要かもしれません。
でも今は、SNSが発展した便利な世の中です。
フォロワー数なんて関係ありません。
とりあえず、そこで書いてしまえば、誰かしらの目に触れることになります。
たとえ最初は、誰からも反応がなかったとしても、ノートや手帳に書いて自分の中だけで納めていたときよりも、確実に、外に向けて言葉を紡ぐ練習になっています。
すぐに何かに繋がるとは限りません。
でも、やりたいことを言葉にして人に届ける練習をしておくことは無駄なことではないと思います。
私のように、自分のことを話すのが苦手な人は、やりたいことを書き出すのは意外と得意なのかもしれない。
じゃあ、次は、
やりたいことを言葉にしてどう伝えるか。
練習あるのみだと思います。
私も修行を続けます…。
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