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やりたいこと 【かわいい(不登校の)子には旅をさせよ(ママにもね)】

不登校の息子と共に5週間のベトナム旅行。以前の記事で、息子がニャチャンでカイトサーフィンをやりたいと言い出したことを書きました(こちら)。現地のツアー会社に問い合わせをしていたのですが、結局体験はできませんでした。

息子は普段、あまり興味が向く先が多い方ではなく、ましてやこんなアクティブなことに挑戦したいということはほとんどありません。なので、できるだけのことは私もしました(問い合わせただけですが)。そもそも、カイトサーフィンは簡単なスポーツではないし、ニャチャンでは日本語でサービスを提供しているところがなさそう。もしもの場合を考えるとやはり英語ができないとかなり不安です。第一、カイトサーフィンは日本でも体験ができる。ニャチャンでないとできないことではないのです。

上記のようなことを息子に話すと、頭では納得したものの、「ニャチャンだからやりたかった。ここに来た意味ではないけれど、ニャチャンでカイトサーフィンをしたんだ、という一つの思い出にしたかったというようなことを言っていました。

確かに気持ちは分かります。「せっかく来たんだから何か思い出を作って帰りたい」。「せっかくだから特別なことがしたい。」分かるのですが、「旅先だから、いつもとは違う環境だから◯◯がしたい」は本当の「したい」ではないですよね。実際、「日本でもできるよ。帰ったら行こう」と言うと「それはいいや」とのこと。やっぱりね。

もちろん、何にせよチャンスがあって、(理由が何であれ)やりたいのならやればいいと思います。今回も、もし条件が揃えばカイトサーフィンをやらせていたと思います。ただ、「やりたいこと」にフォーカスを当てたとき、「ニャチャンに来たからやりたい」のなら、それは、本人にとってやってもやらなくてもいいことなのだと思います。だから、残念ではあるけれども、まぁいいかという結論に達したのでした。

そして、「やりたいなと思ったけど、やれなかったな」とうのもまた一つの経験。人生そういうこともある。そこから学ぶこともある。母は、これを機に大の苦手の英語をやる気になってくれと密かに願うのでした。

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